イタリア行きを決める前は、
その日暮らしで、のんびり気の向くまま行きたい所に行く
というスタンスで発展途上国を旅する予定だったお兄ちゃん。
それが・・イタリア旅行をいろいろと調べてみると、有名どころの観光地は事前予約でチケットを取らないと、現地販売を行っていないところもあるんですね
なので、日時をキッチリ決めてスケジューリングしないといけない。
勿論、ある程度は承知の上でイタリア行きを決めたわけですが、
行きたい所が沢山ありすぎて、あちこちと予約を取って、どんどんスケジュールが埋まっていくことに、私が不安。
だって、日本でだって時間通りに到着できない人が、慣れない異国の地でどうやってたどり着けるというのでしょう。。。
本人的には、謎の自信があるようで、
楽観主義者の旦那さんと、サクサク予定を決めて行ってます。
その予定表を見ると・・・いやいや無理っしょ
と思うのですが、どんな結果になることやら。。。
イタリア旅行は諭吉さんが飛んでいく
ホテル代を安く済ませそうとすると、ドミトリーというシェアハウスのようなホテルがあって、二段ベッドがいくつか並んでいるような部屋に、トイレやシャワーは共用という感じ。
それでも日本のビジネスホテルより高くって7,8千円~1万超えがざら
シングルルームで探すと、安くて1万5千円くらい~ウン十万までピンキリですが、とにかく高いなぁ・・という印象。
こうしてみると、日本のビジネスホテルって凄いですよね。
"安くて綺麗で駅近で、朝ごはんも美味しい!" こんなにも至れり尽くせりで四拍子も揃っているのですから。
しかも、イタリアのホテルは、朝食が付いていると言っても甘いパンとコーヒーが定番。サラダや卵なんて気の利いたものはなさそうでした。
結果的に、
「一人部屋じゃないと絶対寝れない」
というので、ドミトリーではなく、シングルルームの予約をとることに。。
なんだか、当初の計画からだいぶ違ってきてないかい?
これじゃ単なる贅沢旅行のようになってきてる気が・・・
甘やかしすぎ?
当初のバックパッカー計画からは程遠い感じになってきて、「過保護」「甘やかしすぎ」という言葉が聞こえてきそうですが、お兄ちゃんを知る人達なら、その普通が当てはまらない事を解ってもらえると思います。
「19歳なのだから」というセリフはお兄ちゃんには全く当てはまりません。
普通の19歳なら、親元離れて生活している子もいるでしょう。大学の隙間時間にアルバイトをしたりして、自分で稼ぎながら仲間と楽しい時間を謳歌している頃ですよね。
お兄ちゃんの同級生にも、非の打ち所がないくらい立派な兄弟がいて、勉強も運動もサークルもバイトも、全てに全力投球して、沢山の仲間に恵まれ、本当に文字通りのキラキラした学生生活送っています。
本当に羨ましい限りで、私達には眩し過ぎるくらい。
それに、私も旦那さんも、自分達が早くから自立していた方だったので、お兄ちゃんが長いこと引きこもり生活をしている事に対して、正直焦る気持ちあります。
けどね、「無理なものは無理」なんですよね。
動かないものは梃子でも動かない。
それがお兄ちゃん。
なので、種まきだけは沢山しておいて、
少しでも「やりたい」の芽が出てきた時には、全力で応援してあげたいのです。
なので、今回のイタリア旅行も、親のお金で、親と一緒に計画を立ててという事なので、全く自立していない甘ちゃんな19歳と見られると思いますが、
私達親からみたら、これだけの事を一人でやろうとしているだけで、すごい成長なんです。
心配事は山ほどあります。
クレジットカードを使った事もなくて、Google Mapも使いこなせないお兄ちゃんが、行きたい所に辿り着けるのか・・・
小麦だらけのイタリアでの食事はどうなるのか・・・
お水はちゃんと買えるのか・・・
お腹壊したりしないか・・・
スリにあったり、怖い思いをしないか・・・
とにかく生きて帰ってこられるのか・・・
と。。。
眠れなくなるくらい心配事は尽きないけど、お兄ちゃんの初めての大冒険。
もうここまできたら、祈るしかないです。
出発まであと6日。