起立性調節障害、慢性疲労症候群を克服する為には、腸内環境を整えてあげることが何より大事!
その為に出来る事は沢山ありますが、はじめの一歩として、一番最初にお勧めしたいのがグルテンフリー!
理由は、「タダで試す事が出来ること」「今すぐはじめられること」「効果が高いこと」。
起立性調節障害や慢性疲労症候群のような症状を改善する為の優先順位として、良い食べ物やサプリを100摂るよりも、有害なものを1減らすことの方が重要。
今すぐできて、不調が少しでも改善される可能性があるのなら、やらない手はないですよね?
グルテンは体のトラブルメーカー
オーソモレキュラー療法で有名な溝口徹先生の著書には以下のように書かれてします。
グルテンのアミノ酸の配列は、麻薬物質と似ているため、脳内で麻薬のように作用してしまいます。しかもその成分は、脳に悪いのをいれないためにある「血液脳関門」を通過してしまい、脳の神経細胞の受容体にくっついてしまいます。すると、中毒症状を起こしたり、ハイになったり、イライラしたり、逆にボーっとしたりします。これが脳の疲労感や仰うつ感につながることもあります。
また神経伝達物質の正常な分泌を阻害するため、記憶が曖昧になる、情緒不安定になり、うつになる、興奮しやすくなるなどの状態を引き起こしてしまいます。さらには、細胞の解毒能力を低下させ、全身の細胞に毒性物質をたまりやすくさせてしまいます。
結果として、脳の神経細胞の解毒能力も落ちてしまい、脳の神経細胞のなかに悪い物質が蓄積されやすくなってしまうのです。
グルテンを摂取している事で不調になると言われている症状はさまざまで、
- 不安や慢性ストレス
- 消化器疾患
- 過敏性腸症候群
- 吐き気・嘔吐
- ブレインフォグ
- 頭痛
- めまい
- 皮膚疾患
- 婦人科疾患
- 神経障害
- ADHD
- 自閉症
- 不眠症
などなど。
いま現在、原因不明のさまざまな不定愁訴を抱えている人なら、一度試してみる価値がある事は間違いありません。
ちなみに、我が家の兄弟が起立性調節障害を克服できたのも、徹底したグルテンフリー生活に切り替えてからでした。
大好きなパンや麺類をやめる自信がない・・
グルテンフリー生活、いざ始めようと思っても、小麦って皆が大好きな物ばかりですよね。。。
ラーメン・パスタ・うどん・パン・パンケーキ・餃子・肉まん・お好み焼き・たこ焼き・焼きそば・そうめん・天ぷら・揚げ物・・・何かしらの小麦製品を毎日食べていた生活だったので、「それじゃあ一体何を作ったらいいの?・・」と途方に暮れてしまうと同時に、好きな物を食べられない絶望感しかありませんでした。
それでも・・子ども達の為!
良いと言われる事はなんでも試してみたいので、頑張って2週間グルテンフリー生活を試してみたら・・・
「怠かった体が軽くなった気がする」
と、実際に効果を感じられたことが驚きでした。
今振り返ると、この時から徹底したグルテンフリー生活をずっと続けていれば良かったのに、この時の私は、グルテンの本当に怖さを理解していなかったです。。。
ホント・・後悔する事ばかり。。
賢いママで、子どもが倒れてから早い段階でグルテンの危険性に気づいた方は、脅威のスピードでお子さんが回復されている事例もあります。
グルテンフリーのはじめ方
まず最初に2週間・・できれば3週間、徹底したグルテンフリー生活を試してみてください。
やり方としては、調味料までは意識せずに、主食として小麦を食べないというやり方を徹底するのでいいと思います。カレールーやパン粉もやめてみてください。
それで3週間後に、「頭がスッキリしてきた」「怠さが軽減された」と感じる事が出来たなら、やはりグルテンによるダメージを受けていたという事がわかります。
この後が大事です!
もし少しでも体の変化を感じる事が出来たのでしたら、その後も半年は徹底したグルテンフリー生活を続ける事を強くお勧めします。
私のように誘惑に負けて、グルテンフリー生活を緩くしない方が絶対に回復は早いと思います。
慣れるまでは、母の負担が大きくて大変でしたが、1、2ヵ月も続けてくると、慣れてくるものです。
「うちの子ラーメン大好きなのに食べられないのは可哀相」
「ピザやパンが大好きなのにやめろと言えない」
実際問題、こんな事を言っている場合ではないのですが、こういう気持ちもよーくわかります。
ですが、これも回避策あるので大丈夫
この後詳しくご紹介していきますね。
そもそも、子ども達にしてみれば自分で食事を作っているわけではないので、母の管理下にある今なら、小麦以外の好きな物が食卓に出されるのであれば何の問題もないわけなのでよね。
最初の頃は、子ども達が好きだからと買っていたパン屋さんのお土産や、小腹が空いた時にと買っていた肉まんなどを買ってこないのは、罪悪感さえ感じていましたが、「これを買わないのは子ども達の為なんだから!」と自分に言い聞かせながらでした。
グルテンフリー生活に慣れるまで母の負担は大きいですが、子ども達は意外にストレスなく、「気づけば小麦食べてないね」くらいな感じで過ごす事が出来るわけです。
グルテンフリー生活の続け方
グルテンフリー生活を続けるためには、無理しないこと。
今は小麦の代わりに、米粉やトウモロコシ粉で作られたパスタなどが市販されていますので、それらを上手に使ってストレスなくグルテンフリー生活を続ける事が大事と思います。
第一段階としては、
グルテンフリーの乾麺などの代替品を使って、料理の幅は変えずに乗り切る。
第二段階は、
代替品って、実は添加物や糖質が多め。なので、「たまにの楽しみに食べる」くらいで、作る頻度を減らしていく事を目標。
例えば、餃子の皮も米粉100%の物が市販されています。
裏を見ると・・・
小麦の皮の原材料
→小麦粉、還元水あめ、植物性たんぱく、食塩、植物油、加工でんぷん、酒精、調味料
米粉の皮の原材料
→米粉、麺用加工油脂(還元水あめ、植物油脂)、加工でん粉、ソルビット、酒精、増粘剤(キサンタンガム、HPMC)、PH調整剤
こんな感じで、両者比べてみると、小麦の皮はシンプルな原材料なのに対して、米粉の皮はいろいろと余計な添加物が入っている事がわかります。
なので、どっちもどっちだなぁ・・と購入する事を躊躇してしまいましたが、両方試してみた結果、「やっぱり小麦はダメ」という結論。米粉の皮で餃子を作った時は、胃もたれする事なく、不調ゼロでした。
第三段階は、
お醤油や、味噌などの調味料も麦を使っていない物に切り替えて行く。
勿論、最初から第三段階までパーフェクトに切り替えていくのがベストだと思いますが、慣れていくまでは大変と思いますので、無理せず出来ることからはじめてみてくださいね。
以下、私が普段購入しているグルテンフリーの食材です。
オーガニック、添加物不使用、Non-GMOのパスタ。
グルフリパスタはいくつか試してみたけど、これが一番小麦に近い感じで好評です♪
オーガニック、添加物不使用、Non-GMOのパスタ。
イタリアで有機栽培したとうもろこしと、お米のみで作られています。
言われなきゃわからないくらい小麦のラーメンと遜色なく作られていて感動です。我が家ではいつも箱買いしています。
小林正麺の麺はどれも美味しいので、シリーズ買い。
天ぷら・お好み焼き・タコ焼きなど、パン作り意外はこの米粉を使っています。安価なのに優秀なお品物。
米粉での食パン作りはいろいろ試した結果、この山梨県さんの米粉に落ち着きました。有名どころのミズ〇チカラより、出来上がり・価格ともに満足のお品。
米粉100%使用大判22枚入りこれはさすがに箱買いしてませんが、どこのスーパーにもあるものではないみたいですね。
春巻きの皮も見つけた時、嬉しくなってしまいました。
グルテンフリーのお醤油はいろいろ試してみましたが、最終的に辿り着いたのがこれ。味にうるさい弟くんに高評価でした。
国産のお米100%使用で添加物無添加のお味噌が格安。グルテンフリーのものはなんでも高いので有難いお品です。でも、お味噌は他のグルテンフリーに比べて比較的安価に見つける事できますので、是非スーパーをはしごして、小麦を使っていないお味噌を探してみてください。
グルテンフリー継続中
グルテンフリーをはじめてから数年経ちましたが、今もグルテンフリー生活継続中です。
最初の頃こそ、「たまにはラーメン食べたい」「小麦のパン食べたい」とぼやく時も多々ありましたが、今は、あえて小麦を食べなくても平気になってきました。
小麦中毒から抜ける事が出来た感じです。
でも、ここに来るまでは、何度となく軽い気持ちでパスタやラーメンを食べては、「やっぱりお腹の調子が悪くなっちゃうね..」というのを散々繰り返してきましたから。。。
この失敗を繰り返していくうちに、小麦を食べた後の胃もたれや怠さが明らかなので、そんな不快な思いをしてまで食べたくないという気持ちになって、今に至る感じです。
私にもっと知識があったら、こんなに時間かけずに治せたのかもしれないけど、後悔先に立たずですよね。
凄いなと思うのが、ずっと不調が続いている時にはわからなかった事でだけど、普段からクリーンな食生活をしていると、いけない物を口にした時に「これヤバいやつ」って、体のセンサーが働くようになるんですね。
小麦アレルギーがなく、アナフィラキシーショックを受けるような重篤な症状があるわけではない場合、どうしても危機感を感じられず緩くなりがちですが、体調不良が続いている場合はグルテンやカゼインを疑い、是非下記の本を読んでみてください。