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兄: 大学生 慢性上咽頭炎

コロナ後遺症に有効な上咽頭炎の治療【EAT】始めました

投稿日:2024年5月22日 更新日:

今回のお兄ちゃんのコロナの症状は、発熱する前に、味覚がおかしくなったのが特徴。

いつものお味噌汁が、濃く感じたり、すっぱく感じたり、「なんかいつもと違う」といった味覚異常から始まって、

38度超えの高熱が1週間、その後もダラダラと37度台の微熱が続き、平熱になった今も怠さが抜けずに1ヶ月が経ってしまいました。

味覚異常は、亜鉛を増量して応戦した事で、数日で解消できたけど、、、

これはコロナ後遺症ってやつ?

カンジタ除菌で体調悪化していた流れだったから思いつかなかった。。。

そういう事なら・・・

そうだ! EAT(Bスポット療法)に行こう!

「JRのCMみたいに言わないでよ・・」

と、お兄ちゃん苦笑してたけど、珍しく素直に「行く」と。

それだけ辛いって事よね。。。

 

弟くんがコロナ後遺症でEATを受けた時の記事

【コロナ後遺症】やっぱり上咽頭が炎症起こしてました

弟くん、コロナの療養期間を過ぎても微熱が続き、ひどい倦怠感に加えて咳が出始め、一旦戻った食欲もなくなり、嗅覚もなくなって・・なんだか次々と症状が加算されていく感じが続きました。 これはやっぱり上咽頭炎 ...

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上咽頭炎の治療で沢山の本を出版されている、みらいクリニック院長のHPには、

コロナ後遺症は、ウイルス感染後疲労症候群であり新型コロナウイルスにだけ起こるものではありません。インフルエンザや旧来のコロナウイルスによっても引き起こされる”身近な”疾患でしたが、新型コロナウイルスによって一気にメジャーな病気となりました。

またHPV(ヒトパピローマウイルスワクチン、子宮頚がんワクチン)による後遺症も同様の症状ととらえることができます。

その両者で起こっているのは慢性上咽頭炎です。けっして心の病や療養によるストレスではありません(二次的にそのような状態になることはありますが)、最初からメンタル疾患だと決めつけて診療に当たっては病態が見えてこないでしょう。

集中力低下(ブレインフォグ)や頭痛、極度の倦怠感など血液検査やレントゲン、CT、MRIなどでは分からないことが多く、「異常なし」と診断されることがしばしばあります。

そうなると「心因性」「メンタル疾患」と判断され精神科や心療内科を紹介されることもあります。職場からも勧告を受ける場合も多く、マイナートランキライザーやSSRIなどが投与されてしまってもう何が何だかわからなくなってしまうケースが散見されます。

問題は、遷延する炎症であるのですから(ほとんどCRPは上昇しません、胃炎や肝炎、アレルギー性鼻炎といった炎の付く疾患でもあがらないですね)、数値に異常がないからと言って「異常ない」とは言い切れないのです。

その証拠に内視鏡で観察するとコロナ後遺症罹患者の98%に慢性上咽頭炎が認められます(もちろん亜急性期の病態も含まれますが)。

様々な検査でも「異常なし」と診断されたケースであるにも関わらずです。

さらに、コロナ後遺症では(ME/CFSでも同じですが)、PEMが起こります。PEMとはpost exertional malaiseの略語で日本語では労作後疲労といいます。動いた(体だけではなく感情も)後、数時間~数日して極度の疲労感などが襲ってくる(クラッシュ)ことです。

EAT(上咽頭擦過治療)をすると調子がよくなりますから、会話しすぎた、模様替えをした、片付けた、などをすることで起こってしまいます。

これにはシッカリ回復するまで待つこと肝要です。外来でも注意するよう伝えますが、やはり改善すると良くなってどんどん動いてしまってクラッシュを起こしてしまうことがあります。これは致し方ないでしょう。

さらに、看病するご家族も「散歩くらいしてみたら」といったアドバイスや「寝てばかりいるからかえって疲れるのじゃないの?」の言葉掛けを避けるようにして下さい。

また一部うつ病、心因性の反応と見分けが付かないことがありますが、炎症が持続しているのですからダルかったり、気分が良くなかったりするのは当たり前です。

みらいクリニック

コロナ後遺症の98%の人が、慢性上咽頭炎になっていたとは

実際に、EAT(Bスポット療法)がコロナ後遺症に効果的とされる論文が公開されているようです。

 

EAT(Bスポット)治療は、イラストのように鼻と喉から直接上咽頭に塩化亜鉛というお薬を擦りつける治療です。

この上咽頭には多数のリンパ球が入りこんでいて、上咽頭そのものが免疫器官の役割を担っているので、実は健康な人でも、上咽頭は常に戦闘準備状態にあって、細菌やウイルスなどの病原体が入ってきても、すぐに戦えるようになっているんですね。

なので、通常なら炎症物質が侵入してきても、上咽頭が関門になって全身に回ることはないのですが、免疫力の低下などで上咽頭が炎症を起こすと、二次的疾患として自律神経の調節異常を引き起こし、めまいや倦怠感、うつなどの症状が現れてしまう。

そこで、EAT(Bスポット療法)で、上咽頭に直接薬を擦りつけてあげることで炎症性物質、炎症性のサイトカインというものが減っていくのだそう。

 

このEAT(Bスポット療法)の良い所は、初診は3000円くらいかかるけど、2回目以降は数百円で受けられるので、とっても安価。

逆にデメリットは、痛いこと、回数通わないといけないこと。

週2もしくは週1で通って、最低でも10~15回繰り返し治療する必要があるというのですから、継続していくのはなかなか大変。

けど、長引く倦怠感から抜け出せる可能性があるのなら、やらない手はないですよね。

お兄ちゃんもしばらく通う予定です。

EAT 慢性上咽頭炎治療 医療機関一覧表

 

EAT(Bスポット)治療が出来るクリニックは全国でまだまだ少ないので、もし自宅近くに見つからない場合は、セルフケアの方法として推奨されている鼻うがいなど、自宅で出来ることも沢山あります。

慢性上咽頭炎を自分で治す!セルフケア

鼻やのどだけではなく、起立性調節障害や慢性疲労症候群など、さまざまな不調の原因となっている慢性上咽頭炎。 このやっかいな慢性上咽頭炎を治療できる医療機関はまだまだ少ないので、セルフケアとして前回の記事 ...

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脳脊髄減少症慢性上咽頭炎の症状が似ているよという動画。

脳髄液減少症は起立性調節障害とも症状が酷似しているので、私と同じように気になっている方多いですよね、きっと。

 

Amazonレビューを読むだけでも参考になること満載。

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