弟くんの後輩の話しですが、起立性調節障害を克服し、今は全ての不調から解放され、めっちゃ元気に活動しているMくんの様子は、今苦しんでいるODっ子の希望になるのでは? と思いますので、ここに紹介させて頂きますね。
先日、高2男子Mくんが、昔ODで不登校だったと聞いてビックリ。
何故なら、
M君は180cm超えで、がたいも良く、一見高2とは思えないくらいの落ち着きある風貌。
登校型の通信高校に通っていて、普通校と同じように毎日登校し、夕方は、小学生の学童でボランティア活動。
その後は、居酒屋で22時までバイト。
こんな忙しい毎日を送りながら、学校の勉強もかかさず成績優秀。
部活もこなし、実はネットビジネスもしていて、学費くらいは余裕で稼いでいる状態。
大学はMARCHを目指して頑張ってるそう。
凄すぎないですか?
中学時代に体調を崩してODと診断され、学校に行けなくなった自分にショックを受けて、精神的に追い詰められ、うつ病になったと話してくれました。
高校はやむなく通信になったけど、中学・高校とコケた分、大学はなんとしても名のある所に入りたかったから、将来を見据えてボランティアをはじめたと。
通信の高校は、少人数制でとても手厚くて、やる気のある子は先生が親身になってフォローしてくれる。
けど、全くやる気のない子もいるので、上を目指せるかどうかは本人次第。
母親にこれ以上迷惑をかけられないから、(通信に)出してくれたお金を無駄にしたくない。
と。
あまりにも偉すぎて、惚れ惚れするくらい出来た子で、OD不登校時代があったなんて信じられないくらい、キラキラしてます。
話しを聞くと、治療らしい事は何もしてなかったらしく、ひたすら寝ていたのだとか。
先日家に遊びに来た時は、夜中にカップ麺なんか食べちゃったりして、朝の4時まで寝ないでお喋りして、それでも6時半には起きて、朝ごはんモリモリ食べて学校に行きました。
信じられないくらい、めっちゃパワフルに活動しています。
不登校時代の不調はもう何も残っていないそう。
ちなみに、、、
Mくんのカップ麺を少しもらって食べた弟くんは、見事にお腹壊して翌日ピーピー。
友達と出かける事も多く、外食が増えてきた弟くんですが、なにげに身体に悪い物は食べていないらしく、たまに食べても体調不良になる事はなかったのに、もの珍しさで食べてしまったカップ麺はダメだったみたい。。。
起立性調節障害って診断が曖昧だし、原因は千差万別なので、回復過程も様々だけど、Mくんみたいな例もあるんですね。
病院通いをせず、食事を改善したわけでもなく、時が解決してくれたパターン。
起立性調節障害は、成長期に伴う栄養不足と言われていますが↓
赤ちゃんの時から思春期まで成長し続けており、成長に栄養が使われるため栄養の貯金が少ないのが当たり前です。
そして思春期に背が急激に伸びるので、一気に栄養の貯金を食いつぶしてしまい、エネルギー産生がうまくできなくなって朝起きられなくなるわけです。
心を安定させるセロトニンややる気を出させるドーパミンなどの脳内神経伝達物質の合成も栄養不足のためにきちんと合成できなくなるので、意欲の低下や気分の落ちき込みなどの精神症状もでます。
世間で言われている自律神経の乱れによる血圧調節異常が起立性調節障害の原因ではありません。 単なる栄養不足なのです。
そのため男子の場合、成長が止まれば栄養が成長に使われなくなり栄養の貯金が自然と増えてくるので自然に治ってくるケースが多いです。
引用:岡山gdmクリニック
こちらの記事で書かれているような、典型的なパターンだったのかもしれないですね。
でも、自分で「鬱になった」と言うくらい、相当辛かった数年間だったと思います。
それを乗り越えて、いまこんなにも輝いているMくん。
苦しかった経験があるからこそ、今元気に学校に通えていることや、友達と過ごす時間がどれだけ幸せなことか解るから、
きっと、それが今の彼の輝きになっているんだと思います。
私も昔、先輩お母さん達に言われた事だけど、
「学校なんか行かなくても全然大丈夫」
「勉強なんて、いつからでもやり直しがきくから」
「身体がしんどい時にまで、学校の心配なんかしなくていいから、とにかく体を休ませてあげるのが先決」
これは本当に実感しています。
不登校時代って凄く不安だけど、うちのお兄ちゃんも弟くんも、上記Mくんも、皆元気になってからちゃんと取り戻してる。
だから大丈夫!
皆元気になって輝ける時が、必ず訪れるからね