我が家ではもう何十年も当たり前のようにテフロン加工(=フッ素加工)のフライパンを使ってきていました。
1-2年使って焦げ付きやすくなったら買い替える。そんな事をなんの迷いもなく繰り返してきていた訳ですが、子供達の病気を通して化学物質や添加物の事を気にするようになった時、気になった一つがこのテフロン加工(=フッ素加工)のフライパン。
「傷ついた状態でテフロン加工(=フッ素加工)のフライパンを使い続ける事は良くない」とか、「空焚きはいけない」そんな事くらいしか知らなかった私ですが、「何故いけないのか?」を知った今は、テフロン加工(=フッ素加工)のフライパンは使用できなくなりました。
テフロン加工(=フッ素加工)フライパンの注意事項
皆さんが既に知っている事だと思いますが、テフロン加工(=フッ素加工)のフライパンを使用する時の注意事項は、
- 空焚きしないこと
- 強火で使用しないこと
- 金属製のおたまやフライ返し、へらなどは使わないこと
- 調理後はすぐに、料理を移し変えること
- 使用後の鍋をすぐに水につけないこと
- 硬いもので洗わないこと
- 柔らかいスポンジなどを使用して洗う
すでに実践されている内容ばかりだと思うのですが、何故これらがいけない事なのか
そのあたりの事を詳しくお話ししていきたいと思います。
空焚き高温になることで有毒ガスが発生する
テフロン加工(=フッ素加工)フライパンが危険と言われている最大の理由は、過燃焼による有毒ガスの発生です。
アメリカの環境保護団体が行った実験によると、表面温度が240℃以上で有害物質が溶け出し、360℃に達すると有毒ガスが発生し始めることがわかっています。
有毒ガスには、呼吸困難を起こすものや致死レベルの猛毒ガスも含まれています。しかも、怖いのは発生する有毒ガスはいずれも無色無臭であるということ。いつの間にか有毒ガスが発生していても、それに気づくことができないのです。
テフロン加工(=フッ素加工)フライパンを強火で空焚きした場合、2分半でフライパンの温度は250℃前後となり有害物質が溶け出す温度に達し、4分半を過ぎた頃には360℃に達し有毒ガスが発生する状態になってしまいます。
たったの数分で・・・怖くないですか?
空焚きなんかしないから大丈夫?
空焚きなんかしないから大丈夫よ!
と、私も思っていたのですが、数本のウインナーを炒める時や、目玉焼き一つだけ作る時など、少量の食材を加熱している時って、食材以外の場所は空焚き状態なのです。。。
その時間が上記の2分半、4分半を超えていたら・・怖くないですか?
回避策として、少量の食材を調理する時はフライパンから離れず、食材をよく動かしながら調理すれば大丈夫らしいですが。
少量の油で揚げ焼きも?
揚げ物は滅多にしないけど、少量の油で揚げ焼きは我が家ではよくやっていた調理法でした。
けど・・これも今までの説明通り、ヤバい状態になっているわけです。
テフロン加工(=フッ素加工)フライパンの調理温度の上限は180℃なので、揚げ焼きする調理法だと、上限ギリギリだったという事。
かなり火加減を気にしていないと、上限超えてしまい、フライパンの劣化・有害物質の溶け出しが始まってしまっているというわけです。。
温度変化や傷が悪い訳は?
テフロン加工(=フッ素加工)のフライパンで料理した後、熱いうちにお水をかけてさっと洗い流した方が汚れが簡単に落ちるので、いつもその流れで片付けていたのですが・・・
この急激な温度変化が、テフロン加工(=フッ素加工)のコーティングをはがしてしまっていた最大の原因だったのです
傷をつけたらいけない訳は、単純にテフロン加工(=フッ素加工)が剥がれてこびりつきやすくなってしまうからと思っていた私ですが、そんな単純なことではなかったんですね。。
傷があるテフロン加工(=フッ素加工)フライパンに、調理したものを残した状態で、
「まだ酢豚のおかわりあるからね~」
とか、しばらく放置しておくと、「酸」が発生して、それがフッ素樹脂を傷めていくことになるのです。
傷めてしまうとどうなるかというと、
テフロン加工(=フッ素加工)フライパンの多くは、アルミ素材にテフロン加工(=フッ素加工)を施したもの。そのため、フッ素樹脂が剥がれた個所から、調理の度にアルミニウムが溶け出すことになります。
アルミニウムの体への吸収率は0.1%とも言われていますが、一旦体に取り込まれたアルミニウムは排出されにくく、腎臓や泌尿器系への影響が懸念されています。
フッ素樹脂(PTFE)そのものだけでなく、フッ素樹脂を接着させるために使用される化学物質PFOAについても、アメリカのガン協会が発がん性や奇形への影響を指摘しており、熱分解されて食材に溶け込むのはとても危険です。
まとめ
テフロン加工(=フッ素加工)フライパンの危険性のまとめは、
- フッ素樹脂そのものが剥がれる
- フッ素樹脂が剥がれたところからアルミニウムが溶け出す
- 240℃以上で有害物質が溶け出す
- 360℃以上で有毒ガスが発生する
- たった数分の空焚きで有毒物質・有毒ガスが発生する
- 少量食材の調理が危険
- 少量油の揚げ焼きが危険
いかがでしたか?
便利なテフロン加工(=フッ素加工)のフライパンですが、使い方にかなり注意点がある事がわかってもらえたと思います。
安全なフライパンは?
私のおすすめは、安全性・使い勝手・耐久性の面で、断トツ鉄フライパン
今までは鉄フライパンって重くて面倒なイメージしかなかったのですが、使ってみると意外に大丈夫で、きちんと温めてから使えば少量の油でも食材がくっつくことなく仕上がりました
熱効率も良いので高温調理を気にする事なく、時短で節電効果もあり
鉄フライパンにしてから、チャーハンが激うまで感動です
お手入れは、鉄たわしでガシガシやっても大丈夫なのが楽ちん
なにより素晴らしいと感じたのが、テフロン加工(=フッ素加工)フライパンと違って、鉄フライパンって一生ものなんですね
使えば使うほど油が馴染んで使いやすくなっていく感じがまた良し。
コストパフォーマンスは最強です
更に思いがけないメリットだったのは、鉄フライパンで調理すると食材の中に鉄分が溶け出すため、鉄分補給にもなるという事
しかも、鉄フライパンから摂取できる鉄分は、吸収率の良い鉄分とされているらしく鉄剤を飲むより効果が期待できるとの事なので一石二鳥
おススメは、リバーライトの極フライパン。
普通の鉄フライパンよりも焦げ付きにくくて、お手入れも簡単という口コミに惹かれて購入しました。
リバーライトの極フライパンは、鉄の表面を窒化させるという特殊な処理のおかげで錆びにくい!錆び防止塗装もされていないので、使い始めの空焚きも不要です。
最後に
フライパンから話がズレてしまいますが、フッ素と言えば虫歯予防でよく耳にしてきたフレーズでしたが、下記のような意見もあります。
「フッ素入りの練り歯磨きを使うとガンになる」という記事がアメリカのMidnightの1967年3月号に書かれています。そこには、「アメリカでガンで死亡した人156人を解剖して調べた結果、骨髄中に多量のフッ素が蓄積していることが解った。そして重要なことはガン組織に蓄積することである。また156人中121人は水道水にフッ素化していない地方の人であったことから、フッ素入りの歯磨きからきたものと見てよい。
フッ素の過剰摂取は骨軟化症、脂質代謝障害と脳神経障害という最も重い障害と関連します。
これらは、無防備な、フッ素入り歯磨き粉やテフロン加工のフライパンなどの使用によるフッ素摂取が、がん罹患率増加のひとつの要因ではないかと考えています。
引用:「医者に頼らなくてもがんは消える」著者:内海聡
と書かれています。
フッ素については、フライパンにしても、虫歯予防にしても賛否両論別れるところで様々な見解があります。
虫歯予防で歯に塗布するフッ素は、摂取してるとは言えないくらいの微量だから大丈夫と書かれている歯科医師もいらっしゃいました。多分、それも本当に安全な範囲の分量なのだろうと思います。
けど、添加物の怖さを知った今は、「毒だけど微量だから大丈夫」という気持ちにはなれず、もっと安全な方法で別な選択肢があるのなら、そっちを選びたいと思っています。
我が子を診てもらうなら、下記の歯医者さんのような方に診て頂きたいな。
フッ素を体の中にいれないこと、それが一番。