起立性調節障害と診断された子達って、「生きてる?」って心配になるくらい昏々と寝ちゃいますよね。。。
最初の頃は、起立性調節障害というものが何なのか全く理解がなかったので、昏々と寝てしまう様子が不安で、ちゃんと息をしているか・・何度も生存確認していたものです。
ある程度の時間で起こした方がいいのか、
昼夜逆転してでも寝かせた方がいいのか、
起立性調節障害の親の会でも、よく話題になっていました。
試してみたこと
一般的に言われている、体内時計を整える方法は、
- 朝陽を充分に浴びさせてあげる
- 夜寝る前は電子機器のブルーライトを見ないようにする
- 日中ゴロゴロせず、体を動かすようにする
- 日中太陽の光を浴びるようにする
- ストレスのない生活を心がける
我が家でも、これらの事は全て試してきました。
朝、私が起きた時に子供部屋のカーテンを全開にしてみたり、夜中にiPadが使えないように時間制限をかけてみたり、体調悪すぎて散歩に行けない時にはベランダにシートを敷いて太陽の光を浴びてみたり、起きてほしい時間にラジオが鳴るようにしてみたり、、、
いろいろと試してみましたが、カーテンを開けようが、ラジオを鳴らそうが、全くもって起きなかったです。
朝陽がさんさんと照らされた中で、爆睡していました。
以前通っていた起立性調節障害の専門医に言われたのは、
と言われた事があり、
いつもの起きる時間の30分前、1時間前と少し早めに起こしてみた事もありましたが、OD兄弟を数年間見てきた結論としては、無理に調整しようと思ってもどうにかなる事ではなかったです。
起こした方がいい? 寝かせてあげた方がいい?
起立性調節障害の子ども達は、
なんらかの原因で自律神経の調整異常が起きてしまい、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできなくなり、朝になっても交感神経のスイッチが入らない為、脳を含めた全身での血流が低下している状態なので、脳が覚醒することなく眠り続けてしまうのだそう。
ここで無理に起こしても、そもそも起きられないし、起きたところで脳に血流が行かない状態なので、吐き気、目まい、頭痛などで気分が悪くなってしまいます。
「昏々と寝てしまうのには、身体が休まなければいけない理由がある」
という事なので、思う存分寝かせてあげてほしいと思います。
学校行く行かないのやり取りを毎日続けていた頃は、親子共にかなりストレスフルな状態でした。
なので、
「体調良くなるまで学校はお休み」と決めて、全てのしがらみから解放し、まずはとんとん寝かせてあげる
こう決めて、毎日寝ているのが当たり前の生活になったら、すごく精神的に楽になった事を覚えています。
睡眠サイクルは、体調が良くなってくると自然と整っていきました。
なので、起こすか起こさないかよりも、個々に抱えている不調が質的栄養不足なのか、遅延型アレルギーが原因でリーキーガットなのか、精神的なストレスを抱えているのか、その原因を見つけてあげる事が回復への近道になるのではと思います。
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