9月から大学に復学したお兄ちゃんですが、
インフル蔓延の為、新学期早々リモート授業になり、喜んでいたのも束の間、その後すぐに対面授業が始まりました。
ですが、お兄ちゃんはまだ一度も登校出来ていません。
頭痛や倦怠感が酷くて、リモートで授業を受けている状態です。
コロナ禍の経験で、大学側にリモートの選択肢が出来た事は本当に有難い限り。
「やっぱり学校に行く事自体がストレスなんじゃない?」
と思われそうですが、、、
学校行く行かない関係なく、ずっと倦怠感が続いてるんですよね。
この頭痛と倦怠感は、「2ヶ月前にコロナになってから酷くなった」と本人は言ってるけど、一年前に休学してから、100%フル充電になった事は一度もないように見えます。
栄養療法はじめて5年。
この一年間も、いろんな事頑張ってきたのに・・・
まだ本当の原因に辿り着いていないのだろうか? と、落ち込む日々です。
だけど当の本人は、
「そのうち行けるっしょ」
と、相変わらずひょうひょうとしてます。
イタリア行く時もそうだったけど、私なんかよりずっと楽天家だったみたいで、そんな人がどうして強迫性障害になってるのか、よくわかんないです。
休学中の1年間してきたこと
- 強迫性障害のカウンセリング
- エネルギー療法
- 栄養療法
- 漢方
- EAT(Bスポット療法)
- SIBO対策
- 陶芸教室
- たまにランチ
- お家ヨガ
- 洋画三昧
- スキー
- マウンテンバイク
- 家族旅行
- イタリア一人旅
いろいろと書き出してみましたが・・・
基本的にはずっと家にいて、絵を描いたり、好きな洋画を観たり、ゲームしたり、、、とにかく、ひたすらのんびり過ごした1年間でした。
お兄ちゃん的には、必要な休息だったのかもしれないけど、母としては、1日でも早く元気にしてあげたいと模索し続けた、苦しい1年でした。
死にたくなるくらいのどん底を味わった昔と比べたら、今がどれだけ幸せなことかということもわかっています。
ご飯食べられるし、普通に歩けるし、本を読んだり、映画を観たり、マウンテンバイク乗ったり、旅行に行ったり、これだけ好きな事が出来るんだから、いいじゃないかって。
お兄ちゃんの事知らない人が見たら、普通に元気に見えるでしょう。
だけどね、頭痛や倦怠感から解放される事がない生活がどれほど辛いことか・・・
見た目からは計り知れない苦しさは本人にしかわからないこと。
もっと自由にやりたい事ができたらいいのに・・・
家族以外の居場所を見つけてあげたい・・・
生き生きとできる居場所を見つけてあげたい・・・
夢中になれる何かを見つけてあげたい・・・
何よりも何よりも、
体の不調を感じる事なく過ごさせてあげたい・・・
こんな事を思って、ときどき気持ちが溢れてしまいます。
元気な体に産んであげられていたら、こんな苦労しなくて済んだのにって・・・
いろいろ試してきた治療効果について
- 強迫性障害のカウンセリング
お兄ちゃんが休学した時、「まずは強迫性障害をちゃんと治そう!」という事で、強迫性障害専門のカウンセリングの先生探しから始めました。
いろいろあって辿り着いたのが、岡嶋美代先生。
穏やかな話し方で、優しくて、強迫性障害の事を熟知されていて、沢山の患者さんと向き合ってきた経験から、いつも的確なアドバイスを頂けるので、岡嶋先生に言われた事を素直に実践される方は、きっと快方に向かっていく事が出来るんじゃないかと思います。
お兄ちゃんの場合、強迫性障害よりも体の不調の方が辛くなってきてしまったのでカウンセリングは一旦お休みしてますが、やはりこの病気は支えている家族も巻き込まれている当事者になってしまうので、信頼できるカウンセラーが居てくれるかどうかは雲泥の差になると感じています。
有名な岡嶋美代先生のカウンセリングがオンラインで受診できるここは、ホント奇跡的な発見でした。
過去記事:OCDのカウンセリングの先生がやっと見つかりました
- エネルギー療法
世界的に見ると補助医療として使われているエネルギー療法ですが、遠隔でもその効用は発揮できるそうで、凡人の私には理解できない事も多く摩訶不思議な世界ですが、
お兄ちゃんにとってここに通う事は、明らかに癒しの場所になっている様子です。病気を治してもらうというよりは、心に溜まった何かをリセットしてもらうような感じでしょうか? ヒーラーの先生とお話しして帰ってくると、明らかに表情が変わっているので、その未知なるパワーに驚かされます。
過去記事:エネルギー療法
- 栄養療法
起立性調節障害【克服】の為の食事をひたすら実践。
毎日の食事は基本中の基本ですから、「体に不要な物を入れない」という事を可能な限り自力でカバーするようにしています。
高価なサプリを摂るよりも、毎日口にする食事を見直す事が何よりも大事。
- 漢方
半年くらい続けてみましたが、特に体調に変化なくやめてしまいました。
けど、漢方を日々の生活に上手に取り入れている方もいらっしゃいますので、引き続き情報収集しつつ、お兄ちゃんもスポット的な感じで取り入れていけたらいいなと思っています。
- EAT(Bスポット療法)
慢性上咽頭炎の治療(EAT:Bスポット療法)は、コロナ後遺症や慢性疲労症候群、起立性調節障害にも効果ありと言われていて、栄養療法のクリニックなどでも紹介されている治療法ですが、あまり知られていないのが現状。
心身症やうつ病、自律神経失調症、めまい、関節リウマチ、習慣性扁桃炎、アレルギー(皮膚、鼻、喘息)などにも効果があると報告されている画期的な治療法なのに、治療が出来る病院がまだまだ少ないんですね。
過去記事:慢性上咽頭炎
慢性上咽頭炎の治療(EAT:Bスポット療法)は自律神経を直接刺激してくれる唯一の方法なのと、一回の治療費が360円と、とにかく安い!これで効果あるのなら、どんどんやって~と思うのですが、
この治療のネックになっているのが、鼻の奥と喉の奥(上咽頭)を数十秒グリグリされるので、相当痛いらしくて、その後についてくる頭痛もかなり不快ということ。
そして、そして、その効果を感じられるまでには最低10回~30回くらいは通わないといけないというところ。
通ってる本人的には、痛いし、1回で劇的な変化があるわけじゃないから、「これってやってて意味あるの? 」「もう行く必要なくね?」って感じになっちゃうんですよね。。。
通い続けるモチベーションを保つのがなかなか大変なのです。
なので、お兄ちゃんも自力では行ってくれなくなっちゃったので、車で往復3時間かけて連れて行ってます。。。
今までで、通算30回近く通っているかな? ちょくちょく風邪ひいたりするので、効果はいかに? って感じですが、せっかく通える病院があるので淡々とこなしてる感じになってます。
先日、EATの治療に連れて行く車中で、
「お母さんがお母さんで良かったね」
と、唐突に言ってみたら・・・
「だね。他の人じゃ無理っしょ」
「お母さんじゃなかったら俺死んでたと思うよ」
と、意外にも素直な返し方をされてびっくり。
嬉しかったけど、なんだか切ない気持ちもありで、
親子仲良しなのはいい事だけど、私達から自立させてあげないといけない事だから。。。
早く、病気からも、親からも解放させてあげたいです。
- SIBO対策
これは現在絶賛治療中ですが、今までで一番効果を感じています。
だけど、SIBOとの戦いを自力で進めるのは、本当に難しくて難航中。
低FODMAP食を実践しつつ、病院探しをしています。
過去記事:SIBO
いま幸せ?
お兄ちゃんと一緒にテレビを観ていた時、いろんな外国での生活を紹介している中で「いま幸せですか?」と質問しているシーンがあって、
思わず、お兄ちゃんにも、
「いま幸せですか?」
と聞いちゃいました。
「幸せです~」
と即答!
私としては、こんな状況でも「幸せ」と即答してきたお兄ちゃんにビックリ。
逆に私が質問されていたら、言葉に詰まっていただろうに、
お兄ちゃんは本当に強くなりました。
私が勝手に落ち込んでいる場合じゃなかったです。
大変だったイタリア1人旅も、今ではいい思い出になっているようで、また行きたいと思いを募らせています。
相当な自信にも繋がったみたいで、自己肯定感も爆上がりです。イタリアに行かせてあげてホント良かった。
大学2年生となった今の状況はこんな感じですが、お兄ちゃんの生命力を信じて、引き続き私も頑張らなきゃです。