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兄: 大学生

虫垂炎の手術無事終了!1年3ヵ月の長い闘いが終わりました

投稿日:

お兄ちゃんの虫垂炎の手術、無事終わりました。

一昨年の12月に発症して以来、3回の再発を繰り返して、やっと今回盲腸を取ってもらう事ができて、心底ほっとしています。

この1年3ヵ月、本当に長かったー。

盲腸の手術自体はね、難易度の高い手術じゃないんです。

お腹を切らずに腹腔鏡手術で出来るので、傷が小さい、痛みが軽い、入院期間が短い、社会復帰が早い、生活の質(QOL)が高い、術後の癒着(腸閉塞)が少ない、傷の感染が少ないなど、体の負担も少なくて、そんなに心配いらない手術なんだけど、

今までなかなか手術が出来なかったのは、

1回目 ➡ 薬で散らす (昔はすぐ手術だったけど)

(半年後) 再発➡ 手術を勧められて大きな病院に行くが、炎症が起きてから日数が経ってしまうと癒着が始まってしまう為手術できず、また薬で散らす。

炎症が治まるのを待って、計画手術。

(3ヵ月後) 手術予定日に再発 ➡ 入院し、絶食で抗菌薬を投与して治療。

炎症が治まるのを待って、計画手術。

(3ヵ月後) やっと手術!

と、炎症を繰り返してしまった為。

 

盲腸は構造上、腸内細菌などが滞留しやすくなっているらしく、取ってしまったらこの闘いは終わるので、"とにかく再発させないように" と気を使って過ごしていた最後の3ヵ月は、かなり緊張感の日々。

便秘にならないようにする為に、アレルゲンになる可能性になるものを摂らない。発酵食品を摂らない。消化に悪い物を摂らない。消化酵素を意識して摂るなど、大変な3ヵ月でした。

 

再発の度に受けていたCT検査がやばかった

お兄ちゃんが虫垂炎になって、再発の度に受けてきたCT検査ですが、その被爆量がやばかった。

CT検査の被爆量に関しては、以前の記事でまとめましたが↓

 

一生涯の間の総被爆量は100mSvにおさえたほうがよいと言われているのに、なんと、CT検査一回の被爆量だけで100mSvになっている可能性があるという驚愕の記事。

この事実を知った時には卒倒しそうになりました。

こんな恐ろしい事とは知らずに、殺人機とまで言われているCT検査を1年間で4回も受けてしまっていたのですから。

調べてみると、こういった検査で被爆する事を「医療被曝」と言い、

恐ろしい事に、「医療被曝には線量限度がない」と書かれているではないですか!?

引用: 環境省

線量限度というのは、放射線からの悪影響をできるだけ防ぐことを目的に設定されている数値ですが、

原発作業者には、1年間で50mSv、5年間で100mSVを越えないようにと制限されているのに対して、医療被曝にはその制限がないと言うのですから、恐ろしくないですか?

その理由はこんな風に書かれています。↓

健康診断の際や、医療において患者が受ける医療被ばくには線量限度を適用しません。これは、医療被ばくに線量限度を適用すると、必要な検査や治療を受けられないケースが生じ、患者の便益を損なうおそれがあるからです。

引用: 環境省

放射線検査や治療により生じる被曝というデメリットより、得られるメリットが上回るという前提があること。

そして、症状が異なる個々の患者において一律の線量限度を設けることが難しいという背景(言い訳?)があることが理由になっています。

 

だから医者は、患者が今まで何回CTを受けてきたかとか、全く気にする事も調べる事もなく、簡単に検査を勧めてきてたんだ!

私もそうだけど、ほとんどの人は、こんな恐ろしい事になっているとは知らずに、医者を盲目的に信頼し、言われるまま検査してますよね、きっと。

なんと恐ろしいこと。

100歩譲って、どうしても今すぐ体を調べて処置しなければならない状態の場合には仕方ないとしても、検診目的でCT検査を希望するなどは避けてほしいと警告をならしてくださっている医師がいらっしゃいました。

病院の収益目的に、ちょっとした症状があるだけにも関わらず、患者さんにCTをすすめる医師もいます。

大した症状ではないにも関わらずCTを取ってほしいと言われる患者さんもいます。そして医師は、患者さんの要望ということで安易にCT検査をしてしまう傾向も、あります。

このような傾向が、過剰な医療被曝を引き起こす原因となります。

CT検査を受けることは必要最低限にしていかないといけないという認識を、医師だけではなく患者さんも持つ必要があるのでしょう。

10年から20年後も元気に生活している可能性が年齢の人や妊娠を希望される人は、ことさら、CT被爆の問題に特に注意を払って欲しいです。

もし医師からCT検査を勧められたら、以下のことを確認してください。

  • MRI検査やエコー検査で、代用できないか?
  • 具体的に、どのような病気の存在を考えてCTをとるのか?その病気である可能性は、高いのか?

以上の質問をして、MRI検査やエコー検査で代用できない上に、緊急で治療をしないと命に関わる病気の可能性が、それなりの確率である場合は、CT検査をうけてください。

引用: 加藤隆佑医師

ホント、その通り。

患者自身が知識を持って、自分で自分の体を守るしかない!

 

手術の直前にCT検査を要求されて

実は、今回のお兄ちゃんの計画手術を受けるにあたり、術前検査でまた「CT検査」を受けるように言われましたが、既に1年で4回CT検査を受けている事を医師に相談し、CT検査は免除してもらう事が出来ました。

良かった!こんな風に相談してみるのもありなんだ!と、ほっと一安心。

ところが、、、

お兄ちゃんの担当医師が退職してしまい、引き継ぎされた新しい担当医師から、「CT検査をしたい」との申し出。

手術する直前になって、また「CT検査」問題。。。

ナーバスになっていたお兄ちゃんの心も一気に不安一色。

前の担当医師との話し合いで決めた経緯なども説明したけど、「自分が手術を担当する以上、万全の状態で臨みたい」と主張を譲りません。

私達を説得する為に、様々なリスクの話しもしてきて、更にお兄ちゃんの不安を煽るような事を言ってきたけど、こっちも折れるわけには行きませんから、

説得するための資料を集めて、手紙を書いて、最終的にはこちらの希望を受けてもらって、無事に「CT検査」を回避して手術をしてもらう事が出来ました。

ホント、ここまで来るのにいくつのハードルを越えてきたんだろ。。。

結果的には、盲腸は癒着もなく、医師が言ってきたようなリスクもなく、綺麗な状態で切除してもらう事が出来たので、やっと、この虫垂炎との戦いが終わりました。

手術した翌日にはお粥を食べ始めて、歩いてトイレに行くのもOKで、その回復の早さに驚いています。

積極的に歩いた方が傷口に痛みを感じ、脳が痛みを感じる事で、その痛みを修復しようと早い回復につながるそうです。

虫垂炎になって1年3ヵ月、本当に長い闘いでした。

 

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