弟くん、念願の高校に無事、合格が決まりました
中3になってやっと復学した時には、思ってもいなかったこの結末
弟くん自身、
「俺、頑張った」
と、誇らしげに自画自賛していました。
「ホントよく頑張ったよね本当に凄いめっちゃ凄いよ」
小5、小6から休みがちになり、中1、中2は数日しか登校出来ず、この4年間、勉強らしい事は全くもってゼロ。弟くんの中では、小4から時が止まっていたような状態だったのが、いきなり中学3年生になり、英語なんてチンプンカンプンで、どこから勉強していいのか途方に暮れていたというのに・・・
この数カ月、弟くんがやってきた勉強の仕方は、"目の前の事を一生懸命にやる"。
基礎からの積み上げ学習が必要な英語・数学は苦戦していましたが、逆にそれ以外の教科は、今教えてもらっている事だけを頑張れば、点数が取れる!と、出来る事に目を向けて点数を取りにいってました。
漢字なんて4年分抜けているので、かなり読めないし書けない状態でしたが、今習っている範囲だけ頑張る!と割り切ってしまう。
そこなんですよね、弟くんを見ていて凄いなと思ったのは、根っからの楽観主義者で良かったという事。
私なら、まず抜けている所から丁寧に埋めていきたくなるし、それで時間に追われて、テンパってしまうだろう所を、弟くんは「そんなん無理っしょ」と割り切り、割り切る事に焦りもなく、出来る範囲で淡々とこなしていった事が、最後までやり切れた勝因かなと思っています。
最終的に入学が決まった高校は、弟くんにとってはワンランクもツーランクも上の高校でしたが、弟くんならではの無理しないやり方で、時間を最小限で最大限のパフォーマンスを打ち出せたのかもしれません。
それと、このブログでも何度も書いている事ですが、起立性調節障害を克服できたと同時に兄弟揃って、なんだか賢くなっているぞと感じています。
「子供の知能指数は栄養療法で変わる!」という話はよく見聞きしてきたのですが、我が家の兄弟を見ていて、その言葉は本当だったんだと実感させられています。
2人とも、一時期は脳に障害を負ってしまったんじゃないかと思うほど、思考が回ってなくて、反応が鈍く、考える力もない時があったのが嘘のように、2人で難しい話で盛り上がっていたりします。
「因数分解って面白くね?」
「うんうん!」
そんな会話から始まり・・・
アルキメデスの原理とか、ピューリタン革命とか、光速度の不変の原理とか・・・
もう何を話しているのか、わけわからんちんな話しをして盛り上がっている2人の姿を見て、この子達はいつの間にこんな知識を身に着けたんだろう・・と不思議に思ってしまいます。
栄養療法に出会えて本当に良かった
弟くんの復学からの様子はこちらの日記をご覧ください。
※追記です※
この記事は全日制に通う事を推奨しているわけではありません。少しでも上のランクを受験する事が凄い事とも思っていません。どちらかと言うと、少しでも上へ上へと話しているママ友の話しを聞いていると違和感を感じてしまう方です。
弟くんがこの高校を目指したのは、お兄ちゃんの時の経験を見ていて "3年間通う事を考えたら近い所が一番" という理由でした。東京では高校の選択肢が沢山あるので、皆沢山の学校見学をして、少しでも上のレベルの中から魅力的な学校を見つけて受験をし、電車やバスを乗り継いで通っている子がほとんどです。
そんな中、我が家での一番のポイントは自転車で通える高校。それが一番の魅力でした。弟くんの体調は落ち着いてきているので、起立性調節障害のぶり返しの心配はしていませんが、とにかく楽しんで欲しいので、電車やバスで往復2時間かかるより、その分友達と楽しい時間を過ごしてほしいと思って目指していました。
弟くんにとっては少し頑張らないと手が届かない高校でしたが、晴れて合格出来たので、高校生活は思いっきり楽しんで欲しいと心から願っています
▼2人がお世話になった教材、ひとつひとつシリーズ▼
とっても解りやすくて、子どもが達成しやすい内容になっているのがいい。