イタリアでキャッシング出来ない事が判明し、めちゃくちゃ焦りまくりましたが、お兄ちゃんが言うように全てクレカで対応出来ているようで、とりあえず現金なくても旅は続けられそうな様子。
このまま問題なくいける事を祈るしかないのですが。。。
この日も早朝から行動しているお兄ちゃん。
旅の2日目にして、やっとまともな食事が摂れたらしく、美味しそうな写真が送られてきました
「なんだかわからないけど、一番安かったから頼んでみた」というこのお料理は、調べてみるとイタリアのもつ煮込みだったようで、
「美味しかった♪かなりお腹いっぱい♪」
とLINEが届きました。
良かった!ちゃんとご飯食べられて良かった!
もうね、お兄ちゃんがご飯食べられただけで泣きそうになってしまう母です。。
「ジェラードもめっちゃ美味しかった♪」
お天気にも恵まれて、素敵な写真
ローマに到着してから→ピエンツァ→シエナと移動し、ここまでは順調でした。
「スケジュール通り、行きたい所に無事に辿り着いていて、お兄ちゃん凄いね!」
「でしょ~」
なんて得意げに言っていたのに・・
この後、お兄ちゃんがイタリア嫌いになる事が次々と起こるとは思ってもいませんでした。
3日目はフィレンツェ
思いがけず日本食屋さんを発見して、
「久しぶりに美味しいご飯食べたよ♪」
と、ご機嫌な様子で連絡がきました。
とりあえず、先に重い荷物を預けようと今夜の宿泊先を探しに行ったお兄ちゃんでしたが、見つけられずに時間切れ。
ドゥオーモを予約していたので、重い荷物を背負ったまま向かうことになりました。
ホテル見つからなかったって、ちょっと嫌な予感。。。
急いで宿泊先からの連絡を確認してみると、こんな写真が届いていました。
ナニコレ??
・・・すぐに理解する事が出来なかったのですが、
これが予約していた場所と、鍵の置き場だったのです。
マジデスカ??
これじゃお兄ちゃんが見つけられなかったのも仕方ないよ。。。
嫌な予感しかしない。。。
これがホテル?
現地に行ってわかった事ですが、
今回の旅行で予約していた宿泊先は、ホテルと呼べるものではなくて、アパートメントの一室を貸し出しているような所で、看板もないし、受付なんかないので、対応してくれる人もなく、道順や部屋に入る為のロックの解除の方法は、当日にならないと教えてもらえないんです。
正直・・・
ここまでの実態を全く把握していませんでした。。。
Booking.comには清潔そうな部屋の写真と、口コミには「素敵なオーナーで快適だった」と書かれていたので、安心できる所を予約したつもりだったのに・・・
現地払いでカードも使えるって書いてあったけど、そもそも無人で誰もいないし、Booking.comに書いてある事と現実が違い過ぎるー
完全に私達のリサーチ不足。。。
それでもこの3日間は、お兄ちゃんが自力で宿泊先に辿り着いて事なきを得ていたのは本当に奇跡的に凄いこと
イタリア人の対応が雑過ぎ
お兄ちゃんがドゥオーモを見学している間に、宿泊先に連絡を入れてみると、「残金を支払ってください」との事。
Booking.comにカード払いOKって書いてあったのに、「カードは使えません」「Paypalで払ってください」の一点張り。
「予約時にクレカ登録しているので、それで後日支払われるはずでは?」
「とにかくお金は払うので、今日はこのままホテルに入ってもいいですか?」
と聞いても通じず、そんなやり取りをしていたら、
「大丈夫、焦らないで!また明日ね」
・・・・・と。。。
は? もしかして帰った???
今日の宿泊はどうなるの???
なんでこんな大事な会話をしている途中で居なくなるの???
その時、イタリア時間の18時。
イタリア人は時間になったら、客がいようがお店を閉めてしまうと聞いた事があるけど、本当に居なくなった???
そう・・会話は途中で終わってしまったのです。
(お金が振込みされたのを確認したら用なしなのか、結局その後何も連絡はありませんでした。。)
フィレンツェで迷子
とにかく、こうなった以上お兄ちゃんが自力で辿り着くしかない・・・
早朝シエナから移動してきているので、10㎏のリュックを背負ったまま、一日中歩いて相当疲れているのにこんな状況になってしまって、、、
私もGoogle mapのストリートビューを見て、送ってもらった写真を見ながら一緒に場所探し。
旦那さんが仕事から帰ってきて、お兄ちゃんとLINE繋ぎながら夜中まで一緒に場所探し。
時間はどんどん過ぎていき・・・
お兄ちゃんの携帯の充電が残り30%・・・
充電切れたら、探せなくなるじゃん
「今すぐホテルの住所を紙にメモして!」
「ペンが見当たらない」
「もう肩死にそう」
「駅までいけば充電できるとこあるかも?」
「最悪はお昼に行った日本食屋さんに行ってみる」
のこり10%・・・5%・・・切れちゃった・・・
お兄ちゃん・・・・・・・・
しばらくして・・・
お兄ちゃんから連絡が入り、日本食屋さんに入って、充電させてもらって、ご飯食べて、道を教えてもらったとのこと。
良かった
日本食屋さん教えていただいたおかげで、やっとお兄ちゃんは宿泊先に入る事が出来ました
フィレンツェの日本食屋さん、ありがとうございます!
お兄ちゃんを助けてくれてありがとうございます!
感謝感謝です
お兄ちゃんがたまたまランチでここを見つけていて、ホント良かった救われました。
イタリア時間の21時半、日本時間は夜中の2時。
お兄ちゃんが宿探しはじめてから3時間半です。
お兄ちゃんも私も旦那さんもヘロヘロ。。。
もう・・本当に生きた心地しなかった。。。
素敵な締めくくり
この日、6月24日はフィレンツェの祝日だったようで、22時半~花火が上がると日本食屋さんに教えてもらっていたお兄ちゃん。
こんなに大変な思いをした後なのに、
「せっかくだから花火見てきたよ」
・・と、朝起きたらLINEが入っていました。
イタリアで迷子になって、怖い思いしてただろうに・・
そんな出かける気力、体力残ってたんだ
お兄ちゃんがこんなに逞しいと思わなかった
フィレンツェで花火を見れたなんて、なんか素敵
どんな思いでこの花火を見ていたんだろう・・・
長かった一日。
お兄ちゃんが今日も無事で本当に良かった。