先日受けた毛髪ミネラル検査と血液検査をもとに、カウンセリングを受けてきた時のまとめです。
血液検査のデータより
まずは、気にされていたフェリチンは150ですので、貧血の心配はありませんね
お兄ちゃん
はい。化学物質過敏症のある人なので、できる限り普通の食材から鉄剤をとって頂いたほうがいいです
要注意なのはコレステロール。HDLコレステロールと、中性脂肪が少なすぎるところです
今までお腹の調子が悪くて、「食べても食べても必要なコレステロールが作られていない」という事だと思います。血液が痩せているということです
それが毛髪検査でも反映されていました。
総コレステロール 116 基準値150~219
HDLコレステロール 48 基準値40~80
LDLコレステロール 54 基準値70~139
中性脂肪 25 基準値50~149
コレステロールってホルモンの材料になるのですが、これが結構低いんです。ですので腸内環境を整えながら食べる量を増やしていくといいですね
母
本によっては胃腸を休ませる時間が必要という事で、1日1食や2食を推奨しているのを読んで信じているところがあるのですが、、、
今はその段階ではないです。。
まずはもう少し体重増やす事の方が大事です。体が重いなぁとなった場合には、そういった調整も必要かもしれませんが、今はその段階ではないですね
BMI値が低下してくると、いろいろと症状が出始めてくるので、もう少し太れるといいですね
ASTとALTも低いですね。これは代謝に関わる酵素なので、全体的に栄養が回ってない感じが出ています
今の状態ですと、数日食べられない日が続いただけで、体としてはすぐ反応が出て、疲れやすくなったりしてしまうと思います
お兄ちゃんの今の身長と体重は、171cm 55キロ。標準体重内ではあるけれど、ギリギリ痩せ型との境界線上。
ガッツリ食べられるようになった今も、拒食症になって以来、太れなくなったと思っていましたが、まだまだ栄養が吸収できてなかったんだと知り、ショックでした。
毛髪検査のデータより
毛髪検査の数値の見方は、-1は気にしなくていいので、-2から-3の所が要注意となります
消化器官が-2で前回と変わっていません。お腹の調子が悪いんですね。かつ、自律神経失調症も-2で前回と変わっていないので、気圧とか気候の変化に体調がついていかないというのがあると思います
改善したのは、低血糖症ですね。前回-2だったのが-1になってます。なので低血糖症は改善しています
ところが怠さと倦怠感が-2で変わっていないんです。鬱がもともとゼロで、今回もゼロですけど、その下の不安神経症は-2で変わってません
お兄ちゃん
これってどういう差があるんですか? 鬱と不安神経症と
鬱というのは、自分の好きな事にも興味が無くなります。不安神経症は好きな事は出来ます
お兄ちゃん
精神的ストレスは改善されてるんですが、物理学的ストレッサーは-2で変わっていないので、電磁波が影響しているのだと思います
化学的ストレッサーは-2で変わっていませんでした
お兄ちゃん
お兄ちゃん
飲んでないのだとすると、農薬か食品添加物ですね。それが体の中から抜け出ていないという事になります。お兄ちゃんの体はそういう人工物を嫌がる体だという事です
母
農薬や添加物は、この一年間凄く気を付けてきたんですけど・・
・・・
逆流性食道炎は本当に良くなりました。前回-2だったのが今回ゼロでしたので、これはホントに良くなっていますね
強迫性障害も良くなっていて、血液循環も良くなっています
母
一年前と比べてデータ的には良くなっているのに、強迫性障害の症状としてはエスカレートしているのですが・・
強迫行為をしていると落ち着くんですよね? それは不安から来るものなので、不安になりやすい神経の状態っていうのは、やっぱり情報伝達が出来ていないって事なんです。改善するためには、レシチンとDHA/EPAを入れていく事が必要になります
強迫行為を止めるというよりは、それをしていると落ち着くので、その不安を取り除いていくという考え方ですね
やっぱり腸が悪いって出ていますね。。
腸内常在菌は改善したんですが、大腸炎があるようです。かつ冷え性もあるので、18歳の男性にしては体が冷えている
それと、化学物質過敏症(-1)あるので、わずかの化学的な物に関してはかなり敏感な方だと思ってください。他の人と同じように外食したら良くないという事です
母
-1は気にしなくていい範囲と仰っていたと思うのですが?
そうですね。。ただこれに関しては、前回も-1で、今回も-1なのでお兄ちゃんの体質として考えて頂いて、他の人よりも自然じゃない物を受け付けないんだって考えてもらった方がいいと思います
こういう体質の人は結構います。特に都会に住んでいる人に多いですね。田舎に住んでいると、これは滅多にないんですよ
お兄ちゃん
やはり油とか添加物に反応するんだと思います。けれども、これから大学生になって、お付き合いとかで外食の機会も増えると思うので、そういう時はちょっと酵素を足してあげると少し楽になると思いますよ
食物繊維は改善しています。野菜の摂取量が増えたという事ですね。チロメサールとカドミウムはゼロになりました。ところがアルミニウムとダイオキシンが残っているんです
母
アルミニウムに関しては、基本的にアルミを使った料理などで、アルミニウムが溶けてしまっている事が多いです。あとはベーキングパウダーとかもそうですね
ダイオキシンは外食とかお惣菜に入っているものですね。土に含まれているので、根菜類を充分に洗い流されていなかったりすると残ってしまいます
母
根菜類も皮も剥いて食べるくらい気を付けていたんですが・・
・・・
ビタミンB1が減ってしまったんですね。-1だったのが-2になってます。ビタミンB3ナイアシンと、ビタミンB6は-2のままで変化ありません
神経系の栄養素の消耗が激しいと考えられます。今摂取しているビタミン50を6錠摂るようにしてください
ビタミンCは-1からゼロになりました。
ビタミンEは減りました。ゼロから-1です。
鉄とマグネシウムは改善してゼロになっています
あとは、トリプトファンは-2から-1に改善されているんですが、GABAとDHA/EPAが-2のまま変わってないんですよ。これも神経系の栄養素がなかなか変わってくれないという状態。それと糖鎖も少ないままです。化学薬品を受けるとこれが減ってしまうので、農薬で減ってしまう人もいます
糖鎖=細胞と細胞の間の情報伝達を司っている物質
乳酸菌は-3から-1になっているので、増えていますね。グルテン不耐も-3から-2なので、体質としては変わってきています
母
グルテンフリーは頑張ってきてたんですけど、まだゼロにはならないんですね。。これってどれくらい続けたらゼロになるんでしょうか?
急にはゼロにはならないです。日本人の場合、ゼロになるまで結構時間かかりますよ。もともと合わない物を食べていたので、体が元の状態に戻るまでに時間がかかるんですよね
ゼロになったからといって、どんどん食べると、また-3になります。お兄ちゃんと限らず、日本人はグルテンとカゼインが合わない人がほとんどなんです
カゼインもイースト菌も-2から-1になっているので、良くはなっているんですけれど、やっぱりまだ、神経に関与する栄養素が不足しやすい。というのがありますね
母
はい。そうですね。乳製品はもともと日本人は摂ってなかったです。それでも生きてきたので、。いらないものなんです
母
レシチンは-2ですが、本人が気に入っているので1年間欠かさず飲んでいたんですけれど、それでも上がらないものなんでしょうか?
ダイオキシンがあると上がらないですね。それと電磁波を浴びていると上がらないです
母
お兄ちゃんは、携帯も持ち歩かないし、持って行ってもほとんど電源を切っているんですけれど・・
母
電子レンジも使わないようにして気を付けているのですが。。
普通にWi-Fiの環境にいれば浴びてしまっているので、レシチンが減るんです。電磁波っていうのはそういう物なんです
お兄ちゃん
心理的外傷ストレス障害というのは? PTSDのことですよね?
そうです。これは-1でしたので、これくらいで漢方を処方する事はあまりないです
何故かというと、-1からゼロになれる力を持っているからです。-2くらいの方ですと日常生活に支障が出てしまっている事があるので何度検査をしても-2の方には漢方を処方することがあります
母
今のお兄ちゃんはかなり支障が出てしまっている状態なのですが・・
マイナス思考に囚われているという感覚は今でもありますか?
お兄ちゃん
それはDHAとEPAの不足による症状なんですよ。だから魚をメインに食べて行くと治っていきます。とにかくお兄ちゃんの症状には、魚の油が必要なんです
魚は週に何回くらい食べますか?
母
週5回くらいでしょうか。。お刺身は週に2回くらいですが、毎日何かしらの形で魚を食べるように努力はしています
やはり、お兄ちゃんに今必要なのは魚の油なんです。一番はお刺身、あとは焼き魚でも全て油が落ちてしまうわけではないので、大丈夫です。ですが、刺身を食べている方が一番治りがいいです
一番治りが悪い人が、揚げ物の魚を食べている人。それは全然治せないです。魚のフライとか天ぷらはダメなんです
母
望ましくはないです。緊急時は仕方ないですが、日常生活で摂るものではないです
缶の中の金属が溶けているんです。魚の缶詰は加熱されているので、缶の表面にある金属が液体に溶け込んでいることはあるんです
母
オメガ3の換算量としては、ブリだとだいたい半身くらいですかね。お刺身だったら、6切れくらいでしょうか
毎日食べていただくか、サプリで補ってもらうか、オメガ3は脳に存在している油なので足りなくなると神経伝達が上手くいかなくなるので、何かしらの症状が出てきてしまうんです
油物の食事が多かったり、お肉の脂が多かったりすると、お肉の油って悪玉コレステロールになりやすいんですね、反対にお魚に含まれる油はHDLという善玉コレステロールになりやすいんです
そういったバランスもあるので、お肉を沢山摂り過ぎてしまうと、お魚系統に含まれる油が消耗しやすいという事になってしまうんです
母
お魚の油って体内では絶対に作られないので、摂らなかったら枯渇してしまうんです。消耗しているという考え方もありますけれど、そもそも摂っていなければ存在しないという事になってしまいます
母
ココナッツオイルと、オリーブオイル、それと米油です
米油をメインにしていただいた方がいいです。ココナッツオイルはやめた方がいいです。治療には向いてないんですよ。お兄ちゃんには脂質異常と、魚の油とビタミンEの不足があるので、こういう方には米油が向いてます。ココナッツオイルはよろしくないです
母
ココナッツオイルは健康改善にいいと思っていたのですが・・
うちでは、どんな方にもお勧めしていません。あれはただの宣伝ですね。ココナッツオイルを摂って悪くなった人がうちに来るんですよ。オリーブオイルはいいです。米油の方が、今のお兄ちゃんの体質を治すにはいいです
母
ココナッツオイルは体内の炎症を招きやすくなるので、うちでは推奨していません。ただ、MCTオイルとか、ココナッツオイルは体の中で効率よくエネルギーに変換してくれる油なので、痩せているお兄ちゃんにとっては悪くはないんです。ただメインで使うのではなく、補助的な感じならいいと思います
とにかく大切なのは、お魚の油が不足すると神経系に影響が出るので、これは絶対に摂っていただいた方がいいと思います。オメガ3に関しては、小さなお子様から高齢の方まで本当に必要な油なので
母
脂身の少ないところでムネ肉とかササミ、平飼いで飼われている鶏を選ぶなど、なるべく質のいいお肉ならいいんじゃないかと思います
お肉はタンパク量でいうとお魚と同じくらいなんです。勿論、お肉の種類によって、牛肉なら亜鉛が入っていたり、豚肉だったらビタミンB1が入っていたりと違う栄養素がありますが、タンパク量で言うとお魚でも同じように摂れるので、お肉を食べなくて困るという事は正直ないんです
豆腐と卵と魚でタンパク質を摂りましょう
まとめ
- 神経系の症状を改善するには魚の油が必須
- 一番早い解決法は、毎日お刺身を6枚くらい摂取
- お刺身が難しかったらDHA/EPAサプリで補う
- お肉を食べなくても魚でタンパク量は補える
- お肉を食べるなら脂身のないムネ肉、ササミなど
- ココナッツオイルより、米油・オリーブオイル
- 日本人は小麦・乳製品が合わない人が多い
- 化学物質過敏症は外食が向いていない体質
- 外食する時には食事前に酵素を足してあげる
- 薬・農薬・添加物・電磁波は栄養素の消耗
上記会話に出てきたダイオキシンですが、調べてみたら、お肉の脂や、魚の油にも蓄積されている可能性が高いようです。
しかも、一旦体に入ってしまったダイオキシンは半分が排出されるのに5年~10年もかかってしまうとのこと・・・
これについては、長くなりそうなので、また別記事にしたいと思います。
それと、ココナッツオイルに関しても意外な意見で驚きでした。良いと言われる物はなんでも試してきましたが、やはり情報を鵜呑みにするのではなく、ネガティブキーワードも検索した上で判断する事が大事だと改めて思いました。
これについても、後日記事にしていきたいです。
以上、いかがだったでしょうか?
お兄ちゃんの症状に特化した内容ではありますが、多くの方に参考になる部分もあるのではと思います。
しかしながら、医師によって様々な見解があると思います。
ホエイプロテイン一択!お肉を食べている方が長寿!など、今回の医師とは異なる考えを持つ医師も沢山いらっしゃいます。どの意見に共感し、どの意見を選択していくのかは、ご自身の体またはお子さんの体と相談しながら、各自のご判断で選んでくださいね。
この日、ナチュラルクリニック代々木でかかった費用は、
- 再診料・医師の診察料 2,470円
- カウンセリング料 1,650円
合計\4,120円でした。
医師の診断と、管理栄養士さんのカウンセリング合わせて約1時間でした。栄養療法のクリニックでこの価格は破格だと思います
サプリの強要もないのでホント良心的
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