週末は、弟くんの高校の文化祭でした。
足の親指を骨折して松葉杖生活だったので、どうなることやらでしたが、椅子に座ってのベース演奏という形で、なんとか無事に2バンドの兼務をこなして、ステージに立つ事が出来ました
1年前とは比べ物にならないくらい、自信に満ちあふれていて堂々とした様子でステージに立っているその姿は、我が子ながら見とれちゃうくらい格好良かった
高校2年生なので、実質これが最後の文化祭。
骨折と、連日の忙しさでかなり疲弊していたので、無事にこの日を迎えられてホント良かった。
OD経験していると、いつまたパタッと倒れるんじゃないかって不安がよぎります。。。
今まで沢山のOD子の経験談を聞いてきましたが、体育祭の後、玄関で制服のまま倒れこんで翌日から動けなくなったとか、文化祭で頑張り過ぎて動けなくなったとか、そんな話しをよく耳にしていたので、疲弊している姿を見ていると、思い出したくもないあの悪夢の日々を思い出してしまいます。
やりたい事を思いっきりやらせてあげたいけど、どうか倒れませんようにと祈る思いです。
マイクやアンプ、ミキサー、スピーカーなどの音響機器のまとめ役として、PA長を任されている弟くんは、自分のステージ以外もずっとホールに張り付いて大変そうだけど、弟くんはこういうのが大好き♪
どんどん音楽の世界にのめり込んでいってます。
なので・・・
今年の春くらいかな?
「俺、大学行かなくてもいいかな?」
と、突然言ってきた弟くん。
夢中になれることを見つけられた今、興味のない事(勉強)をやってる時間がもったいないと感じているらしく、
「勉強したくないのに、無理に大学に行っても無駄じゃね?」
と。
こんな時、親としてはなんて言うのが正解なのでしょう。。。
OD経験者の親としては、
「学校という拘りなんてどうでもいいこと」
「王道と言われている道だけが正解じゃないから」
「自分が幸せと感じられる道を見つければそれでいいよ」
と、悟りを開いたような思いもあるので、
「いいね!大学なんて行かなくても全然OKよ!好きな事をやりなさい♪」
と、言ってあげたら大正解なのかもしれないけど・・・
現実は、、、
「勿論、大学だけが正解じゃないけど、大学に行かないのなら働いて自立するってこと?」
「弟くんがそれで後悔しないならいいけど、ちゃんと考えてね」
と言うのが精一杯でした。
だってね、弟くんは好奇心旺盛でやりたい事がコロコロ変わる人だから、
今までも・・・、寝ても覚めてもスケボーで、部屋にいる時にも指スケをやっていたくらいスケボーに夢中になっていた時期があったり、黙々と絵を描いて美大に行きたいと言ってた時期もあったり、去年は音大に行こうかなって言ってたから、、、
ずっと側で見てきた親としては、安易に決めてないのか、ちょっと心配。
でも、もうこの先は自分で決めるしかないのだから、私達は見守るのみ。
・・・そして半年が過ぎた頃・・・
「大学、行く事に決めたよ」
と、スッキリした顔で報告してくれました。
この半年間、いろいろな人に相談していたみたいです。
バンドの先輩やベースの先生などに相談したり、音楽業界で働いている人達の話しを聞かせてもらって、自分が納得いく決断が出来たみたい。
弟くんの結論としては、音大や音楽の専門学校に行くより、大学のサークルでハンド活動の幅を広げていった方がいいらしいと。そして、今習っているベースの先生からも、魅力的なお誘いもあるらしく、楽しい学生生活がイメージ出来たみたいです。
とりあえず、親としてはホッと一安心。
やっぱりこの年になってくると、親の言う事なんかより、周りの人の意見の方が響くものですね。
高校2年生の一大イベントの文化祭が終わって、これから本格的に受験モードに突入していく前に心決められて良かった。