カンジタ除菌をしてからも体調変わらず、ずっと低迷しているお兄ちゃんの体調をなんとか戻してあげたいと思って、日々時間があれば検索に時間を費やしてしまいます。
これだけやってても結果が出ないって事は、きっとまだ何か気づいていない事、間違っている事があるということ。
そこで、いつも頼っている医師とは別な視点で検索してみると、思いがけない情報が見つかりました。
それは・・「乳酸菌が病気を作る」というもの。
これってちょっと衝撃的じゃないですか?
だって、カンジタ除菌をした時だって、除菌をして、悪玉菌を減らして、その隙間を乳酸菌(良い菌)で埋めていきましょう!って事だったのに?
その為に高い乳酸菌を買ってたのに?
むむ??
読み進めていくと、腑に落ちる事ばかりでした。
過敏性腸症候群の人の胃腸は乳酸菌が異常増殖してる
「乳酸菌が病気をつくる」の著者: 松原先生の記事には、このように書かれています。↓
慢性的な胃腸障害の大半は、腹痛と便秘と下痢をくり返すIBS(過敏性腸症候群)です。
IBSの人は、いつもお腹がガスで膨満しています。とくに、みぞおちあたりが膨満して、胃の痛みやむかつき、胃酸の逆流、ゲップなどに悩まされています。こういった症状から「胃が悪い」と考えますが、胃を検査しても異常が見つかず、精神的な原因によるものと診断されることが多いのです。
みぞおちあたりの痛みやむかつきは、胃が悪いのではなく、横行結腸が膨満しているのです。つまり、横行結腸にガスが大量にたまっているのです。
ガスを発生するのは、腸内細菌です。
そう聞くと、『カンジダ菌のような「悪玉菌」が増えているのだから、乳酸菌やビフィズス菌などの「善玉菌」を増やして悪玉菌を減らそう』と考えるのが普通でしょう。
ところが、大量にガスを発生しているのは、乳酸菌なのです!
胃腸のなかに乳酸菌が増えすぎているために、食事をするたびに異常発酵して、ガスが大量に発生するのです。
そして、乳酸菌は乳酸を産生して腸内を酸性に傾けます。そのため、胃腸の機能が低下します。
さらに乳酸が吸収されると、血液が酸性化します。これを「乳酸アシドーシス」といいます。乳酸アシドーシスになると、頭がボーッとして集中力や記憶力や思考力が著しく低下し、極度の疲労感や虚脱感を感じるようになります。これが「ブレイン・フォグ」といわれる状態です。まさに、脳に霧がかかったような状態になるわけです。
乳酸菌が分泌した乳酸によって、血液が酸性(乳酸アシドーシス)になり、その結果、ブレイン・フォグになるのです。 つまり原因は、乳酸菌ということです。
そして、ブレイン・フォグから、偏頭痛やPMS(生理前症候群)、うつ病や機能性ディスペプシア(胃の機能不全)などといった症状が派生してくるのです。
乳酸菌やビフィズス菌は「善玉菌」と言われて、健康に良いと信じられてきました。ところが近年の遺伝子解析による研究で、まったく真逆の事実が明らかになっています。例えば、『胃ガン患者の胃には、乳酸菌が多い』といった乳酸菌と発ガンの関連を裏付ける事実が続々と見つかっているのです。
乳酸菌が乳酸を分泌して酸性の環境をつくることで、ガンが増殖しやすくなります。
2017年、バルセロナ大学のリカルド・ペレスートマス博士らは、『ガン患者の血液中には、乳酸が多い』と発表しています。乳酸菌だけでなくガン細胞も乳酸を分泌して、自らが増殖しやすい環境をつくり出しているといいます。
2021年、日本の有明がんセンターで大腸ガンと酪酸との関係を調べた結果、『濃度にかかわらず、酪酸が大腸ガンを誘発する』と結論づけられています。
つまり、乳酸菌が胃腸を悪くするのです。
IBSの患者の胃のなかには、乳酸桿菌やベイロネラ菌といった乳酸菌が非常に多いことが判明しています。ベイロネラ菌は乳酸から、酢酸やプロピオン酸という短鎖脂肪酸をつくります。
虫垂炎(盲腸)になったのも乳酸菌が原因だった!?
お兄ちゃんが虫垂炎になったのは、乳酸菌を積極的に摂取していた事が原因だったのかも!?
松原先生の記事には、このように書かれています。↓
乳酸菌が乳酸を産生して腸内が酸性になると、盲腸が異常発酵して大量のガスを発生します。盲腸が膨満すると、反射的に下行結腸やS状結腸が痙攣して細くなります。そのため便秘になり、ガスが横行結腸にたまるのです。
これだったんだ!
お兄ちゃんが虫垂炎になったのは、栄養療法のクリニックに通い始めて1ヶ月が過ぎた頃でした。
カンジタ除菌だけでもダイオフ症状が辛いのに、乳酸菌を積極的に摂っていた事で、お兄ちゃんの腸内は異常発酵を繰り返していたのかもしれません。
この時のクリニックの先生は、盲腸になった原因も、朝起きた時のお腹の張りも、検討がつかないようで頭を抱えていましたから・・・栄養療法のクリニック選びは当たりハズレがあってホント難しいです。。。
偏頭痛の根源は「腸内細菌」
偏頭痛の原因までも腸内細菌にあるって、これも目からウロコ!
松原先生の説明がとっても解りやすかったので、引用させて頂きます。
偏頭痛は、10代の初めの頃に発症することが多く、こめかみが心臓の鼓動に合わせてズキンズキンと脈打って頭が痛くなり、しばらくすると吐き気がしてきて、何も食べたり飲んだりできなくなります。大抵は半日くらいで治まりますが、なかには数日寝込んでしまう人もいます。このような偏頭痛を、毎週くり返している人も少なくありません。
また偏頭痛の人は、痛くないときでも痛みや刺激に過敏で、大きな音やまぶしい光、強い匂いによって具合が悪くなります。運動や入浴、マッサージなどでも偏頭痛がおきやすいので、どんなに首や肩が凝っていてもマッサージすると偏頭痛を誘発させてしまいます。
食事も、血流を良くする作用があるものを摂取すると偏頭痛がおきやすくなります。
偏頭痛は、なぜおきるのでしょうか?
偏頭痛の人たちは、お腹がいつも張っています。つまり、ガスが過剰に発生しているのです。
大腸のなかには、およそ1000兆個もの腸内細菌が棲息しています。人間の細胞数がおよそ38兆個といわれていますから、いかに多いか分かるでしょう。細菌だらけの大腸が膨満すると、腸内細菌が血液に侵入します。
血液に侵入した細菌は免疫細胞に殺されますが、その際に軽度な炎症がおきて「炎症性サイトカイン」がつくられます。炎症性サイトカインは、「炎症をおこせ!」という免疫細胞へのメッセージ物質です。
この炎症性サイトカインが全身に循環して、すべての免疫細胞に「炎症をおこせ!」というメッセージが伝えられます。炎症性サイトカインは、脳にも流入します。すると脳内の免疫細胞(ミクログリア)が活性化して、「キヌレニン」という神経毒が生成されます。
すると、精神を安定させる神経伝達物質であるセロトニンの生成が妨げられて、脳内のセロトニンが不足します。
セロトニンが減ると、三叉神経からCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)やプロスタグランジンといった炎症性物質が放出されます。そして、三叉神経から放出される炎症性物質によって脳の血管が拡張して、偏頭痛がおきるのです。
つまり根本は、「腸内ガス」によって腸内細菌が血液に侵入することにあるのです。腸内細菌の侵入によっておきた「炎症」が、脳に飛び火したようなものです。
したがって、偏頭痛を防ぐには腸内ガスを減らせばよいわけで、それには腸内細菌を減らせばよいのです。
引用: 体質改善の秘訣(松原先生のブログ)
脳腸相関という言葉は知っていましたが、ここまで具体的に想像出来ていませんでした。
あれから一年、せっせと乳酸菌を続けていたのが不調の原因だったなんて・・・
ホント、お兄ちゃんに申し訳ない気持ち。。。
まとめると、
様々な不調の原因は、
腸内ガスによって腸内細菌が血液に侵入することだった!
胃腸の状態が良くない人に、積極的に乳酸菌を摂る事自体が致命傷になる可能性がある。
という事なので、
早急にやるべき事は、リーキーガットの修復という事が見えてきました。
次の記事でやるべきこと、まとめてみたいと思います。