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兄: 中学生

起立性調節障害を克服し受験を目指すきっかけを作ってくれたのは意外な言葉でした

投稿日:2018年3月25日 更新日:

中1と中2の2年間、寝たきりだったお兄ちゃんが受験する事になったのは、ある塾長の言葉がきっかけでした。

中3から学校に戻りたいという気持ちはあったものの、まだ丸一日体を起こしている事が難しい状態。車椅子生活で、自宅に訪問リハビリに来てもらっているような状態でした。

春休みの宿題も何も手を付けていませんし、正直勉強できるほど頭が機能している気もしません

だけど、学校に戻りたいお兄ちゃん。

給食食べてきてくれるだけでも嬉しいなー
国語と数学の授業がある時に行ってみようかな
お兄ちゃん
勉強はいいから、リハビリと思って1時間でも2時間でも行ける時に行けばいいんじゃない
1.2年生の復習をしたいから塾に行くのもありかな?
お兄ちゃん
そうだね、塾は夕方だし、まずは塾に行ってみようか!

という事で、ある塾の面談を受ける事になりました。

今度中3なんですけど、1.2年の勉強が抜けているんで復習した方がいいか、中3の勉強した方がいいか迷ってるんですけど
お兄ちゃん
俺は病気の事はわからないけど、塾に来るよりまずは学校に行った方がいいんじゃないか?
国語と数学の時間を選んで行こうかなと思ってます
お兄ちゃん
国語と数学とか言ってないで、とにかく行けよ。出席さえすれば成績3くらいは簡単なんだから、オール3取れれば〇〇高校に行けるよ
おまえなら出来るよ
オール3取れなかったとしても、出席さえしていれば〇〇高校なら入れるから
その代わり欠席日数が多すぎるとダメだから、塾に来る体力があるなら、とにかく学校にいけよ

という内容の面談でした。

私は隣でこの話を聞いていて、起立性調節障害の事何もわかってないなぁ・・と思って、お兄ちゃんが傷ついていないかひやひやした気持ちで聞いてきました。一日起きているのも難しい状態なのに、こんな言い方するなんて全然分かってないと。

そして、その面談が終わった帰り道。

俺、受験しようかな
お兄ちゃん
えっ???
だって、まだ可能性あるじゃん
お兄ちゃん

私が受けた印象とは真逆で、そんな風に受け取っていたお兄ちゃんのセリフに心底驚いてしまいました。

 

あの塾長、起立性調節障害のこと全然わかってなかったよね。嫌じゃなかったの?
別に。それよりなんだか嬉しかった
お兄ちゃん

そうなんだ

お兄ちゃんが希望を持てたのなら良かった

本当に良かった

 

想像もしていなかった、塾長からの意外な言葉で、お兄ちゃんの完全なるやる気スイッチを入れてもらう事が出来ました

お兄ちゃんがこの2年間どんな状態だったのかもわからずに、こんな言い方されたら傷ついて凹むんじゃないかと思ったのが、まさかまさかの逆をいってやる気スイッチが入っちゃうなんて

多分、塾長の言葉に悔しさを感じつつも、「おまえなら出来るよ」の言葉が見事に刺さり、今からでも取り戻せる!という希望を持てた事が何より嬉しかったのだと思います。

この時の塾長のように、根拠なんかなくったって、子供にとっては認めてもらえたという事実がどれだけ大きな力となるのかを目の当たりにした出来事でした。

この後、復学を果たしたお兄ちゃんがその塾に行く事はありませんでしたが、あの時の塾長の言葉は一生忘れる事が出来ません。

この日から、「とにかく学校に行く」というのを目標に、お兄ちゃんの中学生活最後の一年が始まりました。

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