お兄ちゃん、せっかく念願の大学に入学したというのに、数週間しか通えず1学期が終わってしまいました。
「昨日は最後の授業だったから先生が皆にアイスおごってくれたよ」
「そうなんだ!良かったね~♪」
「俺はいらないって言ったけど」
「・・・。」
状況を考えて、こんな時は皆と楽しんで食べてきたらいいのに・・って思ってしまうけど、、、
「気持ち悪くなるからいらない」
「この前もお父さんとEATやった後アイス食べたけど、まずかったし」
そう。食べちゃいけないと我慢しているのではなくて、「食べたくない」「まずかった」という反応に変わったんですね。
こんな感じでお兄ちゃんも弟くんも、親から離れた場所でも「食べちゃいけないもの」「食べると具合悪くなるもの」が分かるようになったので、簡単に口にしなくなりました。
それはそうと、
ろくに授業出てないのに単位は大丈夫? という事ですが、
大学なので、今年受けられなかった分は来年取り直しが出来るのですが、どうやら課題の提出が出来ているので、このまま継続で行くことになりそう。
というか、元々お兄ちゃんは選択授業の半分はリモートを選択していたので、あまり痛手はなかったらしいんですね、、、
なんと、体育までもリモートを選択していたお兄ちゃん。
ICUは、去年までコロナ対策で全ての授業がリモートだったので、まだリモート授業の選択が残っていたのが功を奏したようです。
お兄ちゃんにとって、今のコロナ禍の状況に救われたのか、コロナ禍がなかったらこんな風(強迫性障害)にならなかったのか・・・わかりませんが、とりあえず1学期が無事に終わってホッとしています。
大学に入学早々具合悪くなったり、あえてリモート授業を選択しているのを見ていると、大学に行く事自体が苦痛なのでは? とも見えるのですが、
「授業は楽しいよ」
とのこと。
ICUの授業は、グローバル系の大学と言われているだけあって、授業内容も英語でディベートしている時間がほとんどらしく、
「先生が話している時間はほとんどないよ」
というくらい、講師が話している時間より生徒同士でディベートしている時間の方が多いとのこと。
「そんな授業に参加するの緊張しないの?」
「全然」
と、ひょうひょうと返してくるお兄ちゃん。
英語が少し得意になったと言っても、まだそんなに話せるわけじゃないのに全く物おじしている様子がない事に母ビックリです。
ホント凄い!!
昨日は、それこそ大学のキャンパスのイメージにあるような、
「外に出て芝生で授業した♪」
とのこと。
なんだか・・嬉しい。
お兄ちゃんのことは普段心配事ばかりだから、こんな話しが聞けるのはホント嬉しいこと。
大学に行っている間は、お水も飲まず、お弁当も食べたくないと、そんな事を貫いているお兄ちゃんなので、とりあえずは猛暑に入る前にお休みに入った事は、ひと安心。
けど、こんな事ずっと続けていられないので、2学期が始まるまでの2ヵ月間で、なんとかお兄ちゃんの変な拘りを少しでも緩和出来るように、母は腕まくりして挑みたいと思っています。
長い夏休み・・・
だけど私にとっては、なんとか結果を出さねばならない試行錯誤の2ヵ月になりそう。
お兄ちゃんが中1に倒れてから今年で7年目。
お兄ちゃんが元気になっても弟くんが寝込んでいたりして、どちらかが家に居るような状態だったので、私から見たらホント長い長い夏休みがずっと続いてるような状態。
元々は外で働くのが好きな私にとっては、家に縛られているのは地獄でしかないけど、これが今世で私に課せられた課題なんだろうなと受け止めて頑張っています。(お仕事はしています。自由がきく個人事業主)
2ヶ月もの時間があったら、普通の大学生ならバイトでもして楽しく過ごしていくんだろうなぁと思うけど、お兄ちゃんはどんな2ヵ月を過ごす事になるのやら・・・