子ども達がグルテンフリー生活になって、一番苦労したのが100%米粉で作る米粉パン。
いろいろなレシピありますが、沢山の失敗を経て、私が辿り着いた最強レシピをご紹介したいと思います。
手捏ねなし、ホームベーカリー(手動)で作るレシピになります。
材料 (仕上がり1.5斤分)
- 山梨県産うるち米しっかり系パン用米粉 390g
- アルファ化米粉 16g
- きび砂糖 7g(お好みで増量可)
- 海塩 7g(お好みで増量可)
- 白神こだま酵母ドライ 6g
- 米油 or オリーブオイル 大さじ2杯
- ぬるま湯 450ml
※ぬるま湯は手で触って熱くない程度の温度。30℃~40℃くらい。
作り方
1. ホームベーカリーにぬるま湯と油を入れてから、材料を全部入れる。
2. ホームベーカリーの「こねる」機能で10分。
↓この間お手伝いが必要です↓
蓋を開けて、中のパンケースの壁際に張り付いている粉をヘラで落として、粉残りがないように手助けしてあげる。
この写真の生地は固め。理想は次の写真。
この途中で、レーズンやミックスシード入れてもOK!
こんな感じに筋がつかないくらいの固さが理想。(お水で調整)
3. ホームベーカリーの「発酵」機能で50分。
パンケースの8分目くらいまでの発酵が理想。
(元の生地高より3倍くらいの高さ)
ここを越えてしまうと発酵し過ぎ。
50分で足りなかったら、5分、10分と様子見ながら追加で発酵。
4. 理想の高さまで発酵が終わったら、ホームベーカリーの「焼く」機能で50分。
5. 完成!
6. 焼きあがったパンを取り出し、荒熱が取れたらジップロックなどに入れて8時間以上寝かせる。
寝かせる理由は、切りやすくする為なので、焼きたてを食べるのも勿論ありです。
焼きたての米粉パンを切る時のコツは、一回一回ナイフを洗う事。こうする事で、かなり切りやすくなります。
完成した米粉パンは、しっかり膨らんで綺麗な仕上がり
(高さ14cm)
見てみて、このキメの細かさ。
ふんわりしているのに、しっかりしてボロボロしないので、ホットサンドも作れちゃいます。
このレシピが出来るまで
米粉パン作りの一番の肝は、どのメーカーの米粉を使うかって事。この選び方で仕上がりが全く変わってきます。
私のおススメの米粉は山梨県産の米粉。大人気のミズホチカラより小麦に近い仕上がりになるので、ほんとおススメ。
しかも、ミズホチカラより安い!
一番苦労したのは、米粉が膨らまない性質ってこと。
小麦のパンがふわふわなのは、イーストから出される炭酸ガスをグルテンが包み込むことによって生み出されるのですが、米粉にはグルテンがなくて炭酸ガスが抜けてしまうので、膨らませる事は至難の業なんですね。
なので、このレシピに辿り着くまでは、膨らまないからずっしりと重くて、粘り気が強く、サクッとした食感とは程遠い米粉パンしか出来なくて、正直美味しいとは言えない代物ばかり。
それを変えてくれたのは、アルファ化米粉との出会い!
アルファ化米粉とは・・炊飯した米を加熱しながら急速乾燥させた米を製粉したもの。
このアルファ化米粉が、増粘剤や乳化剤などのような役割をしてくれるらしく、これを入れた事で、ふんわりと美味しい米粉パンが出来上がったのは、ほんと感動でした!
まとめ
100%米粉パンをふっくらに作るポイントは3つ!
このレシピで作るようになってから、ほんと失敗知らずになりました。小麦で作っていた時のように、高さのあるふっくら米粉パンが必ず作れます。
ただ・・・1つだけ注意点、
ホームベーカリーを手動で作るので、発酵途中で忘れてしまうと、発酵し過ぎて大変な事になってしまうので、必ず携帯などでタイマーするようにしてくださいね。
私が使ってるホームベーカリーはこれ。
もう10年以上ヘビロテしてるけど、故障する事もなく愛用しています。
最後におまけ画像。今までの失敗作です。
なにこれ? 笑
膨らまず、ずっしり重い米粉パン。
膨らまな~い。もっちり重い。。。
高さ(膨らみ)がなく、キメも荒くて、
発酵に耐えられず沈んでしまったネコ耳パン。
小麦に近づけたくてそば粉入りで作ってたけど・・
膨らまないから、一枚が重くて美味しくない。。。
発酵の途中でうたた寝してしまって、
ホームベーカリーの中で大爆発。。。
失敗ばかりでした。
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