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兄: 大学生 カンジタ

カンジタ除菌の治療がはじまりました

投稿日:2024年1月25日 更新日:

栄養療法をどれだけ頑張っても体調良くならなかったのは、カンジタ菌が原因だったことが判明し、お兄ちゃんの腸内カンジタ除菌の治療が始まりました。

「カンジダを除菌しないことには副腎疲労の治療は始まらない」と言う医者もいるくらい、全身倦怠感や、ブレインフォグ、下痢や便秘、低血糖症状などが続いている人にとっては結構メジャーな問題だったんですね。

やっぱり、きちんと検査をして原因究明しないと、ひたすら遠回りをしてしまう。。。多分、お兄ちゃんが精神薬を飲んでしまった7年前からずっと抱えていた問題だったんじゃないかと思います。

もっと早く気づいてあげたかった。。。

とにかくもう嘆いている暇はないので、受け入れてやるっきゃない!

栄養療法のクリニックで指導して頂いた事をベースに、今まで集めてきた情報を含めまとめてみたいと思います。

 

カンジタ除菌対策

分子栄養学の宮澤先生のブログによると、カンジタの増殖を抑制する為には、

場所を与えない良性菌を投与して腸内フローラに隙間をつくらない

栄養を与えない単純糖質を避ける

PHを上げない乳酸菌、胃酸、カプリル酸などを使用する

と書かれています。

なので、増殖してしまった悪玉菌を除去する為には、

1. 除菌ハーブで悪玉菌を追い出し、

2. 良質の乳酸菌で腸内を埋めていき、

3. 食生活の改善でこれ以上悪玉菌が増えない腸内環境を作っていく

そして最後に、

4. バイオフィルムを分解・除去

ここでまず最初に肝になってくるのは、3.食生活の改善。ここを本気で変えていかないと、しつこいカンジタ菌をやっつける事は絶対無理。

厳密な食事の管理は大変だけど、長い間苦しんできたこの不調から脱出する為ならなんだってやります。短期集中で治すぞ!という意気込みで、きっちり取り組んでいこうと思います。

 

除菌ハーブと乳酸菌の摂り方

除菌ハーブと乳酸菌などのプロバイオティクスとプレバイオティクスの摂り方で一番大変と感じてるのが、時間の管理。

プロバイオティクス乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌

プレバイオティクスプロバイオティクスの餌となるもの(オリゴ糖や食物繊維など)

 

除菌ハーブとプロバイオティクス・プレバイオティクスは2時間以上は空けて飲む必要があり、さらに、乳酸菌(プロバイオティクス)は胃酸や消化酵素に弱いので空腹時に摂取する方が良いとのこと。

除菌ハーブも "空腹時に摂取" という指定なので、一体いつ飲んだらいいの?? しかも、飲み忘れてしまったりすると、気づけば次の食事の時間。

飲むタイミングがホント難しい。。。

栄養療法のクリニックで言われたのは、「乳酸菌を飲むタイミングで一番いいのは朝一」だけど、「朝の時間が取れない時は、寝る前でもOK」とのことなので、

お兄ちゃんのスケジュールは、

8時 プロバイオティクス・プレバイオティクス
(朝飲めなかった場合は、就寝前に摂取)
9時 朝食、ミヤリサン、消化酵素、サプリ一式
10時 除菌ハーブ
10時半 デトックスサプリ(ダイオフ対策)
12時 昼食、ミヤリサン、消化酵素
17時 除菌ハーブ
17時半 デトックスサプリ(ダイオフ対策)
18時 夕食、ミヤリサン、消化酵素、サプリ一式

こんな感じに落ち着きましたが、細かい時間の管理は慣れるまで大変。。。

 

プロバイオティクス(複数の菌種を組み合わせること)

お兄ちゃんが処方されたのは、Complete Biotic Powder(KLAIRE LABS)。12種類のプロバイオティクスが1g中1,000億個以上入ってるというドクターズサプリです。

良い腸内細菌の状態というのは、多様性に富んだ腸内細菌叢にしてあげる事なので、評判の良いプロバイオティクスは複数の菌種を組み合わせてあるんですね。

iHerbで評価が高いのは、California Gold Nutritionラクトビフ(8種混合)Nature’s Way ロイテリ(5種混合)などの乳酸菌。

それと、ミヤリサン(酪酸菌)か、ビオスリー(酪酸菌・乳酸菌・糖化菌)などを合わせ飲むとより効果的とのことです。

 

食生活の改善

 

今までもかなり頑張って栄養療法に取り組んできましたが、カンジタ除菌の為にさらにハードな制限になってきました。

避ける食品

下記赤字項目は、カンジタ除菌中のみ。他は、ずっと健康でいる為に避けるべき食品。

 

  1. 小麦、乳製品は徹底的にカット
  2. 精製された糖質類、人工甘味料は徹底的にカット
  3. 添加物、農薬、塩素を可能な限りカット
  4. 果物
    (レモン、ライム、パパイヤ、アボカド、オリーブはOK)
  5. 発酵食品
  6. きのこ類
    (マイタケ、レイシはOK)
  7. カビを含む可能性のある食品
    (ナッツ類、コーヒー豆、穀類、ドライフルーツ、チョコレートなど)
  8. でんぷん質が多い野菜
    (芋、にんじん等の根菜類など)
  9. イースト菌
    (精製された穀物、パンやビールなど)
  10. GI値の高い食材
  11. カフェイン
  12. アルコール
  13. 水銀を含む大型魚
    (イワシ、アジ、サバ、サーモン、イカ、エビ、タコ、カキ、ホタテなどの貝類はOK)
    (ツナ缶には小さいマグロが使われているのでOK)
  14. べにばな油、キャノーラ油、コーン油、大豆油、サラダ油
  15. トランス脂肪酸を含む食品
    (マーガリン、ショートニング、スナック菓子、クッキー、シチューやカレーのルウ、インスタント食品、冷凍食品、菓子パン、ファストフード、アイスクリーム、チョコレート、フライドポテト、お惣菜の揚げ物など)

積極的に摂りたい食品

  1. 良質なプロバイオティクス・プレバイオティクス
  2. 野菜、海藻などの高繊維食
  3. 精製度の低い穀物 (玄米、雑穀類)
  4. 亜麻仁油、シソ油、エゴマ油、DHA・EPA、青魚、オリーブ油、MCTオイル
  5. 抗生剤等を使用していない卵・肉・魚(加工肉は×)
  6. ボーンブロス(できるだけアミノ酸で摂る)
  7. プロテイン(グラスフェッドのアイソレートWPI)
  8. 天然出汁
  9. ぱぱっとミネラル
  10. ハーブやスパイス
  11. ミネラルたっぷりの塩
  12. カンジタ抑制効果のある食品
    (ニンニク、玉ねぎ、シナモン、クローブ、ウコン、ココナッツオイル、オレガノオイル、リンゴ酢、NACなど)
  13. ビタミンCなどの抗酸化物質
    (除菌中は免疫系や解毒系をサポートする為に、特に必要)
  14. お米はササニシキ、ゆきひかりきらら397などの「アミロペクチン」をほとんど含まない品種を選ぶ
  15. お米は冷やして食べる
    (レジスタントスターチが増えて血糖値を上げにくくし、酪酸菌やビフィズス菌のエサになってくれる)
  16. 黒にんにく
    カンジタ炎症の原因である真菌を軽減する効果が、臨床実験でも証明

その他

  1. 消化酵素をしっかり摂る
  2. 胃酸サプリで消化をサポート
  3. 肉や魚は塩麴や、すりおろし玉ねぎなどに漬け込んで消化しやすい状態にしてあげる
  4. 胃酸が薄まるので食事中は水分を摂り過ぎない
  5. 胃酸が出やすくなるように食前にレモン水や梅干しを食べる
  6. よく噛む(ひと口30回!)
  7. 食べ過ぎない腹八分
  8. 水分は1日2リットル以上飲む
  9. 天然酵母を使った米粉パンは様子を見ながら少量
  10. 睡眠は7時間以上
  11. ストレスを減らす
  12. 適度な運動をする
  13. 日々の食事や体調を細かく記録する
  14. 塩化マグネシウムをお風呂に入れる
  15. 家の中にカビが発生しないようにする
    (エアコン、加湿器、換気扇、冷蔵庫、お風呂、洗濯機など)

消化不良や胃酸不足の方は、消化酵素をしっかり摂ることでカンジダを増やさないようにしてくれるポイント!

しかも、消化酵素はカンジタ菌のバイオフィルム除去にも役立つことがわかっているので、治療中はしっかり摂ることが大事。

バイオフィルムとは

細菌などの微生物が作り出す防護膜のこと。腸内にバイオフィルムが形成されてしまうと、免疫からの攻撃や、抗生物質など薬からの攻撃にバリアをしてしまう為、除去するのが困難になってしまう。

 

 

PHを適正に保つこと

PHとはなんぞや? という事なんですが、PHは水溶液の性質を表す単位で、ここでは酸・アルカリの度合いのことを表します。

今まで自分の体のPHなんて考えたこともなかったけど、

皮膚・髪の毛=弱酸性、血液・体液=弱アルカリ性、胃液=強酸性、小腸・大腸=弱酸性が理想的とのこと。人間の体って全て繋がっているはずが、こんなにも繊細な管理がされているものなんですね。

腸内環境が良い状態かどうか? 実は便の色で簡単にわかります。

PHが低い(酸性に傾いている)と、

便の色は明るくて柔らかく、
善玉菌が優位な状態。

PHが高い(アルカリ性に傾いている)と、

便の色は黒くて硬くなり、
腐敗菌が多く悪玉菌が優勢な状態。

有害物質がつくられているので、便やおならの匂いが臭い。

 

PHが上がってしまう理由はいくつかあり、一般的には、『悪玉菌の好物である肉食や加工食品ばかり食べて、食物繊維やオリゴ糖を含む野菜類をあまり食べない人』などと書かれていますが・・・

お兄ちゃんの場合は、抗生物質などの薬の使用によって善玉菌が減少し、カンジタ菌が増殖した結果、腸内細菌のバランスが崩れ悪玉菌優勢になり、リーキーガット症候群になり、便秘がちで黒くて硬い便が多かったのだと思います。

毎日のお通じを確認して、今の腸内環境をチェックする習慣が大事

 

ダイオフ対策

カンジタ除菌の治療で避けて通れないのが、ダイオフ。

ダイオフとは

カンジタ菌が死滅する際に毒素を放出し、それが免疫系や解毒系に負担をかけることで起こる一時的な悪化反応のこと。

頭痛、発熱、倦怠感、筋肉痛、関節痛、発疹、かゆみ、吐き気、下痢、便秘、腹痛、腹部膨満感、ガス、不安、抗うつ、集中力低下、記憶力低下、アレルギー反応などの症状。

 

このダイオフ、ただの副反応くらいに考えてると危険です。

酵素を大量摂取するなどして除菌あるいは、バイオフィルムが一気に分解されてしまうと、病源菌が体中に拡散してしまい、敗血症や菌血症を引き起こしてしまう事があり、場合によっては死にいたることもあるそう。。。

分子栄養学の講師をされている宮澤先生のブログを見ても、

多くの人が、カンジタ菌が増殖して、リーキーガット症候群を起こして、アンモニアもアセトアルデヒドもたくさん出て、その処理で肝臓が手いっぱいになっている時に、何のケアもせずにカンジタサプリや抗真菌薬を使い、具合が悪くなって来院されます。

と書かれています。

 

なので、ダイオフを回避する為には、食事療法によって感染レベルを十分に引き下げておいた上で、抗菌剤や抗菌ハーブなどを少量づつ、様子をみながら治療を進めていかないと危険なようです。

カンジタ除去、自己流で改善するのはなかなか難しそう。。。

 

ダイオフ対策サプリ

お兄ちゃんが処方されたのは、D.I.Detoxという活性炭。活性炭が、カンジタの死骸や毒素を吸着して排出してくれるので、ダイオフの症状が軽減するのだそうです。

通販で人気なのは、Enzymedica ピュリファイNature's Way, チャコール、両方ともココナッツの活性炭。

 

腸内環境が悪くても善玉菌を増やしてくれる救世主?

今回、栄養療法のクリニックで処方されたものの中に、アルベックスという乳酸菌エキスというものがありました。

これ凄い!

 

アルベックスALBEX 乳酸菌生成エキス サプリメント
10ml 30包入り 液体タイプ

 

調べてみると、これは乳酸菌ではないらしく、乳酸菌たちが本来体で作ってくれる良い成分が形になったもので、

何が凄いって、自分の腸内環境が悪くても、この乳酸菌生成エキスを入れてあげる事で、体調を良い方向に整えてくれる食品らしいんです。

これって凄い事ですよね。

腸内環境が悪い人って、一生懸命良い菌を摂取しても、なかなか定着してくれなくて善玉菌を増やすのは一苦労なのに、「良い腸内フローラ出来てますよ~」ってな感じで入れてくれるのですから、なんて素晴らしい

効果としては、

  • 善玉菌を活性化させ悪玉菌を寄せ付けず減少
  • 日和見菌を善玉菌へと変化
  • 腸壁を刺激し免疫細胞を活性化
  • 腸内の傷ついた細胞の修復
    引用: もとび美容外科クリニック

と書かれていました。

なんだか凄すぎて・・これが本当なら腸内環境が悪くて、何しても良くならなかった人には救世主になってくれそうなものですよね。

このアルベックスは、医療機関専用の乳酸菌サプリなのですが、Amazonでも販売されていて、、、(しかもクリニックより安い・・)

購入される方は自己責任でお願いします。

 

長々と書いてしまいましたが、

カンジタ除菌治療には、除菌ハーブやサプリ、食事の管理など、細かいサポートが必要になってくるので、かなり大変そうですが、、、

カンジタ除菌中は徹底する事が絶対早道!

早く治してあげたいのでやり切ります!

カンジタ除菌中の体調(3ヵ月)

 

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