はじめまして。
男の子2人の母です。
小さい頃から活発だった我が子達が、2人揃って起立性調節障害という聞いた事もない病気になるなんて想像もしていなかった事でした。
お兄ちゃんは中1・中2と2年間ほぼ寝たきりで、拒食症も重なり、2年間車椅子生活でした。
弟は小5、小6と徐々に学校に行けない日が増えてきて、中1、中2はほぼ不登校状態。
頼った病院や治療は数知れず・・・
内科、脳神経外科、診療内科、精神科、起立性調節障害の専門医、耳鼻科、目まい外来、漢方外来、鍼・灸、整体、カイロプラクティック、Bio Conditioning(脳波の調整)、エネルギー療法などなど。。。
食べる事もままならならず、歩くのもやっとの子を連れて、何十件も病院巡りをしてしまいました。
子供達がこの病気になるまでは聞いた事もなかった起立性調節障害という病名。
あまりにも認知度が低くて、医者はもとより学校の先生もあまり知らないこの認知度の低さが、この病気になった親子を更に苦しめる結果になっているという現状。
起立性調節障害と診断されてからは、とにかく毎日のようにネットで検索の日々です。
「いつ治る?」「いつまで?」「克服」「病院」「名医」などというキーワードを入れて、毎日のように検索していました。
けれど、、、
これだけの病院を廻っても、不調が治る事はなく、薬を飲んでも、動悸が激しくなったり、頭痛が激しくなったりするだけで、これといった治療法には巡り合えませんでした。
起立性調節障害の専門医に診てもらっていた時もありましたが、近況報告を話すだけの診察の為に重い体を引きずっていく意味を感じられず、通院を中断。
やはり、成長期が過ぎてホルモンのバランスが整うのを待つしかないのかと・・・
毎日パソコンに向かっていた検索を止めて、
外の景色を見ないようにし、
うつむいて過ごしていた時もありました。
本当に長い長い間、トンネルの中にいたような感じです。
栄養療法との出会い
そんな中で辿り着いたのが、栄養療法!
起立性調節障害のガイドラインに書いてあるように、"思春期が過ぎたら症状は落ち着いてくるかもしれない?" というような、曖昧なものと違って、栄養療法を扱っているクリニックでは、「起立性調節障害は質的栄養不足」という見方をしているという事。
思春期には急激に背が伸びますが、成長には大量の栄養素が必要となります。体格が大きくなるということは、骨が伸びる、循環血液量が増える、筋肉量が増える、ということです。
そのためには鉄、タンパク質、ビタミンB群、亜鉛などが必要になります。そのため、思春期の児童生徒は鉄欠乏に陥りやすいので、朝起きられないのは血圧のせいではありません。エネルギー産生がうまくいかないためです。
ですから昇圧剤では症状は改善しません。エネルギー産生をスムースにしてやる栄養アプローチが重要なのです。
引用: gdmクリニック
この説明は、今まで見てきたどの起立性調節障害の説明よりも、一番納得できるものでした。
お兄ちゃんも、弟くんも、これだけの不調を抱えて体が悲鳴をあげているのですから、何か必ず原因があるはず!と思っていたので、この説明はストンと腑に落ちる事ができ、原因がわかればやれる事があるというのは、どん底にいた私達にとって希望でしかありませんでした
腸活アドバイザーの資格を習得
栄養療法を実践していく過程で、腸活アドバイザーの資格を習得しました。
それまでは、医者頼り、薬頼りだった私でしたが、子供達の病気を通して、どれだけ日常の食事が大切か、良くも悪くも"人は食べている物で出来ている"という事を痛感し、食事を見直す事で、健康な身体を取り戻し、更に頭脳明晰になってしまうなんて、こんな素敵な事ないですよね。
何よりも、母の私に出来る事が見つかった事、自分の手で子供達を治してあげられた事が本当に嬉しかったです
起立性調節障害を克服した今
子供達は元気になりました
2年間も車椅子生活を過ごしたお兄ちゃんですが、全日制の高校を受験し毎日自転車で登校しています!
起立性調節障害を克服してから何故か頭が良くなったらしく、学年でトップの成績を取ってくるようになりました。
脳血流低下症を疑いっていた子と思えないような回復ぶりです
そして、弟くんも中3から復学し、毎日朝から学校に通っています。
もともと学校大好きだった弟くんですので、また友達と当た前に会える事、普通の学生生活を送れるようになった事を心から楽しんで通っています
お兄ちゃんも、弟くんも、そして私達親としても、この数年間の暗黒時代があったから、普通の生活を送れる事がどれだけ有難い事か、心から実感できるようになったと思います。
そして、病気を通して子供達が教えてくれた食の大切さ。
この事に気づかせてくれた事は、これからの人生を送るうえで何よりの宝物だと思っています。
ブログを立ち上げた熱い想い
このブログの中では、子供達の暗黒時代の事、そこから抜け出すまでにしてきた失敗談や、回復に繋がった事、腸活の為のアドバイスなどをまとめていこうと思います。
5年分の出来事を時系列として書きあげるまでには時間がかかると思いますが、私達の経験を書く事で、今苦しんでいる子供達やご両親にとって、少しでも参考になる事があればと思い、昔の事を思い出しながら現状報告も含め、書き綴っていく予定です。
ただ、ご了承頂きたいのは、
起立性調節障害という曖昧な括りに診断されている子供達の原因は十人十色。体質や性格、環境も含め考えると、治療法も人それぞれだと思います。
なので、我が家の事例が全ての人に当てはまるわけではありません事をご了承ください。
・・・と明記すべきなのだと思うのですが。。
栄養療法を勉強した今思う事は、栄養療法は全ての人の健康に当てはまる事だと思っています。
安全な食材を使い、逆アクセルになっている物を排除し、腸内環境を整える事で、睡眠や精神の安定に繋がり、心穏やかに快適に過ごせるようになるのですから。
ですが、西洋医学を学んできたお医者さんは、「サプリやプロテインでは治らないよ」と平気な顔をして言ってきます。
整体の先生は整体を勧めるでしょうし、漢方の医師は勿論、漢方を勧めてきます。起立性調節障害の医師なども含め、栄養療法に反論される方もいると思います。こういった専門的な医師だけでなく、同じ起立性調節障害を持つ親の中でも、意見は分かれるところがあります。
せっかく貴重な体験を書いてくださっていたのに、心ないコメントに傷つき、ブログを閉鎖してしまったというママ、親の会で良かれと思ってご自分の体験を話した事を「効きもしない物をすすめられた」と言われ、何も発言できなくなったというママ、私自身こんな事を見聞きしてきたので、公の場で発信する事にいまだに怖い気持ちもあります。
それでも・・・伝えたい。
病気の子どもを抱える苦しさを知っているからこそ、親にも理解してもらえずに苦しんでいる子供達がいる事を知っているからこそ、私達が歩んできた失敗談も含め、解決の糸口になるかもしれない方法の数々を伝えていきたいのです。
病院やサプリの事など、私達が体験した正直な感想を書いていく為、そんな反論を恐れて書けなくなるのが嫌なので、こうして有料ブログを立ち上げ、コメント欄を設けずに書いています。
こうする事で、必要な人にこの記事が届いてほしいと願って書いています。
起立性調節障害という病気がもっと広く認知され、私達のように遠回りする事なく、傷つけられる事なく、温かく見守っていける社会になってくれたらと切に願っています。
おススメサプリ
栄養療法で必須なのが、EPA・DHA。
あまり知られていないかもしれませんが、配合量がEPA>DHAが理想的。
ですが、この比率になっている所は殆どありません。某有名どころの○正製薬のDHA・EPAでも、EPA200mg・DHA400mg。EPA<DHAの配合比です。
EPA<DHAだとほぼ効果はないと言い切る漢方医もいます。「さかな暮らし」は私が調べた中では、成分もコストパフォーマンスも両方兼ね備えた商品だと思います。
我が家では、家族全員でお世話になっています。