遅延型フードアレルギーの除去食を一年半徹底して頑張りました。
完全除去を目指して頑張ったのは、「卵」「牛乳」「小麦」「ナッツ」。
給食もアレルギー対応にしてもらって、お醤油も小麦抜きの物を持ち歩く徹底ぶりで一年半きちんと頑張りました。
あっ、でも、本当は一種類ずつ除去して二週間~一ヶ月様子を見た方がいいと思います。何も変化がなかったら次の除去食をトライ。そんな風に進めるのが正しいようですが、なんせうちは兄弟揃って起立性調節障害で体調悪すぎたので焦る気持ちもあり、いっぺんに進めてしまいました。
正直、起立性調節障害の劇的な回復という事にはなっていませんが、アレルギー反応の出る食物を見つけられた事、除去食をした事で腸活に繋がり、今抱えている不調の改善が少しでも出来た事は良かったなと思っています。
・やる気が出た
・食後の眠気が軽減された
・一年中悩まされた花粉症が軽くなった
・便秘症で2.3日に一回しかなかったのが毎日になった
・食後すぐトイレに駆け込んでいたのがなくなった
兄弟二人の結果はこんな感じです。
やはり、起立性調節障害も回復期にきていたお兄ちゃんの方が効果は多く見られました。
海外旅行で一気に除去食解除した結果・・
兄弟揃って遅延型フードアレルギーの除去食を始め、まじめに取り組んで一年半が過ぎた頃、世の中は新しい年号の令和に変わり、もう一生ないんじゃないかってくらいの大型連休となりました。
この機会を逃しては損!という事で海外旅行に行く事になり、食事はどうしようか迷ったのですが、「せっかくの旅行だから食事も楽しもう!」なんて、無知で無謀なチャレンジをしてしまいました。
この一年半外食もままならず、いろいろと我慢をしてきた二人から見たら、モーニングビュッフェはまさにカーニバル!
とろ~り卵のエッグベネディクト、目の前で焼いてくれるフワフワオムレツ、焼きたてのパン、卵も牛乳もたっぷり入ったマフィンと、いつも以上に食べ過ぎてしまうし、美味しい物は除去食にしていた卵・牛乳・小麦の物ばかり。
それらを思う存分食べてしまった結果・・・
お兄ちゃんは一日中吐き気に襲われ、観光を楽しむ事も出来ずに苦しむ羽目になってしまいました。弟くんはいつも以上のダルさを訴え、今思えば本当に可哀相な事をしてしまいました。
遅延型フードアレルギーはアナフィラキシーショックを起こすまではいかないにしても、体が拒否反応を起こすのはわかっているのですから、もっともっと私達親が注意してあげないといけない事でした。深く深く反省の出来事です。
除去食を解除する時はくれぐれも少しずつ。一週間に一回だけ摂ってみる。それで反応がなくても、しばらくは様子見ながらゆっくりと進めるのが正解です。
今でも続けている事
除去食の結果、今でも気を付けているのは「卵」と「小麦」です。
上記の旅行で一気に解除した後、少しずつ様子を見て残ったのが「卵」と「小麦」でした。他にも多く反応が出ていた牛乳とナッツは、極端な反応はなかったと判断して、ゆるくしています。
お兄ちゃんは昔から卵を食べると気持ち悪いと言っていた事を、単なる好き嫌いだと思っていたのですが、間違いだったのですね。。。卵は本当にお兄ちゃんにとってアレルゲンなんだと確定する事が出来ました。
弟くんは体調悪すぎて、特定するのが難しかったですが、日本人の80〜90%は小麦が合わない体質だと言われているので、小麦はなるべく摂らないようにしています。「なるべく」と書いたのは、食べるとしても"国産の小麦粉"に限定して、余計な添加物を入れずにホームベーカリーで自家製パンを作ってあげるようにしています。
小麦は私もそうなのですが、眠くなるし、怠くなる。それが今までは「食事をすると眠くなる」と思っていたのが、眠くなるのは小麦を摂った時だった事に気づく事が出来ました。
遅延型フードアレルギーIgG検査は、スポーツ選手がパフォーマンスを上げるためにも取り入れているような検査です。明らかに体調が悪いというわけではなくても、一度試してみてもいいのかなと思いました。思わぬ食べ物が自分にとっての足かせになっている事に気づき、それを知る事によって、その後の人生がより良い物に変わっていったらいいですよね♪