な、なんと、弟くんに初めての彼女が出来ました
「言おうかどうか迷ったんだけど~」
・・・と、照れくさそうに報告してくれた弟くん。
「ほんとに~??」
「だれ? だあれ? お母さん知ってる子~?」
「〇ちゃん? それとも〇ちゃん?」
「おしえて、おしえて~」
と、はしゃぎまくる母から逃げるように、
「質問は受け付けてませ~ん」
と、そそくさと出かけてしまいまいした。
・・・弟くんに彼女かぁ・・・
つい先日まで、
「好きって気持ちになった事ないんだよなぁ・・」
なんて言ってたのに、
彼女出来たんだー。
・・ってね、心底嬉しかったのに、、、
少し経ったら、なんか寂しい気持ちになってしまって、
寂しいなんて思っちゃいけないのに、、、
節目節目に訪れる、少しずつ親離れして切り離されていくこの感じ?
初めて感じたのは、へその緒を切られた時。
元気に生まれてきてくれて嬉しかったのに、出産してお腹が空っぽになった時の寂しさ。お腹の中でもぞもぞ動いていた、あの愛おしい感じがなくなって、、、産後うつって言うほどじゃないけど、謎の喪失感ありましたね。
2回目は、卒乳の時。
おっぱい欲しがって3日間泣き続けた弟くんを、断腸の思いで止めたあの時。母はしばらくおっぱい張って辛いのに、赤ちゃんは3日泣いて嘘みたいに忘れちゃうんだって、寂しかったなぁ。
その後は、成長と共に少しずつ親離れしていって、友達と過ごす事の方が優先になって、親も時間をかけて子離れの準備ができたように思うけど、
ODになって、4年もの間ずっと家に居る生活になって、また母としか話す事がない生活を強いられて、不憫でしかたなかったけど、
「将来は離れて生活するようになるんだろうし、今こうやってお母さんと過ごせる時間は貴重なのかもしれないよ」
って、まだ小学生だった弟くんが言ってくれた時は、泣けてしまいました。
この時の言葉にどれだけ救われたか。。。
そんな弟くんも、中3でODを克服してからは、また昔のように友達優先の生活になって、そんな生活を取り戻せた事に心底安心して見守ってきたつもりだったけど、
今回、彼女が出来たって聞いたら、急に寂しい気持ちになってしまって、「こんな感情、いかんいかん」「私は全然子離れ出来てないじゃん」って、落ち込んだ気持ちになって、そんな感情をお兄ちゃんに聞いてもらいました。
「母親業ってさ、切なすぎると思わない?」
「自分の命より大事と思って、心底愛してきた人(子ども)が、いずれ他の人を好きになって、絶対自分の元を離れて行ってしまう運命なんだよ、、、切なすぎるよね、、、」
「男の子って、結婚したらお嫁さんの方に行っちゃって、いや、それでいいんだけど、、、いいんだけどさ、母親業は切ないね。。。」
(結婚の話しまで飛躍しすぎだけど・・もう思考がね、そこまで行っちゃうわけです。。。)
「えー、俺はそんな風に思わないけどな」
「(大切な)家族が増えるって感覚で嬉しいけどね」
って。
お兄ちゃんは弟くん大好き。4才でお兄ちゃんになってから、ずーっと溺愛してきて、私と "どっちが弟くんの良き理解者か争い" するくらい、弟くんの事溺愛してきてたのに、まさかの、大人な発言。
「大好きなのに、ジェラシーとかないんだ?」
「そんなのより、やっと弟くんの良さをわかってくれる奴が出てきたか!って嬉しいじゃん」
と。。。
なんか・・・お兄ちゃんってば凄い!
そんな風に答えてくれたお兄ちゃんがなんだか嬉しい。
大切な人(家族)が増えるって、なんて素敵な発想なの
お兄ちゃんのお陰で、寂しかった気持ちがHappyな気持ちに変換する事ができました!
お兄ちゃんにも大切な人が出来て、Happyの輪が広がるといいなぁ。
ちなみに・・・
弟くんの報告を聞いた旦那さんの反応は、
「おー良かったじゃん!」
やっぱり男同士、同性だとこんな反応なんでしょうね。
きっと、これが娘だったら私と同じようになってたはず。笑