クルーズ船で、ちょっとした出会いがありました。
船内スタッフの殆どが外国人の中、一人の日本人の女の子がレストランで働いているのを見かけ、年の頃がお兄ちゃんと同じくらいだったので、興味深々話しかけてしまいました。
「どうしてここで働こうと思ったの?」
「英語が活かせる仕事を探してたの?」
などと聞いてみると、
- CAになる為の専門学校に通っていて、そこでクルーズ船の募集を見て応募
- 基本的に日本周遊している間だけの雇用なので、日本にいながら留学しているような経験が出来て、とっても勉強になる
- クルーズ船のバイトは、外国で働いているのと同じなので税金がかからない
- 一緒に働くスタッフは外人だけど相手するのは日本人だから、日本人のスタッフは引く手あまた
- 面接はイタリアとリモート 日常会話程度だったけど即決でした
などなど、いろいろなお話しをしてくれました。
いいね、いいね、これってお兄ちゃん興味持ちそうじゃない?
ワクワクした気持ちで、お兄ちゃんにこの話しを伝えると、
「俺、別にクルーズ船で働きたいわけじゃないし」
とそっけない返事。
まぁ・・そうよね、
基本あまのじゃくだから、想定内の返しだわ。
けど・・・翌日、
気づくとお兄ちゃんから、その子に話しかけに行ってるではないですか。
やっぱり気になったのね。笑
そして嬉しそうに報告してくれたのが、
- 英検2級でも採用してもらえたらしい
- 寄港地で降りられないし基本的に休みなしだけど、ずっと働いて30日休みとかそんな感じの働き方らしい
- 労働時間は8時間って決まってるから、思ってたよりブラックじゃない
- スタッフとは、お互い英語圏じゃない者同士で、何言ってるかわからない時あるけど、ノリでなんとかなってる
等々。私以上に、深堀して聞いてきた様子でした。
「また外国欲が出てきちゃったな~」
「昔、ハワイで感じた気持ち思い出したよ」
なんて話してくれました。
お兄ちゃんがODの暗黒時代、拒食症で歩けないくらいまで衰弱して車椅子生活だった頃、旦那さんの転職のタイミングでハワイに行った事があるのですが、その時の経験が、お兄ちゃんにとって外国に興味を持つ最初のきっかけでした。
ガリガリに痩せた体で体力もなく、車椅子で不自由な旅行だったと思いますが、今でも「楽しかった」と話してくれます。
そして、「英語が話せるようになりたい」と強く願うようになったのでした。
OD不登校から中3で復学した時も、大学受験した時も、「これがやりたい!」という目標や希望を見つけられたから乗り越えられたこと。どんなに体が弱っていても、前向きな気力が体を引っ張ってくれた感じでした。
いま改めて思うのは、お兄ちゃんの原動力になってくれたのは、CBDでもフランキンセンスでもなくて、「これがやりたい!」という目標を見つけられた事が本当に大きかった。
勿論、栄養療法で底上げしてきた事もありますが、何をしても動かなかった低迷状態から動き出すきっかけは、どこに転がっているかわからないなと思います。
今回のインド旅行の計画は、本当に行く事になるのか、夢物語で終わるのかわかりませんが、動き出したお兄ちゃんの気持ちを全力で応援したい
それにしても・・・
もう少し安全な場所を選んでくれますように・・と願いつつ。。。