低FODMAP食をはじめて2週間が経過しました。
SIBOを調べていくうちに、なんか自分にも当てはまっちゃう???
と気づいてしまった私。
食後、そんなに爆食いしたわけじゃないのに、妊婦のようにお腹がパンパンに張る時があったり、
一日中お腹がグルグルしてガス腹になる時あったり、
下痢ってわけじゃないけど、一日に何度もお通じがあったり、
でも、それって腸が元気に活動している証拠!なんて思ってました。
お兄ちゃんが便秘がちで固い便ばかりなので、「健康なウンチは浮くんだよ♪」なんて自慢してたくらい。
誰かが風邪ひいても、コロナになっても、私がうつって寝込む事はないので、「お母さんは怪物だ!」って子供達が言うくらい元気。なので、免疫力はかなり強い自信があったので、上記のような症状も、全く気にしてなかったのですが・・・
SIBOを知れば知るほど、これってもっと気にする事だったのかも??
腸の過活動ってよくない事だったんだ
・・・と知る事となりました。今更ですが。。。
一般的に腸活に良いと言われている乳酸菌、オリゴ糖、発酵食品などは、胃腸が元気な人にはプラスでも、胃腸が弱っている人にとっては、消化吸収できずに悪玉菌を増やして胃腸を荒らすだけでマイナスになっちゃうんですね。。。
胃腸が弱いお兄ちゃんを救ってあげたくて、めちゃくちゃ腸活頑張っていたのが仇になっていたなんてショックだけど、SIBOを知る事が出来てホント良かった
なので、今までせっせと腸活に取り組んでいた事は一切中止
という事で、お兄ちゃんだけじゃなく、家族の食事そのものを低FODMAP食で過ごしてみました。
そしたら・・・
妊婦のようにお腹が張る事がなくなって、いつもグルグルしていたお腹がスッとした感じになったのです
子ども達が居ない時に、こっそり食べてた小麦類も止めてみたら、食後に眠くて動けなくなる事もなくなって、スッキリ快適な感じ♪
やっぱり私もSIBOだったのかな。。。 (元気だけど)
お兄ちゃんの治療で始めた事なのに、私の感想になってしまいましたが、お兄ちゃんもお腹の張りが減ってきたらしいのでいい感じ
栄養療法やっていて思うのは、自分の体なら、こうして意識しながら過ごして観察する事が出来るんだけど、子どもの体を変えてあげようと思うと、本人しかその違いがわからないので根掘り葉掘り聞いてみても、いまいちわからない事が多いから難しいんですよね。
今回は、重症度が違えど同じ目的で私も試す事が出来てるので、効果がわかりやすい!
SIBOを放っておくと危険
SIBOを放って置くと、栄養吸収が悪化し全身に悪影響が出てしまうというのですから、見逃すわけにはいきません。
分子栄養療法の指導医でもある、東京原宿クリニックの篠原先生のブログから抜粋させていただきます。
腸粘膜へのダメージ
細菌が小腸に増えてしまい、細菌を包んでいるバイオフィルムや、毒素が小腸の粘膜を傷つけます。
そのことにより、腸漏れ症候群(リーキーガット症候群)の原因になります。
腸漏れ症候群(リーキーガット症候群)とは、通常では入っていかない毒素などが、腸粘膜を通過して、血液の中に侵入することにより、アレルギー症状などの不具合を起こすことをいいます。
慢性的にアレルギー反応が続いていると、副腎がそれを消そうとして、副腎疲労の原因ともなります。
栄養の吸収障害
せっかく食べた栄養が、小腸で増えた細菌に横取りされることによって、栄養素不足になってしまいます。
アミノ酸、ビタミンやミネラルなどが吸収されず、エネルギーを作るために必要な栄養素が足りなくなるために、副腎疲労などの多彩な症状が出てしまうことになるわけです。
もし、あなたがお腹が張るという症状以外に、疲れやアレルギー、不眠などの全身の色々な症状があるのであれば、SIBOは疑ったほうがいいかもしれません。
引用: 東京原宿クリニック
SIBOになってしまうと、腸内の増殖しすぎた細菌が、ミネラルビタミン吸収を阻害してしまう為、食事療法やサプリメント療法が効かなくなってしまうという事だったのですね。。。
まずは、悪さをしている細菌の個体数を減らして、繁殖しにくい腸内環境を作ってあげることがポイント!
低FODMAP食について詳しい本はこちら
かなり細かく分類されているので、思わず本を閉じたくなってしまうかもですが、基本的にはグルテンフリー、カゼインフリーを徹底して、あとはお腹が張る食事を避けるという方法でも良いらしいです。
だけど・・一刻も早くSIBOになった原因を探りたいのであれば、最初から徹底して食事管理してみる方が早道だと私は思います。
この食事だけで改善する人もいらっしゃるそうなので、試してみる価値ありじゃないですか?
低FODMAP食の正しいやり方
どんな治療法もそうですが、ネットを見ると賛否両論いろんな意見が錯綜しています。そんな中、自分がどの情報を選択するのか難しいとこ。
SIBOの治療に詳しい江田証先生のブログの記事、大事な事なので、そのまま掲載させていただきます。
「低FODMAP食」についてまったく間違ったコメントをしている無責任な者がいるが、私たちは惑わされないようにしましょう。
低FODMAP食を1ヶ月以上続けない方がいいなどと言っている素人がいる。
モナッシュ大学のギブソン教授らによって定義された、正式な低FODMAP食のやり方には一定の体系がある。
①まず、3週間(~4週間)、低FODMAP食を完全に排除する。
②お腹の調子が治まったところで、「チャレンジテスト」として、
・A.フルクタン1週間 食べる
↓
・B.ガラクトオリゴ糖(GOS) 1週間 食べる
↓
・C.乳糖 1週間 食べる
↓
・D.果糖 1週間 食べる
↓
・E. ポリオール1週間 食べる
上記のように、まず3週間低FODMAP食を排除することで、お腹の調子が治まって静かになった状態を作り出し、その後、今度はそれぞれA,B,C,D,Eと、低FODMAP食のそれぞれの成分を食べる(チャレンジしてみる)ことで、どの低FODMAP食成分が自分の腸に合わないのかを調べることが「低FODMAP食」の体系であり、意味である。
3週間のFODMAP除去期間を作ることで、今度はFODMAPを再開したときに、合わないFODMAPが腸に入ってきたときには、腹痛、下痢、ガスなどの症状がよりはっきりわかるのだ。
過敏性腸症候群は、昔は「単なる精神的な病気」と言われてきたが、現在は、過敏性腸症候群は一定の食品に対する「不耐症」(FODMAPの成分が腸に合わない)の要因もあることがわかってきている。
だからこそ、上記のようにA→Eまで、腸に合わないものがどれかチャレンジして調べていくわけだ。
そして、FODMAPの成分のうち、自分の腸に合わないものは避けるが、食べても不調にならないFODMAP成分は食べていいわけである。全ての高FODMAP食を一生食べられないわけではないし、全ての高FODMAP食を食べるな、というのが「低FODMAP食」ではない。
3週間の「FODMAP除去期間」のあと、A→Eまで「チャレンジテスト」をして、自分の腸に合わない糖質を調べ、自分の腸に合わない糖質を探すのが「低FODMAP食」の体系なのだから、これらの過程をひととおりやるだけで8週間はかかることになる。
そんなことも理解していないのに、無責任な者が不正確な情報を書いている。チャレンジテストもせずに低FODMAP食をやめてしまえば、一生自分の腸に合わない食事が分からずに苦しむことになるではないか。
ひととおりに低FODMAP食のサイクルをやるのに8週間かかるのに、1ヶ月以上低FODMAP食をやるな、とははじめから理論になっていない。
8週間やらないものを低FODMAP食とは言わないのだから。そしてチャレンジテストをして大丈夫な高FODMAP成分は食べ始めていいのである(果糖や乳糖は食べても大丈夫だが、フルクタンとガラクトオリゴ糖(GOS)はダメ、など)。
まあ、ネット社会というものはそういうものだ。ネットに溢れる文章にはいいかげんな情報が多い。
出典や書き手がどんな経歴があり、どんな臨床歴や研究歴があるか、読者は確かめてからその信頼度を判断して読まねばならない。
低FODMAP食を中途半端にやっても、効果がでないし、効果がない場合は、そもそも「低FODMAP食の適応でない」可能性もある。
心配な人は、医師に「過敏性腸症候群」や「SIBO」であるかどうかを診断してもらってから、低FODMAP食にトライすることをすすめる。
我が家は、引き続き低FODMAP食を頑張ってみようと思います。