ODっ子は常に体の怠さを引きずりながら生活をしていますよね。
我が家の兄弟も、長い間寝ているだけの時間がありました。
「インフルエンザのような怠さが毎日ずっと続いている状態」
「一度この体を味わってみてほしいよ」と。。。
寝たきりだった時代
テレビの明りも嫌がり、携帯やiPadでさえも見る事が出来ずに寝ていた期間があったので、テレビが見れるようになっただけでも嬉しくて、ゲームが出来て良かった!気晴らしが出来て良かった!と、日記に書き残してあります。
最初の頃、
まだ起き上がるのも辛くて横になってばかりの頃は、唯一の気晴らしがネットの世界。うちはAmazonプライムに入っていたので、お兄ちゃんは洋画、弟くんはアニメにハマり、もう見る物がないくらい見尽くしていました。
その後は、手っ取り早く楽しめるゲーム。
元気な頃は時間制限があったけど、時間はいくらでもあるし、好きなだけゲームをするって最初は新鮮だったみたいだけど、飽きるものなんですねぇ。
それからはYouTube。
YouTubeを見始めてから、兄弟それぞれの興味の範囲が広がっていき、
最終的に、ハマっていったのは、
性格がまったく違う兄弟、ハマるものも全く違っていて面白い
とことん好きな事を追究した結果
この時期があったおかげで、
↑これは弟くんが揃えたルービックキューブですが、この柄に揃えるって凄くないですか?
魚を捌く事にハマっていた時期は、一緒に買い物に行くとお魚売り場に連れていかれ、「鯛買ってー」「イナダ買ってー」とお魚をねだられ、綺麗に三枚おろしが出来るまでやり続け、お料理はかなりの腕前になりました
ピアノやギターもYouTubeの動画を見て完璧なまでに習得
ギターは、ギタレレ、アコースティックギター、ベースと進み、弟くんの部屋には5本のギターが並んでいます。
全てジャンク品を買ってきて、自分で弦の張り替えや音の調整をして直し、ピカピカに磨いて仕上げたものばかり
ピアノを習っていた時には家で練習なんて全然しなかったのに、ピアノもギターも何時間でも弾いているなんて別人のよう。
やらされている時にはやらないもので、自分のスイッチが入るとこんなにも違うんですね。
起立性調節障害で学校に行けないこの暗黒時代、
長くなれば長くなるほど精神的に追い込まれ、学校に行けない焦りや、将来に対しての不安で押しつぶされそうで、心身共に苦しくて本当は思い出したくもないくらい辛い時期だったと思うけれど、こんなにも好きな事だけを好きなだけ出来る時ってないと思う。
ともすると、無気力になり、何をしても楽しくないという鬱状態になってしまう可能性もある中で、
何か一つでも「やりたい!」と思える事が出てきたら、そんな嬉しい事はないですよね
たとえそれがゲームでも、YouTubeでも、アニメでも、漫画でも、とことん気が済むまでやってみると、意外な新境地が開かれていくような気がしています。
何よりも、心身共に苦しい思いをして過ごしている子供達が、少しでも罪悪感から解放されて、1ミリでもワクワクを味わえる事があるのなら、それを増やしていってあげたいですよね