お兄ちゃんのSOSを感じた朝、
取り急ぎ、担任の先生に手紙を書きました。
お兄ちゃんの今の状態は、見た目以上に精神的に病んでいる事、その為に今はきちんと将来を考えられる状態じゃない事、なので今はこれ以上気持ちが破綻しないように見守るしかないと思っている事などを書き綴り、お兄ちゃんの高校に届けに行きました。
高1の時から赤本を買って頑張っていた姿を知っているので、今こんな状態になっている事が悲しくて仕方ないけれど、お兄ちゃんをもうこれ以上頑張らせるのは危険と感じてしまいました。
この手紙を届けた事で、気持ちが少しスッキリ。
お兄ちゃんの夢を叶える為とはいえ、無理に軌道修正なんかしなくていい。
とにかく、お兄ちゃんの人生なんだから、お兄ちゃんが好きなように生きていけばいいよね。
私達が望んでいる事は、有名大学に入ってもらう事なんかじゃなくて、お兄ちゃんが好きな事を見つけて、毎日楽しく暮らしてくれる事だから。
私的には、大学進学なんかに1ミリも拘っていないから、お兄ちゃんが言うように、旅に出るのも勿論いいと思うし、生き方なんていくらでもあると思ってる。
正直、大学なんてどこだっていいじゃん。というのが私の考え。
○○大学卒なんて肩書より、そこでどんな出会いがあって、どんな風に過ごしたかが大事な事であって、とりあえず身の丈に合った大学に入って、あとは自分のやる気次第で、どんな風にでも変えていけるのだから。
けど、お兄ちゃん的には、ずっと描いてきた夢があるから、まだまだ勉強したいのが本音なんだと思う。
けど、いまは休息が必要なら、それでもいいと思う。
大学だって、やる気次第でいつでも入れるのだから。
だけど、こう考えるのはあくまで私の思考であり、お兄ちゃんが同じように前向きに考えられるかは違うのも解ってるから・・・
だから、お兄ちゃんがこの先、大きな挫折を味わって、立ち直れないくらいの失望でいっぱいになっちゃったとしても、丸ごと受け入れてあげる覚悟を決めなきゃいけないよね。
どんなに苦しくとも、親は見守る事しか出来ないのだから。
内緒の気晴らし法
学校に手紙を届けて、お兄ちゃんの意思を尊重し、挫折もひっくるめて丸ごと受け止める覚悟を決めたら、少し肩の荷が下りた感じがして、いつもの気晴らしに行ってきました。
私の気晴らしは・・・家族に内緒で行くスシロー。
この、「内緒で」っいうのがいいんですね。
むしゃくしゃして気持ちが溢れそうな時には、憂さ晴らしをしに、逆に兄弟揃って元気に学校に行けた時には、自由になれた解放感を味わいに行くのがスシロー。
これが私にとっての唯一の気晴らし法
ウインドウショッピングとか、友達とランチとかもいいけど、何も考えずに大好きなお寿司を食べて気晴らしが、手っ取り早くて、気楽で、ちょっぴり家族に罪悪感を味わいながら、自分のご褒美にしています。
そんな感じで、この日もスシローで心の充電をした後、近くにある由緒ある神社に立ち寄って参拝してきました。
晴れ渡った青空の下、参道を歩いていると、気持ちがスーッと楽になっていく感じがして気持ち良かったです。
今日のこの日が何か良い転機になるような、なんとなくそんな予感
神様にお礼の気持ちと、お兄ちゃんと弟くんの受験を見守ってくださるようにお願いして、合格祈願のお守りを買って、またゆっくりと参道を歩いて帰ってきました。
そして、お兄ちゃんと弟くんにも大好きなお寿司をお土産に買って、私はワインとおつまみでほろ酔い気分。
今日の朝からの出来事が一日の事と思えないような、不思議な感じ。
朝はお兄ちゃんの言葉で絶望を感じ、悲しみ途方に暮れていたのに、今こんなに爽やかな気持ちで終えられる事が嬉しい。
お兄ちゃんも私も無理していたんだね、きっと。