お兄ちゃん高3、弟くん中3。(2021.6現在)
今年の春から劇的に体調が良くなってきた2人。
その経過をまとめてみようと思います。
1月時点での兄弟の体調
まずは、お兄ちゃん。
ODは完治していましたが、高校辞めたいと訴え、心身共に大荒れの状態。コロナ禍で強迫性障害が悪化したのか、クラス担任との相性の悪さが拍車をかけたのか原因はわかりませんが、とにかく最悪な状態。
眠りが浅くなってしまい、気が休まる暇がない様子。
イライラ、ネガティブ発言ばかり。
家にいる間は眠ってばかり。
学校に対しての嫌悪感がひどく、リモート授業も欠席し、勉強なんてどうでもいいと投げやりな状態。
つづいて弟くん。
OD4年目にして、まだまだ不調続きの日々。
夜の寝つきが悪く、10時間以上寝てしまう生活。
家族で一日出かけた後は、数日間グッタリ。
常に吐き気、だるさがあり、勉強なんて到底無理。
中3からは復学したいと願ってはいるものの、
「一時間座っていられる自信がない」というような状態。
元気になった今の状態(半年後)
お兄ちゃん。
行きたい大学が見つかり、高嶺の花だけどチャレンジする事を決めて、前向きに頑張るようになりました。
TOEFLと小論文をやりつつ、学校の勉強では、また学年トップの成績を持ってくるようになりました
強迫性障害の症状はまだ残っています。
手洗いが長い、お風呂が長い。学校で一瞬たりともマスクを外したくないなど。。。
けど、人との関わりを拒絶しているわけではないので、クラスメイトとは可もなく不可もなくという感じで過ごしている様子。
弟くん。
中3から復学し、毎日楽しく学校に通っています。
5月~朝から登校出来る日も増えて、部活にも行けるようになりました
6月現在、まだ一日も欠席なしです。
全日制の高校を受験すると決め、勉強もはじめました。
ODの症状は、ほとんどない様子。
給食で、小麦・乳製品・揚げ物などが重なった時は、さすがに気持ち悪くなったりしていますが、普段は食欲もあり元気
雨の日もだいぶ強くなりましたが、また少し頭痛がある様子。
どうですか・・・
この2人の激変ぶり
本人達はひょうひょうとしていますが、ずっと側で見てきた私が一番驚いています
だって、今までも散々いろいろな事をしてきたのに、なかなか良くならなくて苦しい日々だったのが、一気に霧が晴れて広い世界が見えてきた感じ
劇的に回復したきっかけ
間違いなく、一番のきっかけになったのは毛髪ミネラル検査
そして、グルテンフリー、乳製品フリー、添加物に対しての意識の改革を徹底した事だと思います。
毛髪ミネラル検査をした事によって、今の腸の状態がよくわかり、腸が栄養を吸収できていないという事、つまり、リーキーガット症候群ではないかという事が明らかに読み取れる内容でした。
リーキーガット症候群とは小腸の粘膜細胞は、有機物や未消化の栄養素を取り込まないように密着しているのですが、アレルゲンにより損傷、または緩んでしまうと腸に穴が開き、本来体内に入るべきでない物質が血液中に入り込んでしまう症状。つまり、腸壁のバリア機能がスカスカになってしまっている事をいいます。(腸漏れ症候群)
腸がこのような状態になっていると、せっかく頑張って食事を改善しても、良いサプリを摂っても、吸収する能力が発揮できません。
まずは、腸壁を修復する事に注力する為、アレルゲンになっているグルテン、乳製品、添加物を徹底して除去する事にしました。(この検査の事は→過去記事)
良かれと思って毎日摂っている物に意外な落とし穴があるのかもしれません。
サプリやミネラルなど、足し算をするより前に、体に負担になっている物や毒素を引き算してあげる事が必要だったんですね。
リーキーガット症候群になってしまうと
腸の粘膜が傷つき隙間ができて、漏れ出てはいけない食べ物の細かい粒子が体の中に流れ込んでいきます。
これらの、まだ十分に分解されていない食物成分を受けた体は、「異物が体内に侵入してきた!」と危険信号を鳴らします。
単に、アレルギー反応が起こるだけではなく、通常であれば栄養として吸収されるはずの栄養成分がアレルギーを起こしているのですから、栄養障害を合併することになってしまいます。
さらには、未消化な食物成分だけではなく、体にとっては有害な毒素や炎症を誘発する成分が体内に入ってくることによって、様々な不具合が起こってくるのです。
リーキーガット状態の腸は、内視鏡検査をしても腸に穴が開いてると見えるようなものではなく、なんならリーキーガットという言葉さえも通じない医師が多かったです。
そのためリーキーガットが原因で体の不調が起きていても、原因として特定するのはとても難しいのですが、その指標になると言われているのが、毛髪ミネラル検査や遅延型アレルギー検査。
うちの兄弟は以前受けた遅延型アレルギー検査で、高反応な食品が沢山検出されていました。まさにその結果が、リーキーガット症候群を疑う証拠となってくるわけです。
リーキーガット症候群を治す為にしてきた事
- グルテン除去
- 乳製品除去
- 天然出汁を毎日摂る
- ボーンブロスを毎日摂る
- 加工品を極力摂らない
- 糖質を極力摂らない
- サプリの見直し
今年に入ってから、グルテン・乳製品の除去を再度徹底した生活に切り替えたこと、
天然出汁は粉末にして毎日摂取し、ボーンブロスは鶏・豚・牛とローテーションしながら毎日摂取するようにしたこと。
天然出汁には、“幸せホルモン”とも呼ばれるセロトニンを増やす「トリプトファン」、セロトニンの合成に欠かせない「ビタミンB6」「ナイアシン」などが豊富に含まれています。
添加物の摂らない生活って、加工品が買えないという事になるので、慣れるまで母は大変です。
けど、良いも悪いも習慣ですから、慣れてしまえば何を買えばいいのか悪いのか解ってくるので、時間がかかっていた買い物も楽になってきました。
とにかく毎日の積み重ねが大事。
食生活の意識改革は大変だったけど、大きな成果となって返ってきました。
毛髪検査・遅延型アレルギー検査について
毛髪ミネラル検査も、遅延型アレルギー検査も、通販で簡単に手に入るのですが、可能であれば検査後にアフターフォローしてくれるクリニックで検査出来たら一番いいと思います。
下記クリニックは、オンライン受診で、起立性調節障害・慢性疲労症候群・過敏性腸症候群・低血糖症などの症状を、遅延型アレルギー検査などから、身体のバランスの崩れがどこにあるのかを見出して、栄養療法の指導をしてくださるクリニックです。
- ナチュラルクリニック代々木(東京)
- 小西統合医療内科(大阪)
コロナ禍を経て、最近はオンライン受診できる病院も増えてきていますので、遠方で諦めていた方も是非探してみてくださいね。
とりあえず通販で試してみたいという方はこちら▼
追記
この記事を書いてから半年後、お兄ちゃんも弟くんも無事に第一志望の学校に合格する事が出来ました
2人共風邪をひく事もなく、無事に受験期を乗り越える事が出来たのでほっと一安心です。
栄養療法を続けて行くと、病気が治った頃には偏差値が上がっているという話しは本当なんですね。
▼克服の為のまとめ記事▼