画像引用:Yahooニュース
先日、原発不明がんで亡くなってしまった森永卓郎さんですが、癌が発覚してからの1年3ヵ月の間、ご自身が選択された検査や治療方法などを発信してくださっていたので、森永さんの寛解を願いながら、ずっと読ませて頂いていました。
月120万円もかけて選ばれた治療は、なかなか普通の人には真似できない事だけど、森永さんが書き残してくださった中には沢山の気づきや気になった事があったので、ここにまとめてみたいと思います。
基本的に森永さんが書かれた『がん闘病日記』や他ニュース記事でのインタビューでお答えになっている森永さんの言葉から拾い集めた内容になっていますが、そこから読み解く私の考察ということをご了承ください。
癌になった原因はワ〇チン?
森永さんが亡くなった後に知ったのですが、なんとワ〇チン5回も打っていたんですね。。。
ご自身では「因果関係は証明できないけど」と仰っていますが、ワ〇チン5回目摂取後に「突然背中に経験したことのない激痛が走った」というのが、思い起こせば最初の異変だったそうです。
下記リンクのYouTubeでサラッと語られていますが、因果関係ありありじゃない?
この動画はいずれ削除されてしまうかも。もし削除されていたら、こちらでも視聴できます。
森永さん、医療の闇にも気づいてほしかった。
コロナ禍が過ぎてから、癌や心筋梗塞などで亡くなる方増えてませんか?
私の身近な所でも、なにも持病がなかった叔母が心筋梗塞で突然死。友達や親せきでも癌になる人やたらと増えています。皆、盲目的にワクワクしてきた人たち。これって、やっぱりそうですよね?
それと、森永さんが癌になった原因として、もう一点ご自身で話されていたのが不健康なライフスタイル。
癌は「食原病」と言われている事をご存知なのにもかかわらず、がん発覚後も食事を見直すことなく、好きな物を食べていたという森永さん。
私が決めたのは、好きな物を好きなだけ、何も気にせず食べること。アイスやケーキを間食でバンバン食べ、一日中、アメを舐めている。オクラやめかぶなどのネバネバ系も健康にいいとされるが嫌いだから口にしない。ラーメンやカルビ、豚バラブロックなど脂っこいものも好物で積極的に食べている。(中略)タバコはやめていない。今も1日20本以上吸う不健康なライフスタイルである
明らかに良くないな~と思いますが、でも、デメリットを承知の上でそのリスクと天秤にかけて「俺はこっちの方が幸せなんだよ」と好きなように生きるのも、1つの生き方ですものね。
そして最期に、「人生でやり残したことがほとんどない」と言えるのですから、本当に充実した人生を過ごされてきたんだなと思いました。
膵臓がんは誤診だった?
森永さんは、癌発覚と公表された当初は『すい臓がん』という事でしたが、その後の検査(がん遺伝子パネル検査)で『原発不明がん』と変更されました。
この変更されるまでの経緯を抜粋すると、
「来年の桜は見られないかもしれませんよ」――。医師から余命4ヵ月の宣告を受けたのは、2023年11月のことだった。私(森永氏)は、にわかに信じられなかった。体調はすこぶるよかったし、腫瘍マーカーの数字も正常値だった。PET検査という検査も受けた。ガン細胞は、糖分を好むので、放射性フッ素を添加したブドウ糖を静脈注射して、その後、特殊なカメラで全身を撮影し、放射性フッ素の分布をみると、ガンのある部位が光って見えるという検査だ。私の場合、光ったのは胃とすい臓だけだった。
そこでまず検査がしやすい胃を徹底的に検査した。しかし、あらゆる深さの部位から組織を取って生体検査をしても、一切ガンはみつからなかった。胃は、完全に「シロ」だったのだ。そこで、今度は超音波内視鏡の検査をした。ところが、すい臓も、とてもきれいで、病変は一切みつからなかった。
しかし、私がガンを患っていること自体は間違いないなかった。それは、肝動脈の周囲を取り囲む「モヤモヤ」した組織を取って検査をすると、転移したとみられる腺ガンが検出されていたからだ。ただ、そのモヤモヤがどこから浸潤してきているのかが分からない。
近所の病院の医師の判断は、「原発(転移のもとの臓器)は、すい臓だろう」というものだった。徹底的な検査をしたから胃がんの可能性はない。すい臓に関しては、そこまで詳しい検査をしていないから、すい臓のどこかにガンが隠れているはず。すでに転移をしているのだから、ステージ4で、一般的にはあと4ヵ月ほどしか命は持たない。医師はそう判断したのだ。
私は、その見立てに納得できず、ガン診断の名医と言われる東京の医師二人にセカンドオピニオン、サードオピニオンを聞いた。驚くことに二人とも、診断が近所の医師とまったく同じだった。
この内容を見る限り、明らかな診断というよりは、消去法で当たりを付けている感じです。
問題なのはこの後、
2023年12月27日、朝のラジオ生放送から帰宅するその足で、私は近所の病院でアブラキサンとゲムシタビンというすい臓ガン向きの抗がん剤を点滴で投与した。当日は何も起きなかったが、翌日私の体調は激変した。
何も食べられない、水分も取れない、立っていることも、考えることもできなくなってしまったのだ。この時は、三途の川がはっきりと見えた。残り数日の命だと思った。
すい臓がんの抗がん剤を投与した事で、死にそうになったと書かれています。
抗がん剤を打つまでは、全然元気だった。全く普通。それなのに、打った直後から急速に体調が悪化していって翌日と翌々日はもう立っていられない。吐き気がする。「このまま死ぬな」って人生で初めて思った。
後の検査で、すい臓がんじゃなかったと判明するわけですから、適切じゃなかった抗がん剤を投与してしまったという事。
息子の康平さんが、「そもそも誤診だったのではないか?」と言ったそうですが、森永さんは「そうは思わない」と。
医師からサードオピニオンを聞いたあとも、複数の医師に診断当時のデータに基づいてどう診断するかを尋ね続けた。そして全員が「すい臓がん」と答えたのだ。つまり、診断を誤ったのではなく、そう診断するしかないデータだったのだ。
と答えられています。
この流れを読んで、死にそうになったのにもかかわらず、こんな風に言える森永さんの達観した感じに驚かされたことと、これだけ複数の医師が揃って診てもわからない状態で診断を下し、治療が進められてしまう事に恐ろしさを感じました。
森永さんは、抗がん剤で死にそうになった後、別なクリニックで "少々特殊な気つけ薬" の点滴を受けた事で、奇跡的に一命を取り留めたとのことですが、この時受けたダメージは相当大きかったんじゃないかと思ってしまいます。
ワクチンで免疫不全➡癌➡合わない抗癌剤➡更に悪化
という事なのでしょうか。。。
それにしても・・・
ほとんどの人は、行ってもセカンドオピニオン? なかなかサードオピニオンまで行く人はいないように思うのですが、森永さんは100人近いお医者さんと話されていたというのも驚き。
私は100人近いお医者さんと、自分の病気について話をしています。それでわかったことは、お医者さんによって考えや言うことがバラバラだということ。そこから「本当のことは誰にもわからない」ということがわかりました。
彼らが「名医でも、正確な病名と対処法を言えることは半分もない」と言っていたのを覚えていますが、それは真実なのでしょう。人間の体は機械じゃないんだから。
この経験談から、医者頼みで丸投げすることがどれだけ危険かがわかりますね。
私も以前はそうでしたが、病院に行けば治してもらえると思っていたので、医者頼み、薬頼りでしたが、自分の身は自分で守られるように、きちんと情報収集し正しい選択ができるよう学んでおく事が大切!と改めて思いました。
万人に効く特効薬はないということ
森永さんが選択されていた治療法は、
- オプジーボによる保険診療
- NK療法(血液免疫療法)による自由診療
これらの治療法に対して、ここでは深堀しませんが、森永さんは月120万円かけて治療されていました。
がん公表後も精力的に活動されている様子から、どんな治療法をしているのかの問い合わせが多く、それに答えて全て公開されていましたが、
お答えはしますが、私と同じことをやって効果があるかどうかは、まったく分かりません。私自身が完治に向かっていないので、お金をドブに捨てることにもつながりかねないので、そのことは理解してください
この治療は、たまたま自分には合った(合わなかった)というのを強調されていました。
それに、森永さんが選択されていた組み合わせは、普通は医者に反対される組み合わせなのだそう。
オプジーボと免疫療法の併用は死亡例があるとのことで16年に「適正使用のお願い」が出ている。
との事。
そして、治療法の問い合わせよりも圧倒的に多く寄せられているのが、「この治療法がいい」「この食事療法がいい」というアドバイス。
がんを公表してから私のもとには「この治療をやれ」「この食事法がいい」というアドバイスが、2000件以上も寄せられています。謎の液体が入ったアンプルや、原料不明の粉末、奇跡の水やら食品やらが、毎日のように届くんです。善意でやられるから、なおさらたちが悪い。
善意でやってしまう人は、それが「その人にとっては」裏づけのある事実だからだと思います。自分や自分の家族には、効果があったのでしょう。けれどそれが「誰にとっても」効果があると勘違いしているところが、大間違いなんです。
免疫は前向きな気持ちになるだけで高まるから、信心で飲めば水道水でも効果は出ちゃう。ただ、どこの誰かもわからない人からアドバイスされても、効果はありません。謎のアンプルや粉末なんて怖くて口にできないから、皆さんどうか送らないでください。
ブログを書いている立場からすると、なんだか耳が痛いお言葉です。私も情報の押し付けにならないようにと改めて思ったところです。
免疫の3割から5割は前向きの気持ちが作り出している
森永さんは、がんと告知されたと同時に「余命4ヶ月」と診断たのにもかかわらず、嘆き悲しむとか一切なかったと仰ってました。
医者に言わせると、がんで余命告知をすると、急にどこかに旅行に行くとか、いいレストランに行き出す人が多いそうです。私はそんなことはみじんも思わなかった。この期間をどう充実させるか。やり残したことを全部やろうと考えました。私はオロオロすることがない。いつも冷静。常に「どうすればベストか」を探すんです。
そして、がんになってから100人以上の医者と話したという森永さんが医者に言われたのは、
事実として、がんが進行するかどうかは、がん細胞と免疫細胞の戦い次第だ。そして、免疫は、前向きの気持ちによって高まる。医師と話しをしていても、免疫の3割から5割は前向きの気持ちが作り出していると主張する人が多い。まさに「病は気から」であり、本人が効果ありと信じれば、例え水道水であっても、免疫を高める効果をもたらすのだ。
少なくとも、いま私のガンが悪化していないのは、この精神的な部分が大きいのではないかと私は考えるようになった。そのことは、私自身の体を張った「実験」でもある程度確かめられたと考えている。
実際問題、次から次へと書きたい事、やりたい事を見つけて、悲壮感なんか全く感じさせない様子で、「どうせ死ぬんだから言いたい事を全部言ってやるぜ」と、変わらぬ語り口で発信されていたのを見ていて、このまま癌を克服できるんじゃないか? と思えるほどでした。
死ぬのが怖くなくなった
「死ぬのは怖くない」と言い切っていた森永さん。
それは、森永さんが東京大学で受けた授業の中で、ある宗教論を聞いた時から腑に落ちたものらしく、
宗教家は実はあの世なんかないし、神も仏も存在しない、というのは知っている。ただ民衆をどう救うかを考えたときに、「念仏さえ唱えれば来世で幸せになりますよ」と、あえて〝噓〟をつく。それで救おうとした。
そこで分かった。あの世はない。いかに現世をフルスイングで生きるのか。それが一番大切なことなんだって。それから、死ぬのは怖くなくなりました。
無神論者というか、私が教祖なんです。信者が一人もいない宗教の教祖。頼みとするのは自分以外にはいないんです。
葬式も戒名もお墓もいらない。遺骨だって、ごみとして処分してもらって構わない。 死んだら綺麗さっぱり消滅し、忘れ去られるものだという意識が日増しに強まっている
さすが森永さん。ここまで達観できるのは凄すぎです。
「葬式も戒名もお墓もいらない」というのは、私も同じ。
でも、遺骨をゴミとして捨てられるのはさすがに嫌なので、庭の片隅に樹木葬として撒いて欲しいと子ども達には伝えてあります。
この記事をまとめる為に、改めていろいろなニュースサイトを見ましたが、森永さんの写真って全部満面の笑みなんですよね。痛々しいくらいにガリガリに痩せてしまっているのに、満面の笑み。
奥様がプロポーズを受けてくれた理由が、「怒らない人だから」というのを聞いて納得してしまいました。
私はTBSのがっちりマンデーで森永さんを知りましたが、柔和な話し方で、お茶目で、面白くて、セコさを追求していて、それでいてどんな分野にも詳しくて、
そんな森永さんのお陰で、世の中のお金の仕組みや儲かる仕組みについて、楽しく学ばせて頂きました。
まだまだ長生きして欲しかったです。
本当に楽しい時間、面白い時間をありがとうございました。
癌になる前に読んでおきたい本
引用: 週刊ポスト、PRESIDENT Online、産経新聞、デイリー新潮、THE GOLD ONLINE
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