遅延型アレルギー検査は、リーキーガット症候群の程度を評価する物であり、この検査でアレルギー反応の出た食材を全て避ければ良いという物ではありません。
詳しくは小西先生の記事を参考にご覧になってください。
下記の記事は、まだ勉強不足だった頃に書いた記事になりますが、参考になる部分もあるかと思いますので、文章を加筆修正し、ここに残しておきたいと思います。
遅延型フードアレルギーの検査の結果、兄弟揃って沢山の食品に高反応だったのですが、その中で卵・牛乳・グルテン(小麦)・ナッツ類を除去してみる事にしました。
ナッツ類は元々あまり摂ってなかったから困る事もないけれど、卵・牛乳・小麦はどうしたらいいのか途方に暮れてしまいましたが・・・
まず最初に一番難しそうなグルテンフリーからスタート!
最初は単純に「パンを食べない」「パスタを食べない」という所からトライ。これだけの事でもレパートリーがかなり狭くなって、ずっと続けられるか不安。
けど、2週間が過ぎた頃、
と、お兄ちゃん!
その言葉が聞けただけで苦労が報われる思い。
引き続きグルテンフリー生活、さらに卵・牛乳も除去していく為に、まず最初にこの本を購入してみました。
この本を見ながら、米粉+そば粉でパン、米粉+片栗粉でピザ、米粉で中華まんが作れる事を知り、トライ。
麺類は無理せず市販の物を購入。蕎麦粉100%のお蕎麦、グルテンフリーのパスタや中華麺、そして餃子の皮まで米粉100%の物があったので、頻度は減らしつつ今までと同じようなメニューも楽しむ事が可能でした。
子ども達のグルテンフリー生活に伴い、必然的に私も同じ食生活になるわけですが、驚いたのが食後の眠気がなくなった事。
私、食後というか、下手したら食事中から眠くなってしまう事が多々あり、そういう体質なんだと思ってたけど、その眠気がなくなったことにビックリ。
小麦粉にはアミロペクチンAっていう糖質が含まれていて、これが他の炭水化物よりも効率的に血糖値を上げちゃうんです。だから、白米や砂糖よりも血糖値が急激に上がることがあり、血糖値スパイクを引き起こしやすいと言われているんですね。
子供達と同様、自分まで変化を感じられたことは、ホント驚きでした。
牛乳・乳製品の除去食
お兄ちゃんはもともと牛乳好きじゃなかったけど、弟くんは牛乳大好き少年で、給食の時は飲めない友達の分までもらって飲んでいたくらい。
なので牛乳を止めた当初は私も心苦しくて、乳糖を分解してある牛乳を買ってみたり、限りなく牛乳に近い味に加工されている、調整豆乳を買ってみたりと、ちょっと中途半端な状態でした。
でも、長引く体調不良から抜け出すためには、中途半端じゃやってる意味がないので、最終的には牛乳とヨーグルトは完全除去。
バターとチーズはたまに摂るくらいに落ち着いています。
バターはグラスフェッド、チーズはナチュラルチーズか、セルロースなしのシンプルな物を選んでいます。
ホワイトシチューやグラタンの時には、豆乳で代用。
卵の除去食
この頃は知識がなかったので、卵まで除去した生活をしばらく続けましたが、最初に明記したように遅延型アレルギー検査で高反応だったとしても全て除去する必要はなかったので、以下は単なる記録として残しておきます。
米粉でパンケーキを作る時にも、パンを作る時にも、ハンバーグを作る時にも、とんかつを作る時にも卵なしで作りましたが、まあなんとかなるものでした。
困ったのは、朝ごはんで卵が使えないというのは大打撃。試行錯誤した結果、辿り着いたのは彩りサラダでした。
彩鮮やかになる事を意識して、いろいろな種類のお野菜と、ツナやサーモン、鶏むねで作ったサラダチキン、しゃぶしゃぶお肉、お豆腐、チーズなどのタンパク質を混ぜ混ぜしたサラダが定番となりました。
毎日の食事をこれだけ大幅に変えていくというのは、本当に大変なこと。私も大変だったけど、子供達は本当によく頑張ってくれたと思います。
小学校の校外学習で牧場に行った時、皆でソフトクリームを食べるという時も、オレンジジュースを選択し我慢して帰ってきたのは驚きでした。
まだ小学生だもの、「一回くらいいいじゃない」って気持ちになってもおかしくないのに、ちゃんと我慢して帰ってきたのです。
とても不憫な気もしますが、それだけ子供達にとっても「早く治りたい!」と切実な思いだったのだと思います。
そんな風に言ってくれるお兄ちゃんの言葉に救われています。。。
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