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兄: 大学生 病院・検査編

90才の義母と19才のお兄ちゃんの【血液検査】を比較した結果

投稿日:2023年1月27日 更新日:

先日、90才の義理の母が高熱を出して血液検査をしたのですが、

その結果を見てビックリ!

高齢の義母の方が、お兄ちゃんの血液検査より良いではないですか

勿論、義母は高熱を出している時なので、炎症反応が出ていて血液検査の結果は悪い状態なのですが、

私が驚いたのは、2人のコレステロール値

お兄ちゃん 19才
HDLコレステロール  41 (理想値70-90)
LDLコレステロール 59 (理想値110-130)
中性脂肪 75 (理想値100前後)

お義母さん 90才
HDLコレステロール  51  (理想値70-90)
LDLコレステロール 79  (理想値110-130)
中性脂肪 123 (理想値100前後)

※栄養療法の観点でみた理想値であり、病院で出される基準値とは違います。

ちなみにお義母さんは、見た目は皮膚と骨だけのガリガリ体型。

お兄ちゃんは細身ではあるけど、筋肉も脂肪も普通についている中肉中背型。

なのに、この差・・・

血液検査は一時のものなので、そんなに一喜一憂しなくてもと言われそうですが、お兄ちゃんのコレステロール値が低いのは数年前から指摘されていて、やはり、ここの数値が上がらないと元気が出ないし、ホルモンバランスも整っていないという事になるので気になっていて、ついお義母さんのも眺めてしまった私。。。

中性脂肪とは?中性脂肪は、体内のエネルギーの運搬や貯蔵、皮下脂肪として保温や生体の保護に役立っています。血液検査の「中性脂肪」は、脂肪の量そのものではなく、リポタンパクの量を測っており、総合的な栄養状態の重要な指標となります。

目からウロコ!の栄養セラピーより引用

調べてみると、そう単純なものではないらしく、

中性脂肪は、脂質代謝異常、糖尿病、肥満、動脈硬化、痛風、甲状腺機能低下症などで高値になります。
また、ある種の降圧薬や抗狭心症薬、経口避妊薬によって高値になることもあります。

血中の中性脂肪が高いと血小板凝集を促進し、血栓を作りやすくなります。特に、高血圧とHDLが低いことが重なると、血栓のリスクはさらに高まります。

肥満の場合やγGTPが高値(脂肪肝)だと、中性脂肪は高くなる傾向にあります。注目すべきは、糖代謝が悪いと中性脂肪が高くなりやすいということです。

お酒を飲まないのに中性脂肪が高い場合、お菓子類やジュース、果物など、糖質食品の過剰摂取をしている場合が多く見られます。肉類の摂取が多く魚の脂の摂取が少ない(脂肪酸バランスが悪い)場合も、中性脂肪が過剰になりやすいです。

また、痩せているのに中性脂肪値が高い場合は、甲状腺刺激ホルモンの働きが弱いという可能性も考えられます

目からウロコ!の栄養セラピーより引用

なるほど。

お義母さんは、血圧を上げる薬と抗狭心症薬飲んでいるので、高値になっていたのかもしれません。

血液検査を読むのって難しいですね。
表面上の数値だけではわからない事が多いです。

 

お兄ちゃんの血液検査を分析してみると

AST 18 (理想値20~22)
ALT 11 (理想値20~22)

総コレステロール 118 (理想値180以上)
HDLコレステロール  41 (理想値70-90)
LDLコレステロール 59 (理想値110-130)
中性脂肪 75 (理想値100前後)

中性脂肪が低くてコレステロール値も低く、ALTも10台前半ぐらいであったりする場合、栄養不足によって肝機能が低下している可能性が高いと言えます。

肝機能低下が起きている場合、糖新生が難しく自律神経バランスが悪くなり、低血糖症状などが起こりやすくなってしまいます。

LDLは一般的に「悪玉」扱いされていますが、LDLの本来の役割は末梢にコレステロールを供給して、細胞膜を修復することです。細胞膜だけでなく、性ホルモンやCoQ10、ビタミンD、胆汁を作るためにも必要です。

コレステロールが低い人は、ホルモンの材料が少なくストレスに対抗する力が弱く、気力の低下、副腎疲労になりやすい体質であるとも言えます

コレステロールが低い場合は、食事の摂取量が足りない、または、食べているわりに低いなら消化力が足りないということが考えられます

LDLコレステロールが100以下であれば、かなり低いと言えるでしょう。

目からウロコ!の栄養セラピーより引用

という事でまとめると、

  • 食べているわりにコレステロール値が低いのは消化力が足りない
  • ホルモン生成が上手く出来ずに、ストレスに対抗する力が弱い

やはり、問題は腸にあるという事ですよね。

先日の毛髪検査で指摘されたように、食べている物がきちんと消化吸収できていない事が改めてわかりました。

 

ASTとALTの差が大きい場合

ASTとALTの理想値は、20~22ぐらいで、差は0~1。

ASTとALTの値が高く跳ね上がっていると、「肝臓機能に問題あり」という事は知っている方も多いと思うのですが、

お兄ちゃんはAST・ALTともに低くて、差も大きい。

AST 18 (理想値20~22)
ALT 11 (理想値20~22)

これは、タンパク質やビタミンB6がかなり不足していると考えられる状態です。

さらに、ALTは低血糖時の糖新生の際に必要な酵素ですので、この酵素か低い人は低血糖を起こしやすい状態になっていることが予測されます

ALTとASTの値が一桁と低かったり、ALTとASTが20以下、かつAST>ALTの差が2以上の場合、低血糖を起こしやすい状態になっていると推測されます。低血糖症の人はエネルギー不足なので交感神経が緊張しやすくなります

ビタミンB群不足や貧血があれば、ミトコンドリア機能は低下し、当然疲れやすくなってしまいます。

ビタミンB群が不足してしまう原因は、食生活、糖質の過剰摂取、腸内環境の悪化などが影響。なぜならビタミンB群の多くは腸内で作れらるから。

AST・ALTの数値を見てB6不足か予測される場合、腸内環境が悪い可能性高いと言えるでしょう。

慢性的な下痢や便秘がある場合は、確実に腸内環境は悪いです。

目からウロコ!の栄養セラピーより引用

低血糖を起こしやすい体という事。

これも随分前から気を付けている事なのですが・・・

 

まとめ

今回は義母との血液検査の比較から、改めてお兄ちゃんの血液検査を分析してみましたが、

栄養療法だけで治すには限界がある事は痛感しています。

「○○だから、ストレスの耐性が低下している」

というより、お兄ちゃんの場合は、本人の思考がストレスを感じやすい為に、

過度な緊張やストレスを感じることで、ノルアドレナリンというホルモンが分泌され、腸内の日和見菌を悪玉化させ、必要以上のビタミン・ミネラルも消費されてしまう為、腸漏れ症候群などを招いてしまう

  

腸が荒れると、脳のバリア機能となっている血液脳幹門も緩んでしまい、脳内物質の流入や、神経伝達物質に欠かせないGABAが流出してしまい、イライラや鬱の引き金になってしまう

  

お兄ちゃんの栄養不足は結果であり原因ではない

 

・・・という事なので、

お兄ちゃんの場合、SIBOを治して、あとはストレスをコントロールする事が何より大事

先日行ったナチュラルクリニック代々木のドクターにも、「栄養療法2割、カウンセリング8割という事で舵を切りなおしましょう」と、アドバイスされました。

栄養療法2割というのは・・・これに期待していただけに正直ショック大きかったですが

この割合というのは、今お兄ちゃんが抱えている強迫性障害には、その方が有効という事なので、勿論、栄養療法だけでも良くなっていく方もいると思いますし、この記事を読まれている方が私と一緒にショックを受けないでくださいね。

とにもかくにも、栄養療法は基本中の基本なので、これは引き続き頑張りながら、お兄ちゃんが楽しんで生きられる世界を見つけなきゃと思ってます。

*★*★*★*★*★*

栄養療法は最強の治療法だと思いますが、独断で始めるのではなく、栄養療法のクリニックで検査をして、今体の中で何が起こっているのかを知る事が何より大事。

まずは知る事!そして出来る事から実践してみてくださいね。

大丈夫!きっと良くなります!

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