先日、旦那さんのジーンズを買いに出かけた時の、ある青年との、ほんのちょっとした出会いのお話しです。
ジーンズショップを久しぶりに訪れた旦那さん。
体型も変わったりしてるので、いろいろ迷いながら選んでいたわけですが、そんな私達の様子を見てジーンズの説明をしてくれた店員さんが、とっても詳しくて、的確なアドバイス。
そして、必要な事だけ話したらサッと離れて、様子を見てまたさりげなく手を差し伸べてくれるという、サラッとしているけど、もの凄く絶妙な距離感を保ってくれる、その青年の接客がすごく心地よくてプロフェッショナルさを感じてしまいました。
活字にしてしまうと、ごく普通の事のような、当たり前の事のような、受け身の接客をポリシーとしているユニクロ方式よね、って事で片付けられてしまいそうですが、違うんです。
多分、その青年の接客に心地よさを感じたのは、"ジーンズが凄く好き"という気持ちや、"接客業が楽しい"という気持ちが伝わってきたからなんですよね。
普段は接客されると気を使ってしまうのが嫌で、店員さんが話しかけてきてもあしらってしまう私ですが、この店員さんの接客は楽しんでる波動?が伝わってきたんだと思います。
年の頃、お兄ちゃんとそう変わらない年齢の青年が、キラキラした目で働いている姿が羨ましくもあり、思わず話しかけてしまいました。
凄くジーンズの事詳しいですね
ジーンズが好きなんですね
そうなんです。僕、洋服が好きで高校卒業する時に、服飾の専門学校に行こうか迷ったんですけど、ここに就職決めちゃったんです。接客してる時が一番楽しいんです
(やっぱり!)そうなんですね
好きな事が仕事に出来てるって素敵ですね
同じ年くらいの息子が居るんですけど、こんな風に好きな事見つけてくれたらいいなと思って
けど、僕、資格とか持ってないので、これでずっといいのかなって思いもあるんですよね。。
大人になって思うんですけど、資格とか学歴とか全然関係なくて、好きな事を突き詰めて生きていけるって一番幸せなことだと思いますよ
(満面の笑顔で・・・)ありがとうございます!
生き生きしている人って素敵ですよね
なんだか私までHappyな気持ち頂きました
旦那さんも、「接客上手な子だったね~」とご満悦な様子。
帰り道、
旦那さんと話したのは、お兄ちゃんのこと。
「お兄ちゃんも、あんな風に楽しく生きていってくれたらいいね」
「あの店員さんのように何か好きな事を見つけられて、楽しい!と思って毎日過ごせるようになってくれたらいいね」
と、2人の気持ちは同じ想いでした。
いまの高校に通うのが苦痛に感じているお兄ちゃんを毎日見ているのは、本当に辛いこと。「どうしてあげたらいいんだろうね・・」と毎日、毎日、旦那さんと話してはため息ばかりです。
弟くんは好きな事、やりたい事がいっぱいあって、友達に囲まれて生きていく姿が想像できるので何も心配ないのだけれど、お兄ちゃんがどう生きていくのかはずっと心配な私達。。。
お兄ちゃんも、この店員さんのようにキラキラした目で過ごせる何かを見つけられるといいな。。。
いや・・・
こういう時、「いいな」じゃなくて、「こうなる!」と言い切った方がいいんだったかな。
お兄ちゃんも、キラキラした目で過ごせる日が必ずくる
父も母も信じてるよ