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兄: 大学生

お兄ちゃんの嬉しい変化いろいろ

投稿日:

カンジタ除去の治療が本格的に始まってからずっと、頭痛、めまいに悩まされているお兄ちゃんですが、

「最近ちょっと変わってきた感じしない?」

と、鈍感な旦那さんでも気づくくらいの嬉しい変化あり

その辺りのこと詳しくご報告したいと思います。

 

成人式は行かなかったけど、中学の同窓会には出席できた♪

高2で強迫性障害になってから、

始業式や終業式、卒業式や入学式までも、、、お兄ちゃん的には「意味のない時間」と言って嫌がるようになって、成人式も「あんなの絶対出ない」って言ってたんです。

でもね、普段誰ともコンタクトを取っていないお兄ちゃんにとっては、千載一遇のチャンス!

楽しかった小、中時代の友達に会えるまたとないチャンスだから、昔の友達に会って、元気だった頃の自分を思い出してほしくて、せっかくのこの機会に皆に会いに行ってほしくて、、、

せめて、式典の後の同窓会だけでも行ったらいいのにって・・気が気じゃない思いでいました。

同窓会は中学の学年一同が集まるらしく、そうなると200人以上?

ホテルで立食パーティ、フォーマル指定という、お兄ちゃんが嫌いそーなシチュエーションではないですか。。。

だけど・・・

お兄ちゃん、このパーティに参加表明!

中学1.2年はほぼ寝たきりだったので、中学は中3の1年間しか通っていないのですが、その時のクラスの友達や先生に恵まれ、めちゃくちゃ充実した1年を過ごす事が出来て、卒業式でお兄ちゃんが号泣するくらい素敵な中学生活を送る事が出来たんです。

同窓会では、車椅子から復帰した時支えてくれた友達に会う事が出来て、大好きだった担任の先生に大学生になった自分の報告も出来て、昔一緒にサッカーをやってたメンバーや、バドミントン仲間といっぱい写真撮ったりして、

お兄ちゃん、キラキラした目になって帰ってきました。

同窓会行けて本当に良かった

静まり返っていたお兄ちゃんの心に、何か響いてくれていたらと願うばかり。

 

大学入学の時にはスーツ断固拒否だったけど、同窓会の為にスーツを購入♪

 

お兄ちゃんが同窓会行きをギリギリで決めたので、年明けて一週間しかないという状況で、急遽スーツを買いに行くという嬉しい流れになりました。

ほとんどの子は、大学の入学式でスーツを新調すると思うけど、お兄ちゃんは「スーツなんて社畜の着るもの」と断固拒否だったので(めちゃくちゃ偏った考えですよね・・)、その時はユニクロのジャージ素材のジャケットを買ってなんちゃって正装で乗り切りました。

だからね、お兄ちゃんがスーツを買う気になってくれた事はものすごーく大きな変化なのです。

テレビで格好いいスーツを見かけた時、

「ねえねえ、この人のスーツ恰好良くない?」

って恐る恐る聞いてみたら、

「悪くないんじゃない?」

なんて答えるようになって、、、

心の中でガッツポーズしてしまう母でした。

 

誰が触ったかわからない洋服を試着する事が出来なかったけど、試着出来るようになった♪

これも強迫性障害の影響で、「誰が触ったのかわからない物を着たくない」という理由で、洋服を試着する事が出来なかったお兄ちゃん。

だから、洋服を買いに出かける事もなくなり、着る物の選択肢は「毎日ザブザブ洗濯できるもの」という基準でしか選ばないようになっていました。

だからいつも、マウンテンバイクの時に着るようなペラっとした物ばかり。

そんなお兄ちゃんが・・・

成人式のスーツを買う為に、しぶしぶだけど試着できたんです。

強迫性障害って、強烈な拘りの殻を破る事がなかなか難しくって、自分の意思とか訓練とかで乗り越えるしかないんだけど、よほどの強い意志がないと難しいことなんですよね、、、

それが、「しぶしぶだけどできた」って事は本当に凄いこと。

やりたい事ができたとき(目標ができたとき)、こうして自然に乗り越えられるのが一番だから。

 

人混みが嫌いで、ぷらっと買い物なんて絶対無理だったけど、アウトレットパークでお買い物を楽しむ事ができた♪

先日、ある有名な神社にお参りに行こうとしたら、テレビで紹介されて有名になってしまって、御祈祷待ち5時間という異常事態になっていて、行き場を失ってしまった時、たまたま近くにあったアウトレットパークに寄ってみたんです。

今までのお兄ちゃんなら、

お兄ちゃん「用もないのにこんなとこいつまで居るの?」
「さっさと帰りたい」

・・と、こんな感じで、ぷらっとウインドウショッピングなんて絶対無理だったのに、

一緒に洋服を選んで、試着したりして、雑貨屋さんとかも一緒にブラブラして、時間を忘れて楽しいひとときを過ごす事が出来たんです。

このお店には1時間くらいいたかな~?

 

一目ぼれして購入したマグカップ

大好きな海を感じられて嬉しい

 

そして、

「ここ楽しかったね~♪」
「また今度ゆっくり来ようよ」

なんて言ってくれて。

こんな風にお兄ちゃんと楽しい時間が過ごせるなんて、なんか夢みたいで驚きの連続でした。

 

突然、武道を習いたいと言いだし、早起きして茨城まで

大学休学していた1年間、ろくに体を動かすこともせずグダグダ過ごしてお兄ちゃんが、急に武道を習いたいと言いだして、茨城まで行ってきたんです。

坂本龍馬が習っていた北辰一刀流らしいんだけど、自宅から2時間もかかる場所に通いきれるはずもないのに・・案の定、「遠かった・・」って、通うのは諦めたみたいだけど、、、

それにしても、最近のお兄ちゃんはなんか違う!

 

1年2ヵ月ぶり? 大学に行くことができた♪

1年間の休学を経て大学に復学したものの、体調悪い日が多くて、OD時代のように、「明日は行く」と言いながらずっと行けずに、リモートで授業を受けていたお兄ちゃん。

それが先日、1年2ヵ月ぶりに大学に行くことができました

朝、「いってらっしゃい」と見送ったその言葉が、どれほど重く、尊かったか、、、

きっと、子どもが不登校を経験した親ならわかってもらえると思うのですが、

「いってらっしゃい」と送り出せる喜び半分、子どもが抱えている緊張感や不安な気持ちもわかるだけに、玄関の扉が閉まった途端、なんだか力が抜けてしまいました。

お兄ちゃんをイタリアに送った時と同じくらいの緊張感に近いかな?

「楽しんできてね」そして「無事に戻ってきて」という思い。

「いってらっしゃい」って言葉は普段軽~く使ってるだけに、大袈裟に聞こえるかもだけど、私達親子にとっては、それくらい大きな緊張感に包まれた朝でした。

 

こうして記事に書いてみると、改めてお兄ちゃんの変化を喜びとして受け止める事が出来て嬉しい気持ち。

書き出してみるっていい事ですね。

 

実際には、まだまだ強迫性障害が邪魔している部分も沢山あって、普通の人が普通に出来ている事が出来ずに、苦労していることが残っています。

 

例えば、

 

自分の部屋が聖域なので、聖域を守る為に手を汚したくい

家の中で物を触る時は、袖かティッシュを使って触っています。

 

学校への嫌悪感が拭いきれない

高校への嫌悪感が酷かった頃からの習慣になってしまったのが、学校用の洋服、学校用の靴、学校用の自転車と分けないとダメというのが、高校を卒業した今もまだ拭いきれずに続いています。

 

大学に行った時は飲まず食わず

これも高校の嫌悪感が酷かった頃から続いているのですが、学校に行くとお腹も空かない、喉も乾かないという状態になるらしく、飲まず食わずで帰ってきます。

 

大学に行った時はお風呂で1時間

高校時代より嫌悪感が少なくなってるとはいえ、大学に行った日は、体を1時間洗い続けています。それでも酷い時よりは短くなったけど、見ている方もしんどい行為。

 

洋服の重ね着が出来ない

「重ね着するとムズムズする」と言って、どんなに寒くても上着を着ようとしません。

皮膚が過敏症ってのもあるけど、強迫性障害なので、「外に着ていった物は全て洗濯したいのに、アウターは洗濯出来ないから着たくない」という事なんだと思います。

けどね、極寒の中薄着で出かけられるわけもなく、なかば強引にダウンを着せてしまうわけですが、

この点については、まだまだ文句タレタレ。

 

・・・と、書き出したらきりがないくらい、まだまだ課題は山積みなんですが、このネガティブな方ばかり見てしまうと、最初に書いた嬉しい変化までも帳消しになってしまうので、出来るだけ、ネガティブな方は見ないように、気にしないようにとカウンセリングの先生に教わった事を実践するようにしています。

本来、二十歳になった男の子が親となんか一緒に出掛けないですよね。友達や恋人と過ごす事の方が多い年齢だと思うけど、そういう常識で考えると不安や悲しみしか生まれないので、

買い物にしても、旅行にしても、本来だったら友達と経験するであろう事を親と一緒に経験するんでもいいんじゃない? と思っています。

今のこの状況を嘆き悲観するより、お兄ちゃんが嫌がって離れて行くその時まで、楽しい経験を一緒に積み上げていけたらいいなと思っています。

体調的には、

毎日続いている頭痛とめまいがあって、ODの時よりは動けるけど、常にこの不調を抱えている不快さは変わらないので、そんな中でのこの変化は明るい兆しじゃない

ポジティブにとらえていた方が絶対いいよね。

*★*★*★*★*★*

栄養療法は最強の治療法だと思いますが、独断で始めるのではなく、栄養療法のクリニックで検査をして、今体の中で何が起こっているのかを知る事が何より大事。

まずは知る事!そして出来る事から実践してみてくださいね。

大丈夫!きっと良くなります!

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