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母のつぶやき

「母が変われば子供も変わる」その言葉を素直に受け入れられなかった私

投稿日:2021年2月18日 更新日:

先日、友達の紹介である方のお話しを伺ってきました。

その友達も、紹介して頂いた方も、子供が不登校になり5年7年と続いた苦悩の日々を乗り越えた2人。

自分の事ではないので、詳しくは書けませんが、精神薬を長年飲んで荒れていた時期があったり、死にたいと言い続ける我が子に恐怖と絶望しかなく、泣いてばかりの日々があったりと、その二人の話しは我が子とダブる事も多くて、胸が締め付けられる思いでした。

久しぶりに、泣いて泣いて・・・感動して・・・また苦しくなって・・・

ジェットコースターのように感情を揺さぶられた一日。

その2人のお子さんは、今は立派に自立し、それぞれに自分のやりたい事を仕事にして毎日有意義に過ごされているとの事。

医者には、

「もう治らないから、今まで見てきた子とは違う子になったと思ってください」

そんな残酷な診断を言い渡された子が、そんな医者を見返すように、元の自分よりもワンランクもツーランクもアップして成長し、完全に乗り越えて素敵な人生を送っているのです。

そのお子さんの一人は発達障害と診断されアスペルガーですが、今は苦手な人づきあいも克服し、バリバリ働いているキャリアウーマンです。

 

どうやって乗り越えたのか?

医者に「治らない」とまで言われたその子達が、どうやって乗り越えて、今があるのか?

その答えは単純ではありませんでしたが、教えて頂いた内容をまとめると、

  1. 体に必要な栄養を摂る
  2. ストレスからの解放
  3. まずは母親が変わる

箇条書きにしてしまうと、うすっぺらい字面になってしまいますが、

1. 体に必要な栄養を摂る

「桶の法則」というのを教わりました。

必要なものが一つでも欠けると、の板が1枚短いのと同じように水が途中までしか入らないことに例えた理論。

欠けているレベルまでしか全ての必須栄養素が満たされていないことになり、細胞の質や働きが落ちることを意味するそうです。

体に必要な栄養というのは、その子の性格や体質によって様々。ある子はこれくらいで充分でも、ある子はその何倍も必要だったりする。それをキチンと調べて補給してあげる。だから、このサプリが一番効いたよ!などの話はタブーだと。

桶の法則でいうならば、一つの物だけを摂ればいいのではなく、まんべくなく体に良い物を摂取する事が大事。良い物を摂り、添加物・農薬・化学物質などの悪い物を入れない。

これらの事を徹底して実践するのは容易い事ではないと思います。けれど、この2人のママ達は、我が子を救いたい気持ちの一心で、徹底した食生活の見直しをし、子供達を救ってしまったのです。

2. ストレスからの解放

その子によって、ストレスを感じる物はそれぞれですが、それが学校だったり、家庭環境だったり、社会だったり。その子の特性を知り、生きにくさを感じている事を受け止め、環境を変えてあげる。または、提案してあげる。

そうやって、まずはストレスから解放してあげる事が大事と。

子供が倒れた事をきっかけに、発達障害や、PTSD、ASDなどに気づく方も多いと思います。うちのお兄ちゃんもグレーゾーンと感じています。

だから、きっと、"普通"という感覚で話しても、衝突する事があるのかと。
母だから、勿論なんだってしてあげたい。だから、お兄ちゃんが一番楽に生きられる場所を探してあげないといけないなと、改めて思いました。

 

3. 母親がまず変わる

実は、この言葉は今だに私の中で消化しきれずにいます。

だって、我が子を一番愛して、一番治してあげたいと思って頑張ってきた自信があるから、

「母親が変わるって何?」

「私は目一杯頑張ってきてるし!」

と、受け入れがたい感情になりました。

私の反応を見るまでもなく、この事を話してくれたママも最初は同じように反発を感じたと。

「なんでそんな事言われなくちゃいけないの?」

「どれだけ私が頑張ってきてたか知らないでしょ?  」と。

けど、

「あなたの将来を思って心配しているのよ」

「あなたの事を思って言ってるのよ」

それって、本当はあなた「母」がそうしてくれたら安心するから言ってない?
それって、我が子目線じゃなくて、自分目線の感情じゃない?

と言われ続けたとの事。

最初は受け入れられなかったその言葉も、時が経つにつれて理解できるようになり、

母が思っているより、子供はずっとずっと考えているもの。

母はただ寄り添って、見守ってあげればいいのよ。

という言葉が、数年かかって本当の意味で理解出来てきたとのことでした。

 

このお話しを聞いて、頭では理解できています。
「私ももっと信じて見守ってあげないといけないな・・」と思います。

けれど・・・翌日から、その言葉が消化不良を起こし、

「私が未熟な母親だから子供達が病気になってしまったのかな・・」

   「私が子供達を苦しめてきたのかな・・」

   「私がいけなかったのかな・・」

と、完全に自信喪失し涙が止まらなくなってしまいました。
悲しさでいっぱいいっぱい

頭では理解しても、心がついてこなくて悲しさで支配されてしまいました

 

私に話してくれた2人のママは、私を責めたわけでもなく、ただただ自分達の話しをしてくれただけのに、、、

その日から数日が過ぎた今、やっと少しだけ平常心を取り戻し、この記事を書いています。

上記の言葉を受けてからは、自分が言葉を発した後、心の中で一呼吸考えるようになりました。

「これって、言わなくていい事言ってるのかもしれない」

「これって、プレッシャーになっているのかもしれない」

そんな風に心の中で気づけるようになっただけ、進歩なのかな。。。

 

この2人との出会いは、私が成長する上で必然の出会いだったのかもしれないと今は思います。

「母が変われば子供も変わる」、「妻が変われば夫も変わる」

これってよく言われている事ですが、なかなか難しいものですね。
けど、相手を変える事は出来ないけど、自分を変える事は出来るはず!
この言葉が心から実感できる日まで、まずは頑張ってみようと思います。

*★*★*★*★*★*

起立性調節障害と診断されても原因は様々。成長期に栄養が枯渇してエネルギー不足になっていることが原因の場合は、栄養を足してあげるだけで元気になるかもしれません。

まずは手始めに栄養療法の関連書籍を読んでみてください。まずは知る事!そして出来る事から実践してみてくださいね。

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