お兄ちゃんが栄養療法のクリニックに通い始めました。
初診でお支払した金額は10万超え。
栄養療法のクリニックって、どこも高いですよね~。。。
日本ではできない検査が多くて、アメリカに送らないといけない事を考えても高い。
しかも、一回で済めばいいけど、何種類かしないといけなかったり、数か月後にまた再検査が必要だったり、、、果てしなくお金がかかるイメージ。
けどね、検査によって原因を突き止めてもらえて、親身になってくれるドクターや管理栄養士さんに出会う事が出来たら、それが一番の早道に違いない!
なので、栄養療法のクリニック探しは、お金がかかるって事は覚悟を決めて、とにかく入念に調べて自分に合う所を見つけないといけないですよね。
でもね、病院の口コミを見ると、「高いサプリを押し付けられた」とか、「高い検査を勧められた」とか書いてる人いるけど、そんな事そのクリニックに行く前にわかっているだろうに、後になってそんなクレームつけているのを見ると、その価値がわからない人が行っちゃダメでしょと思ってしまいます。
栄養療法はどこも自費診療なので、基本お金がかかります。
診察代やカウンセリング代は、病院によってピンキリ。
やはり有名どころの先生はお高い。
診察代が3万で30分とか、再診は15分とか、、、
有名な先生は、ハードル高くしてフィルターかけないと患者が殺到しちゃうのか、その時間で充分判断できるのかはわかりませんが、それでも高いですよね。。。
ちなみに、今回の診察代の内訳は、
- 初診料(60分11,000円)
- 有機酸検査 45,600円
- 腸管バリアパネル検査(リーキーガット) 28,500円
- プロバイオティクス 9,180円
- プレバイオティクス 8,640円
- 除菌ハーブ 15,000円
- ダイオフ対策 8,500円
- 消化酵素 7,800円
栄養療法のクリニックで初診料11,000円というのは、良心的な方だと思います。
60分きちんと話しを聞いてくださり、とってもいい先生でした。
この半年後、このクリニックに見切りをつけて去る事になりました。丁寧に話しを聞いてくれるからいい先生とは限らない。大事な事は、治せるかどうかという事を痛感。
検査代が、74,100円、デトックス対策のサプリ類が、49,120円。
トータル134,220円でした。
覚悟していたとはいえ、かなりの高額。
けどね、最後の砦と思って覚悟を持ってここに辿り着きました。
この時の私に言ってやりたい。この先生はダメダメよ~と。。。
自己流で栄養療法を実践していてもなかなか不調から抜け出せない場合は、その不調の原因を明確にしないと、もしかして今やっている事が逆効果って事もあるので、栄養療法を独学でやっていくのは、なかなか難しいところがあります。
そしてこれらの検査のほとんどが、アメリカに検体を送ってフィードバックされるという物なので、高額になってしまうんですよね。
わかっちゃいるけど、一番大事な事は間違いない医者選び、、、
有機酸検査とは?
朝一番の尿を採るだけという少ない負担で、とても多くの情報が得られるので、栄養療法における最初のスクリーニング検査として勧められる事が多いみたいです。
有機酸検査でわかること
- 腸内環境の乱れ(特にイースト、クロストリジウムの過剰増殖)
- 細胞のエネルギー生産工場である「ミトコンドリア」の機能障害
- 三大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質)がうまく使われているか
- メチレーション回路が回っているか
- 神経伝達物質(ドーパミン、ノルエピネフリン、セロトニン)のバランス
- 体内の炎症
- シュウ酸の蓄積
- ビタミンB群、ビタミンCの過不足
- 体内の解毒機能
- カンジタ菌が体内で増殖しているかどうか
例えば、ミトコンドリアの回路が回っているのか、もし止まっていたらどこで止まっているのかというような事がわかるように、緻密に計算されつくした検査なのだそうです。
有機酸検査は朝一の尿を送らないといけないので、キッドを持ち帰り、後日冷凍した尿と保冷剤を入れ、日本の指定された場所にクール便で送りました。
腸管バリアパネル検査とは?
腸管バリアが破綻してリーキーガット症候群になっていないかどうかを診断する検査です。
リーキーガット症候群(腸漏れ症候群)とは、
偏った食生活やストレス、糖質、グルテン、カフェイン、アルコール、抗生物質、食品添加物などが原因で、腸管を守っているバリアが破壊され、
腸から漏れ出したタンパク質やウイルス、有害物質などが体内に入りこむことで、炎症・アレルギー反応、肝臓への過大な負荷など、体に様々な不具合が生じてしまうこと。
検査前の食事制限など不要で、少量の血液で検査可能。
不調を感じて病院に行っても、「原因不明」と言われてしまい、辛いのにわかってもらえない。そんな西洋医学で匙を投げられたような状態でも、これらのバイオロジカル検査をすると、明らかにメチレーション回路が回ってないとか、ミトコンドリアの機能が低下しているとかが明確になるので、これが分子栄養学の素晴らしいところですよね。
バイオロジカル検査とは、
「自己治癒力」を科学的・客観的に評価するためにデザインされた検査で、尿や便、血液や毛髪などの検体を調べることにより、「細胞レベル」「分子レベル」での機能異常を知ることが可能です。
クリニックに行った感想
今回行った栄養療法のクリニックはかなり慎重に探していたので、決めるまで数か月かかってしまいました。(それなのに大失敗。。。)
初診のカウンセリングは1時間。
貴重な時間を有効に使いたいので、今までの病歴をまとめた物を持参して受診。
遡ること5歳の時に川崎病にかかった事から、小学生時代に花粉症の薬や喘息の薬を飲んでいたこと、精神薬を飲んでいたこと、栄養療法をやってきた今までのことなど、長い年月の病歴をできるだけ簡潔にまとめて持っていきました。
今までは、(こんなに前の事言われてもね・・・)ってな感じで、
「で? 最近の様子は?」と聞かれる事が多かったですが、今回のお医者さんは、この辺りのことからじっくり聞いてくださり、最近のお腹の張りなども鑑みた結果、有機酸検査と腸管バリアパネル検査をする事になりました。
検査結果が出るまでに4週間~5週間かかるので、その間も無駄にせず「デトックスの治療を始めましょう」という事で、サプリも一式購入して帰りました。
今まで自己流でやってきましたが、これから本格的な除菌プログラムが始まります。
これから良くなるかどうかが最終判断なので、お兄ちゃんの体調が改善出来たら、どこのクリニックに行ったのかお知らせしますね。
検査結果の詳細は次記事で。腸管バリアパネル検査と有機酸検査を受けた結果