お兄ちゃんがイタリア1人旅から帰ってきた時、
「飛行機で耳抜きが出来なくて頭が割れそうに痛くなったんだよ」
「うずくまるくらい痛くなってあん時はほんとヤバかった」
と言ってきたけど、正直なところ "耳抜きが下手" という印象だけで聞き流していた私。
それからも時折、
「耳の中でバキバキ音がする」
とか、
「耳が詰まった感じがする」
とか言ってきたけど、耳垢でもあるんじゃない? くらいに思って、これまた聞き流していたけど、
でも、そんなに言うんなら、慢性上咽頭炎で耳鼻科に通ってるわけだし、次の治療の時に先生に聞いてみたら?
と言って診察してもらった結果、
耳管狭窄症 と診断されてビックリ。
耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)とは、耳と鼻をつなぐ管(耳管)が何らかの理由で狭くなり、ふさがってしまう病気。
まさか、こんな器質的な疾患があったなんて
もっと早く調べてあげれば良かった、、、
お兄ちゃんがずっと訴えていたのにホントごめんです。
耳管狭窄症になってしまった原因は、
副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎、上咽頭炎などが原因で、鼻の奥で炎症が起こることをきっかけに発症することが多い。
思いあたる事だらけではないですか、、、
画像引用:恩師財団済生会
耳管狭窄症は、上の図のように耳管が狭くなってしまって耳と鼻の間の圧力が適切に調整できなくなる状態。
こうなってしまうと、耳管の機能がうまく働くなって、
- 耳の詰まり感
- 聞こえにくさ
- 耳鳴り
- 耳の圧迫感
- 頭痛やめまい
などの症状が出てきてしまうとのこと。
お兄ちゃんの慢性化していた頭痛やめまいはここから来てたのかな?
耳管狭窄症の治療方法
一般的なのは、下記図のように鼻から金属の管を挿れて耳管へ空気を通す耳管通気という治療方法で、管を通してプシューッとアナログ的なやり方で耳抜きをしてくれるんです。
画像引用: 辻堂たいへいだい耳鼻咽喉科
先生の説明では、これをやり続けたところで狭くなった耳管が回復するかどうかはわからないらしく、先生の言い方から察するにあまり期待しちゃいけない雰囲気。。。
しかも、上咽頭炎の治療と同様、定期的に続ける必要があるとのこと。
そして、通気の出来不出来は医師の技量に左右されるのだそう。(これも上咽頭炎の治療と同じ)
耳管狭窄の原因が副鼻腔炎や鼻炎であればそれらの治療をする事で良くなるらしく、一方、耳管そのものの機能が悪くなっている場合はなかなか根治させるのは困難なのだとか。
という事で、治療始める前から、あまり期待できそうにない説明だけど、、、とにかく試してみるしかないので、EATのついでに毎回やってもらってます。
それでも、治療費は580円と激安!(EATだけだと360円)
治療費が安いのはホント有難い。
治療の効果は?
EATは7回、耳管通気は3回やってもらった効果は、
耳管通気をしてもらうと、自分でいくらやっても出来なかった閉塞感が抜けるので、少し頭痛が楽になっている様子。
もう少し回数通う予定なので、その後の経過はまた報告したいと思います。
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