ヘッダー画像からトップリンク

兄: 高校生

ODっ子全日制高校入学、高2の時の様子

投稿日:2021年4月25日 更新日:

高1の時は不登校時代を取り戻すかのような勢いで、勉強やイベントにも積極的に参加し、高校生活を楽しんでいたお兄ちゃんですが、高2になり、新たな試練が訪れてしまいました。

誰もが予想だにしなかったコロナ禍。

それに加えて、波長が合わない熱血教師が担任になるという掛け合わせで、中退の危機もあり、波乱に満ちた1年間になってしまいました。

 

起立性調節障害(OD)は完治

高校入学時は体調6割くらいでスタートしたお兄ちゃんでしたが、ODとしての症状はほぼ無くなり、完治といえる状態。

高1の時からODとしては完治に近い状態でしたが、体力が戻るまで少し時間がかかった感じです。

ここから先の症状は、OD関係なく、お兄ちゃんの性格的な問題かもしれないのですが、

不安症や人付き合いの事、強迫性障害のような症状、便秘症、これらの問題が解消されて行くのは、一年後、本格的な腸活を始めてから劇的に良くなっていきました。(→OD兄弟劇的に良くなった訳)

 

勉強

「OD克服したら頭が良くなった」と言っているお兄ちゃんですが、相変わらず成績は安定して高得点をキープ出来ています。

勿論、苦手な教科もあり、中1中2と学校に行けなかった時の分でスッポリ抜けているのが、古文漢文。それと数学。

古文漢文に関しては諦めていたのですが、ご縁があって教えて頂ける方が現れて、コロナ禍の中リモートで個人レッスンして頂く事が出来ました。

その結果、古文漢文は一気に学年1位

勿論、教えてくださった方も優秀だったのですが、お兄ちゃんがここまでキレッキレの状態になったのは、間違いなく栄養療法との出会いだと思っています。(→OD兄弟劇的に良くなった訳~サプリ編)

藤川徳美先生が仰っていたように、「栄養療法で病気が完治する頃には、偏差値が上がって賢くなっているはず」ということが本当に実感。

そもそも、ODのような不調は「質的栄養失調」と言われているので、きちんと体を整えてあげると、その子が本来持っている力を存分に発揮できるのだと改めて思いました。

 

生徒会長に立候補

高1の時に開花した"人前でプレゼンする事の快感"の延長なのか、なんと、お兄ちゃんが生徒会長に立候補。

結果的には、前副会長が当選し、お兄ちゃんは落選だったのですが、人前に出るのを嫌がり、いつも目立たない位置にいたお兄ちゃんの変貌ぶりには驚かされる事ばかり。

選挙には落ちてしまいましたが、会長に立候補した事で、お兄ちゃんの知名度は上がり、沢山の人に知ってもらえるキッカケになりました。

 

いい事ばかりじゃない

OD克服して賢くなって、より高校生活を謳歌しているかというと、お兄ちゃんの気持ちは下降ぎみ。

通っている高校に物足りなさを感じはじめ、不満の方が膨らんできてしまったのです。

お兄ちゃんの通っている高校は決して悪い学校ではなく、中堅的な位置づけで、頑張ればいくらでも上の大学目指せる高校なのに、お兄ちゃんの不満は募るばかり。

海外の大学は飛び級が出来る事を知り、もともと留学に興味があった事もあり、高卒認定試験を取得し、留学する方向で意思を固め、凄い勢いで動き出してしまいました。

 

出る杭は打たれる

お兄ちゃんがここまでの気持ちになった背景には、実は逃げの気持ちが隠れています。

授業中、ほとんど発言する子が居ない中で、やる気のあるお兄ちゃんは積極的に発言。本人曰く、「誰も発言しないから俺が言ってあげてた」らしいのですが、

そうしていた事で、「あいつ、なんだよ」「そんなに内申点欲しいのかよ」「出しゃばり」と、陰口を叩かれている事に気づいたらしいのです。

勿論、同じ事をしていても嫌われないタイプも居ると思うので、お兄ちゃん自身にも何かしら要因があったのかもしれませんが、「出る杭は打たれる」的な所は日本の面倒くさい所。

外国では発言してなんぼ。
主張しない人はどんどん置いてかれてしまいます。

現に留学に矛先を変えてから、いくつか学校見学に行きましたが、海外を見据えた授業をしている所は、授業のほとんどがディスカッション。

お兄ちゃんには日本の大学より合っている事は一見してわかりました。

留学の話しは、長くなるのでまた別記事にしようと思います。

 

留学を諦め日本の大学受験へ切り替え

コロナ禍もあり、結果的には留学を断念し、日本の大学を受験する事に決めたのですが、そうすると今の高校であと一年通う事になる。その事への拒否反応が凄く、学校へ行こうとしても体が強張って動けなくなってしまうほど。

きっと、本人にしかわからない苦悩があったのだと思います。

クラスで感じている疎外感、熱血教師の担任の先生からの圧力。等々。

起立性調節障害を克服し、奇跡的に入学出来た全日制の高校で、今までの分を取り戻すかのように貪欲に取り組んで頑張っていたのに、こんな展開になってしまったことがただただ悲しくて、、、

親としてどうあるべきか。

お兄ちゃんの気持ちを一番に考えて、一緒に悩み、学校を辞める事も受け入れる気持ちで見守ることはとても苦しい時間でした。

 

救ってくれたのは栄養分子療法

お兄ちゃんがここまで追い込まれた訳は、いくつか環境的要因があった事は確かなのですが、マイナス思考に支配されていた感情から抜け出せたのは、栄養療法でした。

OD兄弟が劇的に良くなった訳に詳しい事は書いていますが、今まであちこちの情報をつまみ食いするような感じで行ってきた栄養療法を見直し、引き算する物、足し算するものをきちんと見極めて取り組んでから、お兄ちゃんの体調は心身共に落ち着いてきました。

薬でもなく、栄養療法で思考まで変わるのですから、腸が元気になれば脳もご機嫌でいられるって事。まさに脳腸相関。

脳腸相関とは:
脳と腸は深いかかわりを持っていて、腸の粘膜に炎症があると腸から炎症を引き起こすサイトカインという物質が過剰に分泌され、これらが血中に漂うと、全身に炎症を起こすばかりか、脳にも炎症を起こす事になってしまう。つまり、腸の炎症が脳のトラブルにつながる。

コロナ禍になってしまった事で、よりセンシティブになっていたのかもしれませんが、栄養療法ホント凄いです

「これを飲んだら元気になる」という物ではなく、意外にも逆アクセルになる物を取り除く事が大事だったりします。その辺りの事は「克服の為のまとめ」に書いていますので、参考にしてみてください。

高3になった今は吹っ切れた感じで元気に過ごしています

*★*★*★*★*★*

栄養療法は最強の治療法だと思いますが、独断で始めるのではなく、栄養療法のクリニックで検査をして、今体の中で何が起こっているのかを知る事が何より大事。

まずは知る事!そして出来る事から実践してみてくださいね。

大丈夫!きっと良くなります!

↓ポチッとして頂けると励みになります。(*^^*)

  にほんブログ村 病気ブログ 起立性調節障害へ

-兄: 高校生

Copyright© 起立性調節障害 克服日記:にじいろ , 2024 All Rights Reserved.