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食事・サプリ 腸活

毎日欠かせないもの(8) プロテイン

投稿日:2021年11月28日 更新日:

※我が家では最終的にプロテインはやめてしまいましたが、藤川メソッドで体調改善出来た方も沢山いらっしゃると思いますので、私達が試行錯誤してきた過去記事も、どなたかの参考になれば幸いです。

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人間の体は、頭の先からつま先まで全てタンパク質で出来ているわけですが、体だけではなく心をつくる神経伝達物質もタンパク質で作られています。

そのタンパク質が不足してしまうと、ビタミンやミネラルの吸収が出来なくなってしまうので、まずはタンパク質の補給が最優先で大事になってくると言われています。

我が家も数年前からプロテインを摂りはじめているのですが、このプロテインの摂り方、実はかなり慎重に摂らないと逆効果になる事がわかりました。

 

プロテイン摂取によるリスク

1.同じものを摂り続けることによるアレルギー発症のリスク

これはプロテインと限らず全ての食品においてそうなのですが、体に良いからと毎日継続的に同じ物を摂取し続けていると、腸内に食物の抗体ができ、アレルギー反応を起こすようになってしまいます。

 

2.乳糖不耐症のリスク

日本人の3人に2人が乳糖不耐症であるといわれています。乳糖不耐症の人は、牛乳を飲んでも乳糖を十分に分解することができません。そのため小腸で吸収できずに大腸まで流れ、大腸の腸内細菌によって酸やガスが発生します。これらの刺激により腸が過剰に収縮を起こし、様々な不調を引き起こしてしまいます。

ホエイプロテインを摂取した後に、下記の症状が出る場合は、乳糖不耐症の可能性があると思われます。

  • 下痢
  • 腹痛
  • 吐き気
  • 腹部膨満
  • ガスが出る
  • 腸のゴロゴロ
乳糖不耐症とは乳糖を消化するためにはラクターゼという酵素が必要ですが、乳糖不耐症の人はそのラクターゼが十分に生成できないため、乳糖を摂取→分解→血中に吸収というプロセスを経ることが出来ず、吸収されなかった乳糖は消化器官にとどまり体内の細菌によって発酵されます。これによって、様々なガスが発生し不調の原因となってしまいます。
引用:MYPROTEIN

発疹や息苦しさを感じる場合は、食品アレルギーの可能性があるので、即中止し医療機関の受診をおすすめします。

 

3.添加物や残留農薬によるリスク

これは、ホエイプロテインだけじゃなく、大豆プロテイン、玄米プロテインなど全てのプロテインに当てはまる事だと思いますが、単純に「美味しい」「安い」で選んでしまうのはとっても危険。

美味しく、飲みやすくする為に添加されている添加物は、体に負担になるものが多く含まれています。ソイプロテインの残留農薬など、安全性の確認が取れない物は購入しないようにするなどの意識が必要と思います。

 

プロテインの安全な摂り方

プロテインを継続的に摂取する場合、

  1. 数種類のプロテインをローテーションする
  2. カゼインプロテインは避ける
  3. 乳糖不耐症の人はWPIもしくはホエイ以外を選択
  4. ホエイプロテインを選ぶならグラスフェッド
  5. 添加物無添加、無農薬の確認をする

これらの事を注意しながら、体に負担をかけずに継続的にタンパク質を摂取できるようになれるのがベスト。

1.数種類のプロテインをローテーションする

プロテインは数種類用意し、同じものを摂取する際は3日以上あけるのが理想的と言われています。

我が家がローテーションしていたプロテインで例えると、

ソイプロテイン・アイソレート→ 玄米プロテイン→ ホエイプロテイン・アイソレート(カゼイン除去)→ ビーレジェンドの無添加プロテイン

こんな感じでローテーションしていました。

最近では女性のプロテイン需要が増えてきたのもあり、オーソドックスなプロテイン以外にも、ヘンププロテイン、玄米プロテイン、ナッツプロテイン、ビープロテイン、コオロギプロテインなど、多種類のプロテインが販売されていますので、いろいろな種類を楽しめたらいいですよね。

 

2.カゼインプロテインは避ける

カゼインは、分解しにくいアミノ酸配列をしているため腸の粘膜を傷つけ、腸の炎症を起こしやすいタンパク質なので、カゼインを頻繁に摂取すると、下痢・便秘などの腸の症状を起こします。

小腸の粘膜細胞は、有機物や未消化の栄養素を取り込まないように密着しているのですが、カゼインにより損傷、または緩んでしまうと腸に穴が開き、本来体内に入るべきでない物質が血液中に入り込んでしまいます。これをリーキーガット症候群(腸管壁漏洩症候群)と呼びます。

近年、自閉症や統合失調症の治療において、カゼインの除去により症状の改善が多く報告されています。また、不定愁訴とされる頭痛、腹痛、子宮トラブル、生殖器疾患、リウマチ、アレルギー性鼻炎など、様々な症状にもカゼインが大きく関与しています。

学校給食の定番となって私たち日本人にはとても馴染みの深い牛乳ですが、知らずに「牛乳は健康に良い」という誤った思い込みが浸透しています。それは、多くの学校給食で提供され、身体によい、栄養豊富な飲み物だと子供の頃から指導されるからです。

偏った情報や思い込みではなく、様々な情報や見識を取り入れ、自分にとって必要か否か見直してみましょう。

引用:ナチュラルクリニック代々木HP

更にα-カゼインは消化できないために、アレルゲンとなり、遅延型アレルギーの原因にもなります。

我が家の兄弟は、このリーキーガットの治療により、体調を上げる事が出来ました。まずは、腸に負担になっているものを除去するのが最優先。その一因になっていたのが、このカゼインでした。

ちなみに、ヨーグルトの上澄みが「ホエイ」、中身は「カゼイン」が乳酸菌によって固まったものになります。

 

3.乳糖不耐症の人はWPIもしくはホエイプロテイン以外を選択

乳糖不耐症の人は、上記で説明したように乳糖を含まない物を選択しなければいけません。我が家では、ホエイプロテインをWPIに変えたり、お腹がゴロゴロしない牛乳として有名なアカデイに変えたりしてみましたが、最終的には牛乳も止めて、乳製品は極力摂取しないようにしています。

とくに不調が強い時には、徹底して乳製品を完全除去生活をする事で乗り越えてきました。

 

4.ホエイプロテインを選ぶならグラスフェッド 5.添加物無添加・無農薬の確認をする

現在流通しているプロテインには、人工甘味料や残留農薬など、不安な点が多くあります。

グラスフェッドプロテインは、牧草飼育で育った牛から作られたものなので、ストレスフリー、ホルモン剤フリーで有害物質の心配がないと言われています。

腸活において大事と思うのは、良いものを食べるという事よりも、身体に悪い物を入れない!という事なので、値段で選ぶのではなく、安全性を確認して選ぶようにしたいです。

 

我が家でのプロテイン歴

私の場合、「うつ消しご飯」や「すべての不調は自分で治せる」との出会いが、栄養療法への入り口でしたので、当初はこの本に書いてある事やブログを読み漁り、一生懸命に実践していました。

藤川先生が書かれていたのは、"ホエイプロテイン一択"との事でしたので、藤川先生のクリニックでおススメされているビーレジェンドのプロテインを購入し、いろんな味を試しながらコツコツと続けていました。

その間、お腹の張りが不快で飲むのが辛い時もありましたが、藤川先生の本に「長年のタンパク質不足の場合、プロテインを飲めるようになるまでには時間がかかる」と書いてありましたので、「仕方ないこと」と思いながら、休み休み飲み続けていたのですが、

この本に書いてあるように3.4カ月で改善する事はなく、最終的にはホエイプロテインが体に合わない事がわかるまでには、一年以上もかかってしまいました。。。

この間に、乳糖不耐症かも?と思い、ホエイプロテインをWPCからWPIに切り替えて試してみたりもしていたのですが、それでも体調変わらず、結果的には乳製品自体がアレルゲンになっていた事が判明したのです。

もっと早く、遅延型アレルギーの検査か、毛髪ミネラル検査を受けていれば良かった。。。

言い訳になりますが、
食べ物を変えた事によっての体の反応って、ある程度の月日を試さないとわからない事ってありますよね。。。

この頃、もっと詳細にレコーディング(記録)して、もっと早く気づいてあげられたら子供達の貴重な時間を失わずに済んだのに・・と悔やまれます。。。

 

効率のよいタンパク質の摂り方

タンパク質の中でも、お肉は消化するのに10~24時間と長時間かかってしまので、胃腸が弱っている時には負担をかけることになり、それが腸の炎症の原因になってしまう事もあります。

ですので、胃腸が弱っている時には下記の事に注意してみてください。

  1. 食材をよく噛む(ゆっくり30回)
  2. ミンチ、すり潰すなど、より小さい形状にする
  3. ボーンブロスとして摂る
  4. プロテインで摂る
  5. 消化酵素を摂る

これはお肉だけの話ではなく、タンパク質を効率よく消化、吸収させるために必要な事ですので、プロテインに頼る事だけではなく、毎日の食事で少し意識を変えるだけでも改善出来ちゃいます。

 

いかがでしたか?

体にいいと思って摂取していたものが、腸内環境を悪化させていたとしたら本末店頭ですよね。「美味しい」とか「飲みやすい」だけではなく、自分の体に合っているかどうか見極めながら、継続できるスタイルを見つけてくださいね。

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栄養療法は最強の治療法だと思いますが、独断で始めるのではなく、栄養療法のクリニックで検査をして、今体の中で何が起こっているのかを知る事が何より大事。

まずは知る事!そして出来る事から実践してみてくださいね。

大丈夫!きっと良くなります!

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