漢方医曰く、らっきょうは家庭で作れる究極の漢方薬だそうです。
調べてみると、らっきょうの効果効能が凄い!
(生食の場合)
- 免疫力アップ
- 抗酸化作用
- 抗真菌作用
- 癌や動脈硬化の予防
- 心筋梗塞、脳梗塞の予防
- 高血圧予防
- むくみ防止
- 血糖値の上昇を抑制
- 血中コレステロールの低下
- ミネラルの吸収促進
- ビフィズス菌を増やす
- 重金属のデトックス効果
- 下痢や便通の改善
- 血液サラサラ
- 疲労回復
- 皮膚や粘膜を守る
- 整腸作用
- 食欲不振の解消
- 老化防止
- 美肌効果
- ダイエット効果
などなど、数えきれないくらい。
その中で私が注目しているのは、抗真菌作用
なんと、らっきょうに含まれるアリシンが、カンジタ菌糸の成長をストップさせてくれる効果があるんです。
カンジタ菌の除去には、にんにくが効果的とよく言われていますが、それはにんにくに含まれるアリシンが、カンジタ菌のSIR2遺伝子を抑制して死滅させてくれるのだそう。
その効果は、にんにくを生で食べる事で発揮できるらしいけど、生のにんにくを毎日食べるって、なかなか現実的ではないですよね。。。
でも、らっきょうなら可能!
生のにんにくほど匂わないので、甘酢漬けや塩漬けにしておけば、ポリポリとお漬物代わりに毎日食べる事ができますよね。
これは作るしかない。
簡単!らっきょうの漬け方
らっきょうが購入できるのは、5月~7月と短い期間しか販売されていないので、時期を逃してしまった方は来年狙いで。
スーパーに並んでいるらっきょうは、綺麗に洗われているものが多いですが、私は無農薬の土付きの物をゲットしました。
らっきょうは成長が早くてすぐに芽が伸びてきてしまので、届いたらすぐに処理する事! が鉄則らしいです。
1. らっきょうを流水でもみ洗いし、先端と根を切り落とす
写真は既に先端と根を切り落とした状態。
2. らっきょうの薄皮をむいて、流水でよく洗う
写真は既に薄皮をむき終わった状態。
3. ザルに広げて自然乾燥
水分が残っていると保存時のカビの原因になるので、ザルに広げて自然乾燥。(小一時間)
4. 保存ビンを消毒する
保存ビンはしっかりと消毒処理しないと、手間暇かけて作ったらっきょう漬けが腐敗してしまう原因になってしまうので、ここは手抜きせず頑張りどころ。
小瓶は、沸騰したお鍋に入れて煮沸消毒。大瓶はキッチン用のアルコール除菌スプレーをまんべんなく散布して、アルコール消毒しておきます。
5. らっきょうの水分をしっかり拭き取る
乾いたらっきょうを、キッチンペーパーでよく拭き取ってから、保存ビンに入れていきます。
6. 漬け汁を準備
漬け汁のレシピはいっぱいありすぎて、ここでめっちゃ迷いました。。。
漬け汁を沸騰させたものを熱々の状態でらっきょうにかけるもの、一度らっきょうを湯通しするもの、一度塩漬けしてから塩抜きし甘酢漬けにするもの、お砂糖の量、お塩の量、ホント沢山ありすぎて、どれが正解なのかわからなくて迷いましたが、
とりあえず作ってみて、自分好みに研究していくしかない。笑
と割り切り、最後は主婦の勘で選んでみました。
ラカントで作る甘酢漬け
らっきょう 1kgに対して、
- 赤唐辛子(刻み) 適量
- 米酢 or 黒酢 500ml
- ラカント 300g
- 海塩 60g
上記材料をすべて合わせて、消毒済みの菜箸 or 泡だて器などで、ラカントと海塩が溶けるまで混ぜ、らっきょうを入れた保存容器に入れていきます。
(ここで溶け切らなくても大丈夫。数日おきにビンを逆さにして、全体が混ざるようにしてあげたら、自然に溶け切りました。)
漬け汁が足りなかったら、上記比率で追加して作ってください。
あっさり塩漬け
らっきょう 1kgに対して、
- 水 1200ml
- 海塩 120g
上記材料を全てお鍋に入れて、塩が溶けるまで煮立たせます。
冷めたら、らっきょうを入れた保存容器に入れていく。
5. 完成!
5リットルのビンに2つ出来上がりました。
1ヶ月半後・・・
らっきょうが美味し過ぎて、あっという間になくなっていったので、追加でらっきょうを購入し、最終的に15kg作りました。
らっきょうの効果的な食べ方
- 可能なら生食で!(勿論、甘酢漬けでもOK!)
- 漬け汁も余すことなく利用(ドレッシングなど)
- 食前に食べるのがおススメ(血糖値対策)
- 1日4粒まで(胃腸が弱い人は少量)
らっきょうは、生で食べる方が栄養素をしっかり補給できるのでおススメ! でも、年中手に入るものではないので、保存食にする為に甘酢漬けや塩漬けにするわけですが、
この漬け汁も余すことなく利用することで、溶けだしたビタミン・ミネラルをもれなく摂ることができますので、我が家ではドレッシングや酢飯などに使っています。
そして、食前に食べることで、らっきょうに含まれる水溶性食物繊維が、糖の吸収をゆるやかにしてくれるので、機能性低血糖の予防になります。
注意したいのは、効果があるからと沢山食べ過ぎないこと。
とくに生で食べる場合は、より刺激が強くなるので、胃に負担をかけないように少量から試してみてくださいね。
いつもよりお腹が張ったり、おならが出やすくなったり、ゲップが出るようになったら、SIBOの可能性があるので、量を減らすか中止して様子を見てくださいね。
あとがき
らっきょう大好きだけど、らっきょうを自分で漬けるなんて発想さえなかった私。けど、いざ作ってみたら意外と簡単!
綺麗に洗って、つけ汁に漬けるだけだから。
3日目から食べられちゃうので、本当に簡単。もともとは生で食べられる物なので、すぐ食べられるのがいいですよね。
らっきょうはカレーに添えられているイメージですが、私は市販の添加物だらけの甘いらっきょうがホント苦手で、買う時はいつも塩らっきょうを探していました。
それでも添加物があれこれと入っていて、なかなか買えるらっきょうって売ってないんですよね。
でも、自分で作るとこんなにシンプルな材料で簡単に作れちゃうって事がわかったので、
これからは毎年初夏の手しごととなり、我が家の食養生にかかせないものとなりそう。
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