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弟: 小5~中学生

救急車呼んで!顔面蒼白、嘔吐、脈拍120超えの朝

投稿日:2018年10月25日 更新日:

早朝、枕元に置いてある携帯に弟くんから電話。

「お母さん、苦しい・・・胸が苦しい・・」

飛び起きてすぐ隣の弟くんの部屋へ行くと、顔面蒼白で苦しんでいる姿が!
慌てておでこを触るも熱はない様子。
心臓に手を当てると、尋常じゃない速さでドクドクと振動している鼓動。

どうしたらいいんだろ・・
そうだ、血圧、血圧測らなきゃ!

血圧を測ると、120/82 これは正常範囲。
けど、脈拍が120、130と尋常じゃない数値。

脈が上がると強い吐き気がきて、ゴミ箱を抱える弟くん。
寝ているだけなのに、普通の人が全力疾走した後くらいの脈拍って、いったい彼の体に何が起きているの??

足裏をマッサージしながら、携帯でネット検索していたらパニック障害という言葉が出てきた。

突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作を起こし、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。
このパニック発作は、死んでしまうのではないかと思うほど強くて、自分ではコントロールできないと感じます。
引用(https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_panic.html)

けど、弟くんは寝ていた状態からの動悸、吐き気だから違うかも・・・

心筋梗塞? それとも脳梗塞?
医者じゃない母には何が起きているのかわからなくて、不安しかない。

起立性調節障害になってから、弟くんが胸の苦しみを度々訴えるようになったので、一度心臓を診てもらおうと24時間ホルターを付けて検査をしてもらった事がありました。
その時は何も異常は見つけられなかったけど、「次に発作が起きた時には救急車を呼んで発作が起きた時の状態を診てもらった方がいいよ」と言われていた事を思い出し、どうしよう・・今がそのタイミング??と一人でオロオロとしていると、

「お母さん、救急車呼んで!」と弟くん。

小さい頃から我慢強くて、注射をしても歯を抜いた時も泣いた事がなかった弟くんがこんな事言うくらいヤバい状況なんだね・・
苦しいのは弟くんだけど、母がしっかりしなきゃいけないんだけど、涙がこぼれてしまう。

救急車を呼んで待っている間に、
着替えなきゃと起き上がっただけで吐き、カーペットがびちゃびちゃ・・
トイレに行くと、座った瞬間に滝のように吐き、床がびちゃびちゃ・・

初めての救急車でお願いした行き先は心臓外来で有名な病院。
相変わらず心拍数の上下は激しく、80-130の間でいったりきたり。
120超えになるとベッドに寝ながらも吐いてしまう状態。

吐き気が強いので点滴に吐き気止めを入れてもらって、治療室で寝たまま血液検査と心臓エコー検査をしてもらいました。

結果は、心臓で問題は見つからなかったとの診断。
ホッとしたのと、ガッカリしたのと半々の複雑な気持ち。
こんな状態で苦しんでいるのに、また原因が見つからなかったという失望感。

その時の心臓専門のお医者様の話では、「頻脈の原因になっているのは意外にも心臓以外の原因が多い」との事でした。自律神経と言われてしまうと、また何も対処法がなく、また今までの生活に戻るだけ。

起立性調節障害って、明確な診断方法がないから、こうやって一つ一つ気になる病気を診てもらって、つぶしていくしかないのがもどかしい。。

3ヵ月後、2回目の発作

初めての救急車から3ヶ月後、弟くんにまたあの朝と同じ苦しみが訪れました。

前回は心臓を診てもらったけど、まだ気になる病気は残ってるから、
次に発作が起きたら行きたいと思っていた小児総合医療センターの救急外来に駆け込んでみました。

ここは紹介状がないと入れない小児の総合病院。
緊急性があるような状態じゃないとなかなか入れない場所だから、診てもらえたのは良かったけど、今度は救急車じゃないので、受付をして順番待ちするのが地獄の時間でした。

診察で呼ばれ起き上がると吐く、血液検査する為の移動でまた吐く、レントゲン撮る為に移動すると吐く、また診察する為に起き上がり吐く。

診察が終わるまで何度も吐き続ける状態、顔面蒼白、発熱、頻脈の状態を見て、きちんと検査した方がいいからと、その日は入院になりました。

起立性調節障害という事も伝えていたので、また自律神経の乱れと帰されてしまうのではと心配していましたが、他の病原も考えて検査してくださるとの事で、入院と言われた時には心底ホッとしました。

入院検査をした結果、甲状腺やホルモンの内分泌等、今の状態で思い当たる病原を検査してみたけど問題はなかったです。との事でした。
やはり自律神経と・・・

落胆している私の顔を見て、
「もしまた同じ状態になったら、今度は救急車で来てください。救急車を使ったからと言って怒る人は誰も居ませんから」
こんなに優しい言葉をかけてもらって、思わず弟くんと2人で顔を見合わせてしまいました。
起立性調節障害になって、嫌な思いをする事は沢山あっても、こんなに優しい言葉をかけてもらった事は本当に少なかったから。

この先生に出会えたことで、また何かあった時に相談できる場所が出来ただけでも、私達親子にとっては大きな大きな支えになりました。

長くなるので、その後の様子はまた次の記事で書いていきたいと思います。

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