弟くん、女の子が来るので自分の部屋の掃除をしています。
普段はまったく掃除せず散らかし放題だけど、必要に迫られるとやるもんなんですね~。
実は、、、
数か月前、弟くんを心配してくれたバンドメンバーの女の子から、私宛に内緒でメッセージが届きました。
「弟くんがたまに心臓苦しくなっているようですが、大丈夫なのでしょうか?」
「突然死んでしまうような危険性はあるのでしょうか?」
「心配で連絡してしまいました。すみません、、、」
「(親には心配かけたくないから)と言っていたので、私が連絡した事は、絶対内緒にしてもらえますか?」
とのこと。
「弟くん愛されてるー」
喜んでいる場合じゃないですが・・・
そう、そうなんです。
弟くん、実は以前から胸が苦しくなる事があって、救急車で運ばれた時にも、心臓の専門病院に連れて行かれました。
その時に精密検査をした結果、
「胸の痛みや、不整脈の原因になっているのは意外にも心臓疾患以外の事が多いんです」
と言われました。
その後も、僧帽弁閉鎖不全症の疑いで別の心臓専門病院で診てもらう機会がありましたが、その時も「問題なし」とのこと。
それからしばらくは、そんな状態が続き心配な日々でしたが、OD克服して高校生になってからは元気に過ごしていたので、女の子からのメッセージには驚いてしまいました。
(親に心配かけるからなんて・・そんな事いう柄じゃないのに、ちょっぴり大人になったということかな、、、)
女の子から連絡が来た事は伏せて、
「そういえば最近心臓苦しくなってない?」
と聞いてみると、
「あー、たまにね」
「でも、小さい頃からそうだから、もう慣れてるけど」
って。
まだ苦しくなる時あったんだね。。。
最初に苦しくなったのは、忘れもしない小学校4年生の時、いつも通り元気に「いってきまーす!」と玄関の扉に手をかけた途端に、「痛い!」って胸を押さえてうずくまり、学校に行けなくなった時がありました。
それからは頻繁に起きるわけじゃないけど、たまに痛くなるという感じ。
それがいまだに続いていたんだと知って、ちょっとショック。。。
(定期的に検診しないと怖いな・・・)
そんな風に思っていたのですが、
先日、2学期最後のイベントでマラソン大会があったんです。
その時、
「お願いだから無理しないでね、順位なんて関係ないんだから、参加するだけで充分だし、歩いてゴールしても全然いいんだからね」
「とにかく無理しないで」
と送り出したのですが、
マラソン大会から帰ってきた弟くんは、
「今日、全然苦しくならなかったよ!」
「1週目は最後尾軍団と一緒に歩いたけど、2周目は気持ちよく走れて50人抜きしちゃったよ!」
「ゴールした後も、まだまだ走れる感じで気持ち良かった!」
と、清々しい顔をして帰ってきました。
「良かったねー!ホント良かった!」
「順位は253位だけど(^▽^;;)」
「いいじゃ~ん!ホント良かったねー」
ODで倒れる前までは、サッカー少年で走り回っていたので、思いっきり走れたのは8年ぶりくらい? もともとやんちゃ坊主だったので、なんだかその頃の体を取り戻せたようで、弟くんも喜んでいました。
それとね、
もう一つ大きな変化があるんです。
"湯船に浸かれるようになったこと"
普通の人にとっては些細な事過ぎてわからないと思いますが、
弟くんは湯船に浸かると胸が苦しくなって、とにかく不快な感じになるらしく、温泉に行ってもあまり楽しむ事が出来なかったんです。
だから、
「俺は前世で水死したんだよきっと」
って。そんな事言うくらい水に入るのを嫌がっていたんです。
小さい頃は普通にプール大好きでしたし、お兄ちゃんとお風呂でずっと遊んでた時もあったし、こんなに水嫌いになったのは、やっぱり胸の苦しみを訴えたあたりから。
それが、最近になって、
「お風呂溜めていい?」
って自分から聞くようになって、
「お湯に浸かると気持ちいいね~♪」
なんて言うようになったからビックリ。
「なんで急にお風呂に入るようになったの?」
「別に。入りたくなったから」
と、思春期ならではの返答でしたが、、、
この変化は本当に凄い事
- マラソンで気持ち良く走れたこと
- 湯船に浸かれるようになったこと
この2つの出来事は、弟くんの体がより元気になってくれたという証? 完全復活できたってこと?
あまり楽観視しないようにしながら喜びたいと思います。
久しぶりに嬉しいご報告でした。